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 アンチ連盟が大変になっている中、難を逃れた者がいた。
6/氏と一緒にいるごん?いや、彼だけではない。それは……。

「ポディマハッタヤさん、ほしいい……食べる?」
手のひらに載せた、干し飯を差し出す幼女。名前は『ちいちゃん』。
こんな幼女でも、アンチ連盟の一員なのだ。底知れない。
「これ、あまり好きじゃないデス。女房の作る2種類の豆のカレーが食べたいデス」
ヘルメットをかぶり、褐色のマッチョボディを見せつけている男。名前は『ポディマハッタヤさん』。
今までは、鉱山で黒鉛を採る仕事に就いていたのだがなんやかんやでアンチ連盟に入った。
「忘れたのかい、ポディマハッタヤさん」
「大造じいさん」
大造じいさん。猟銃を担ぎ、猟師服が板についている熟練の猟師だ。肩には雁が止まっている。
その、大造じいさんが言った。
「ここはバトルロワイアルの世界だ。この状況下でカレーなど食べたら
……否、カレーなど食べようとしたら……どうなるかわかってるな?」
「……そう、でしたね」
少し、声を落としボディマハッタヤさんは干し飯を少しかじった。

さて、アンチ連盟の3人がここにいる理由はほかでもない。
「危険度MAX参加者のアッコさんと勝俣を倒す」。
これがこの3人に課せられた任務だ。それゆえ、『外回り』という形になったため
『本部凍結事件』から助かる形となったのである。よかったね。
「ね、だいぞーじいさん。今アッコさん達はどこにいるの?」
「今かの?」
大造じいさんはタブレット端末型探知機に目を落とす。
この示す印をもとに、アッコさんを追いかける彼ら。
しかし、アッコさんの所持する『どこだかドア』の所為で着いたと思ったら、
すでにアッコさん組は移動済みでした、ちゃんちゃん♪というオチを彼らは何回も繰り返していた。
今回もはるばる、カンボジアはアンコールワットまでやってきたのだが
やっぱりというかなんというか、すでに移動した後。ため息の連続だ。
彼らもまた、『流浪の民』なのである。
「しかしデスネ、もし見つけても僕らの相手になるんデスカ?」
「あきらめたら、そこで試合終了。それが我々のモットーだろう」
「違いますヨ、『不屈の心はこの胸に』デスヨ」
「そうだったかの……?」
そんな漫才を繰り広げる2人に、ちいちゃんは呆れながら言った。
「で、どこにいるの?アッコさん達は」
「おっと、忘れていた。……リビア?」
「アフリカの国デス。時間がありません、早く行きマスヨ」
ああ、といいながら大造じいさんは肩に止まっている雁を地面に下ろした。

「残雪、頼むぞ」
「くけー」
『残雪』と呼ばれた雁が一声鳴くと、急にその体が光りだし……巨大化した。
「何度見てもすごいデスネ」
ポディマハッタヤさんは大きくなった『残雪』を見上げる。
「かんしんしてるばあいじゃないでしょ、行くわよ」
すでにちいちゃんや大造じいさんは『残雪』の背に乗っている。
「行くぞ、残雪!『リビャー』へ!!」
「リビアデスヨ、大造じいさん……」
こうして3人を乗せた巨大な雁は空へと舞いあがって行った。

……それから1分もしないうちに荷物を抱えた1人の少年が駆け寄ってくる。
名前はエーミール。彼もまたアンチ連盟の一員なのだが……
食料調達などなどをしている間にその他のメンバーに置き去りにされてしまったようである。
怒りに打ち震えるエーミールは静かに……後に、激しく叫んだ。

「そうか、そうか……つまり君達は……そんな奴だったんだなァァァァァァァ!!!!」

置き去りにされたエーミール。はたして、彼の運命は?
それは誰にもわかりまへん(笑)ちゃんちゃん♪

【一日目・12時07分/カンボジア・アンコールワットの近く/天候・曇】

【大造じいさん@大造じいさんとガン】
【状態】健康
【装備】猟銃、猟師服、残雪(魔改造済み)
【道具】支給品一式、タブレット端末型探知機
【思考】基本:アッコさん達を探し出す
1:いけ、残雪よ!

【ちいちゃん@ちいちゃんのかげおくり】
【状態】健康
【装備】干し飯×5、防空ずきん
【道具】支給品一式
【思考】基本:アッコさん達を探し出す
1:まにあえばいいけど。

【ポディマハッタヤさん@いっぽんの鉛筆のむこうに】
【状態】健康、
【装備】ヘルメット、鶴嘴
【道具】支給品一式
【思考】基本:アッコさん達を探し出す
1:カレー、食べたかったデス

【エーミール@少年の日の思い出】
【状態】健康、強い悲しみと怒り
【装備】特になし
【道具】支給品一式
【思考】基本:(怒泣)
1:君達、覚えてろ!
最終更新:2011年02月27日 10:15