「困ったなあ、一体何がどうなっているんだろう」
湖の湖畔に座って、ため息をつく眼鏡の中年男性。
かなり理不尽な理由でこの場に連れてこられた者の一人、岡崎直幸である。
「私の知り合いはいないようだけど・・・・・・早く朋也くんのところに帰らないと」
息子とはあまり良好な関係ではないが、あの子が自分がいなくても生きていける人間だとは思えない。
こうしている間にも、自分でご飯も作れなくておなかを空かせているかもしれない。
「うん。早く帰らないと・・・・・・他の人を殺してでも」
殺人など、許されることではないとはわかっている。息子も、そんなことをした自分を許してはくれないだろう。
それでも、彼は何としてでも家に帰らなくてはならなかった。
幸い、彼の支給品はずしりと重い拳銃だった。
「これなら、私でも十分戦える」
弱そうな人から順に殺していき、何としてでも自分が最後の一人になる。
そう決意すると、直幸は腰を上げ、最初の標的を探して歩き始めた。
少し歩くと、暗闇の向こう側に小さな人影が見えた。
足音を殺して近づくと、それは小柄な少女だった。それも見たところ丸腰だ。
しかも支給品を確認しているのか、地面にうずくまっていて全くこちらに気がついていない。
ついていた、と直幸は想った。
「
ごめんよ。本当にごめん」
直幸はそう呟いて、銃口を少女に向けて引き金を―――
「ああそうか、安全装置を外さないといけないんだね。うっかりしてたよ」
直幸は頭を掻くと、慌てずに安全装置を外した。
そして再び、銃口を彼女に向けると引き金を―――
「ああ、弾丸が入って無かったよ。いけないいけない」
直幸は急いで鞄を開け、弾丸を銃に補填した。
「やれやれ、
これでもう大丈夫だろう」
そして直幸は、今度こそ銃口を少女に向け、引き金を引いた。
夜の闇を裂いて、銃声が響いた。
「いたたたた」
直幸は、右耳をおさえて地面に膝をついた。
右耳からはどくどくと血が噴出している。
「ああ、銃口を間違えて自分のほうに向けちゃったよ・・・・・・」
少女は当然、とっくに逃げ出していた。
【一日目 1時】
【B-6 教会周辺】
【岡崎直幸@CLANNAD(その他・CERO15 or 18)】
[状態]:右耳を負傷
[装備]:トカレフ
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:とりあえず血が止まるまで待つ
基本:優勝して、息子の待つ家に帰る
【アイシア@D.C】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]:不明
最終更新:2007年03月01日 21:37