ロボ・サイボーグバトルロワイアル終了からはや1年と4ヶ月。
何をどうやったのかは不明だが、あの男がカオスロワにやってきた。
流体多結晶合金製のボディを持つ殺人マシーン、T-1000である。
彼の目的はこのバトルロワイアルを円滑に進める事。
所謂ジョーカーという奴である。
「…」
この殺し合いの会場に転送されて程なくして、T-1000は二人の人物が交戦している光景を目の当たりにした。
いや、正確には「二人」という表現はおかしい。
何故なら片方は人間ではないのだから。
金属のボディを持つその姿は紛れもなく自分と同じターミネーターであった。
見れば、金属の男のほうが生身の男に追い詰められ、防戦一方となっているではないか。
どうも武器を落としてしまったらしい。
生身の人間相手に苦戦するとは情けない。と、殺人機械の彼が思ったかどうかは定かではないが、
殺し合いを円滑に進めるべく、利用可能なターミネーターの数を減らすのは得策ではない、と彼は判断した。
気配を殺し、生身の男に近づき、ニードルに変化させた腕で胴体を貫く。
勝負は呆気なく終わった。
機械の名はT-800。そして人間の方の名は刹那・F・セイエイと言った――――
◇
「すまない、助かった」
落ちていたウルトラアイを拾い上げ、刹那はT-1000に礼を言う。
「…」
それに対してT-1000は無言のまま、やれやれといった具合に首を振った。やはり、呆れているのだろうか。
それにしても何故、主催者側のT-1000が対主催の刹那を助けたのであろうか。
ネタを明かそう。T-1000は溶鉱炉で全身を溶かされた状態から、カオスロワ補正で復活した。
だが、世の中そんなに上手くいくわけがなかった。壊れた機械を100%元に戻すのは難しい。
ましてや彼は全身が液体金属で出来ている複雑な構造である。
そんなものが溶けて、また元に戻るなんて都合の良い話があるだろうか。
つまるところ、バグっていたのだ。
ロボロワにおいてヘタレジョーカーと嘲笑されてきた殺人機械T-1000。
悲しいかな、彼はここカオスロワにてポンコツっぷりに磨きをかけて復活した。
(思考が読めない…人間じゃないのか?)
「…」
「俺は刹那、刹那・F・セイエイ。あんたは?」
「ゲイ専」
「は?」
「ゲイ♂専」
「いや、だから…」
「ゲゲゲゲゲゲゲゲgggggggggせせせせせん1000」
「もういい黙っててくれ」
「…」
バグっていた。
【一日目・11時30分/神奈川/天候・真夏日】
【T-800@ターミネーター 死亡確認】
【ウルトラマンゼロ@ウルトラマンゼロTHE MOVIE】
【状態】健康、刹那と同化、T-1000に対する不信感
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:ロワを止める
1:なぁ何か今腕がありえない事になってなかったか?
【刹那・F・セイエイ@劇場版ガンダム00】
【状態】メタル刹那、ゼロと同化、T-1000に対する不信感
【装備】ウルトラゼロアイ@ウルトラマンゼロTHE MOVIE
【道具】不明
【思考】
基本:ロワを止める
1:俺がウルトラマンだ
2:そして俺がガンダムだ
3:何言ってんだコイツ…
【T-1000@ロボロワ】
【状態】バグった
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
基本:バトル・ロワイアルが円滑に進むように行動する。シグマとスカイネットの命令には絶対服従。
1:メタルってる奴=仲間
2:生身っぽい奴=人間
※刹那をターミネーターだと誤認しました
最終更新:2011年02月26日 00:25