とりあえず東京に向かおうとする圭一たち。
しかし電車は既に運行しておらず、他の交通手段も見つからないため京都から動けずにいた。
「ねぇ、むこうにお車がほうちしてあるよ」
「ホントか玉子ちゃん!?」
玉子の言うとおり、彼らのいた場所から少し離れた所に真っ赤なポルシェが路駐してあった。
「やったね圭ちゃん!これで東京に行けるよ!」
「いや、俺たちに禁止行為を犯させて全滅させようって罠かもしれないぜ。油断は禁物だ」
「そんなしんぱいないわよ」
ポルシェの前でどうすべきか話し合う一同。
だがそんな彼らの前に、空から火の玉が降ってきた。
「あなたは時ほ…富竹さん!」
ファンタスティックフォーのヒューマン・トーチよろしく全身に憤怒の炎を纏って飛んできた男。
彼の名は富竹ジロウ(全裸)。自称フリーのカメラマン……だった男だ。
「やあ圭一くんに魅音ちゃん!君たちがここにいるとは意外だったなあ」
狂気の笑みを浮かべながらにじり寄る富竹(全裸)に、圭一たちは思わず後退する。
「君たちには用はないんだ。
そのガキ…見た目は変わっているが判るよ。
野比玉子だろう?
僕の望みはたった一つ、野比玉子を僕に引き渡してもらうことだ」
「あなたは…玉子ちゃんをどうするつもりなんです!」
「お前は黙れ。僕とキャラが被る」
「待てエエエエエエエエ!あんたと僕の共通点ってメガネだけじゃん!
それだけでキャラ被るってなんなの!?僕もあんたもメガネしかキャラ属性が無いの!?」
「答えてくれ富竹さん。
アンタ……玉子ちゃんをどうする気なんだ?」
「どうするって決まってるだろ、殺すんだよ」
「「!!?」」
圭一と魅音は信じられなかった。かつて共に惨劇を乗り越えた仲間である富竹が、そのようなことを言うなどとは。
「富竹さん…アンタいったいどうしちまったんだ!正気に戻ってくれ!!」
玉子を庇う魅音と、それを庇う圭一。新八も富竹に向かって竹刀を構えている。
「やれやれ……僕は悲しいよ。
まさか症候群仲間の次は雛見沢の仲間にまで裏切られるなんてね」
そう言うと、富竹はカメラを構えるようなポーズをとった。
「富竹フレイム!!」
そう叫んだ瞬間、富竹の中で燃えていた憤怒の炎が一気に噴き出し、圭一の全身を包んだ。
「うおおおおおおおお!!!!!!!」
「圭ちゃあああああああん!!!!」
「魅音さん!近寄っちゃ駄目だ!」
火達磨になって転がる圭一に駆け寄ろうとする魅音を、新八が必死で引き止める。
しばらく転がって動かなくなった圭一、その炭化した死体を踏み砕きながら
富竹は玉子へ手を伸ばす。
「させるかァァァァ!!」
そんな富竹を新八は思い切り竹刀で殴りつけた。
「魅音さん!玉子ちゃん!今のうちに逃げて!」
しかし茫然自失の魅音は動けない。だが玉子は素早く近くにあった寺社の中に逃げ込んだ。
「以外と手こずったな。あのメガネ、僕とキャラが被ってるくせに抵抗してくるなんて……」
新八と魅音を焼き殺し、富竹は本来のターゲットである玉子が逃げ込んだ寺に侵入する。
玉子はすぐに見つかった。彼女は境内に突っ立っていた。
「ようやく追い詰めたよ、野比玉子」
笑う富竹の背後に炎が吹き上がる。
「まって」
その様子を見ても、玉子は取り乱さない。
「わたしをころせば、しょうこう群がさいはつし、あなたも、ほかのみんなもまたしにつづけるうん命にぎゃくもどりするかもしれない。
それでもあなたはわたしをころすの?」
「それでも構わないね。どうせ僕の事を忘れていた連中だ!地獄に引き戻せるなら本望だよ!!」
「そう……それがあなたのほんしんなの。
おちたものね、とみたけジロウ」
「ほざけ!富竹フレイム!!」
富竹フレイムが放たれる前に、玉子が動いていた。
玉子は斜め前へと跳躍し、富竹フレイムをかわしつつ近くにあった石灯籠を蹴って再度飛び上がり、なんと富竹の体に飛びついた。
そして持っていた果物ナイフで、富竹の首を切り裂いた。
「ぐぼっ!?」
喉から血を噴出させ、地面に崩れ落ちる富竹。
「わたしはね、あなたのなん十ばいもころされてきた。
だからわかるのよ。ひとをころそうとするもののうごきが。そしてその死角も」
動かなくなった富竹を振り返ることなく、彼女はその場を後にした。
【前原圭一@ひぐらしのなく頃に 死亡】
【園崎魅音@ひぐらしのなく頃に 死亡】
【志村新八@銀魂 死亡】
【富竹ジロウ@ひぐらしのなく頃に 死亡】
圭一、魅音、新八の焼死体を見ても、玉子はなんとも思わなかった。
共に行動した者が死ぬことなど、彼女にとっては日常に等しい。
ポルシェの傍まで来た時、彼女は物陰に果物ナイフを投げつけた。
「ひぃぃ!」
物陰から転げ出てきたのは、下着姿になったベア子だった。彼女はずっと玉子たちの後をつけていたのだ。玉子はそれに気づいていた。
「あ、あの燃えてる男は……」
「もうしまつしたわ。それよりあなた車のうんてんできる?」
言いながら玉子はポルシェを指差す。
「わたしはからだの大きさがたりないからうんてんできないのよ。
あんたうんてんして。もしいやだといったら……」
玉子は近くのドブを見遣る。
「え……いやあああああああ!?」
ドブを覗き込んだベア子が見たのは、バスタードソードでバラバラに刻まれてドブに捨てられた男の死体だった。
実は赤いポルシェも、玉子が今もっている果物ナイフもこの男の支給品だった。玉子は男を殺して奪い取っていたのだ。
「いやだといったらあなたにもこうなってもらうけど」
玉子に無表情でそう言われ、ベア子は泣きながら運転席に座った。
玉子はその真後ろに座ってナイフを突きつけてくる。
「一応運転できるけど……どこへ行けば……」
「東京都練馬区にあるわたしのおうちにむかうのよ。
はやくかえらないと、のびちゃんたちがおなかをすかせてまってるわ」
そして少女が運転するょぅι゙ょを乗せた車は、一路東京に向けて出発した。
【一日目・13時50分/京都府・京都市/天候・曇り】
【野比玉子@
ドラえもん】
【状態】ょぅι゙ょ、健康、薄着、後部座席に乗車中
【装備】果物ナイフ、バスタードソード@テイルズシリーズ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:のびちゃん、ドラちゃん待っててね
1:練馬区の自宅を目指す
2:こうげきしてくるやつは、ころす
【ベア子@ゲゲゲの鬼太郎+ふたば】
【状態】背中にダメージ(中)、恐怖、下着姿、運転中
【装備】真っ赤なポルシェ
【道具】支給品一式
【思考】基本:ロリコンは全滅だ!
0:ぅゎ、ょぅι゙ょコゎぃ
1:玉子に従う
※エターナルソードは服と共に京都市内のどこかに捨てられました。
【ルキアーノ・ブラッドリー@コードギアス バラバラにされて死亡】
最終更新:2011年03月04日 00:35