主催者から一気にただの参加者に落とされた脱衣拳。
そしてどんなに戻ろうと思っても主催者本部に戻れないので
――そのうち脱衣拳は考えるのをやめた。
考えるのをやめた脱衣拳は近くにいた参加者の秘孔を手当たり次第に突きまくった。
「服は脱ぎ捨てるもの!そして命は投げ捨てるもの!」
「「ほげえええっ!」」
秘孔を突かれた参加者たちはシン・アスカのように飛び散った。
【ピクル@範馬刃牙 死亡確認】
【夢原のぞみ@Yes!プリキュア5 死亡確認】
【哀川潤@戯言シリーズ 死亡確認】
【フィアンマ@とある魔術の禁書目録 死亡確認】
その屍の中で、脱衣拳は力の限りの大声で叫ぶ。
「東京タワアアアアアアアアアアア!!ヘルプミイイイイイイイイイイイ!!」
次の瞬間脱衣拳の姿が掻き消えた。
「まったく、本当に世話が焼けるんだから」
「すまぬ…すまぬ…
でも大騒ぎすればきっと気づいてくれると思っていたよ」
空間転移装置によって東京タワーちゃんに呼び寄せられた脱衣拳は、今は南極にあるカオスロワンアイドルの審査会場に転送されていた。
「それにしても呆れたわ。
調子に乗ってロワに出向いていったら主催者から追放されたなんて」
「いやぁ面目ない。
だが空間転移装置を使ったことを黒幕のお偉いさん方にどうこう言われなければいいんだが」
「それは平気でしょ、私たちと主催は建前上まったく関係のない組織なんだから
仮に
フォルカ・アルバーグが私たちの存在を感知しても、そのことで主催に危険が及ぶことはないわ」
「フォルカ・アルバーグ……ウルトラマンノアか、なんとも厄介な奴が出てきたな。
どう思う、奴に勝てると思うか?」
「勝つ可能性ならあるわ。
その為のカオスロワンアイドル計画ですもの」
長い廊下を渡り、その突き当たりにあるドアを東京タワーちゃんは開けた。
中には無数のモニターと、忙しく走り回る無数のスタッフの姿があった。
「帰ってきたか。それがお前がいなかった間の選考結果だ」
相変わらず不機嫌そうなサイモンが書類を東京タワーに渡す。
「話には聞いていたが……こりゃあすごいな」
モニターを眺めていた脱衣拳が驚嘆とも呆れともつかない感想を漏らす。
そこに映っていたのは山のように積み重なるカオスロワンアイドル参加者たちの死体だった。
様々な作品から集められた何千、いや何万ものキャラクターが、選考から脱落して次々と死んでいく。
それは阿修羅地獄もかくやと思わせる光景だった。
「これはアイドル審査の一部に過ぎないわ。
この南極基地も世界各地にある審査会場の一つに過ぎない」
驚く脱衣拳を尻目に、東京タワーは冷めた口調で話す。
「一種の蠱毒
みたいなものよ。
膨大な参加者たちを競わせ、その中で人工的に決戦存在を作り出す……。
総意を超える個の可能性……それを限界まで
そして限界以上に引き出す存在。それが我々の求めるカオスロワンアイドルよ。
その存在が持つ可能性は、フォルカ・アルバーグやウルトラマンノアすら凌駕するでしょう」
「なるほどねぇ。しかしそんなに上手くいくかな」
「上手くいくように努力するわ。
……それより貴方はこれからどうするの?」
「うーん、出来ればまた主催になりたいが、しばらくは無理だろうな。
復活者を殺す仕事も次の主催者が引き継いでるだろうし……
まあ俺は当分、ここでカオスロワンアイドルを見物させてもらうとするよ」
【一日目・12時15分/南極狂気山脈・カオスロワンアイドル審査会場/天候・猛吹雪】
【脱衣拳@TCBR】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
1:しばらくはカオスロワンアイドルを見物する。
2:隙あらばまた主催者になりたい。
※主催者の座を追われ、参加者に格下げされたようです。
【東京タワーちゃん@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 エージェント 常任審査員 軽傷
【装備】予選応募者の名簿
【道具】支給品一式ほか多数
【思考】
基本:あの人と一緒にカオスロワを盛り上げる。
1:カオスロワンアイドル計画を進める。
※今期世界の東京タワーの役割も果たしているみたいです。
※真の主催者のエージェントの一人だったようです。
※ついでにカオスロワンアイドルの発案者だったそうです。
※どうでもいいと思いますが、脱衣拳とは切っても切れない程の仲になった模様。
【サイモン・コーウェル@アメリカン・アイドル】
【状態】健康 碌でも無い参加者ばっかでうざったい 常任審査員 エージェント
【装備】予選応募者の名簿
【道具】支給品一式多数
【思考】
基本:カオスロワンアイドルをプロデュース
1:どうしようもない奴しかいないな。
2:???
【カオスロワンアイドル関係者一同@???】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 他不明
【思考】
1:がんばる。
最終更新:2011年02月25日 00:21