「のびちゃん……のびちゃんドコォォォォぉぉオおオオオ!?」
「ふも!」
これで何度目だろうか。手に持った錆びた鉈で肉を断ち、骨を砕く。
錆びた鉈は、前に倒した目の前のモンスターと同じ種族のモンスターが落としたアイテムだ。
断末魔を上げながら目の前の「人間に似た」モンスターは地面に倒れ伏した。
確かに殺したはずなのに、何度でも現れる生物。
シレンにとって、それはモンスターである。
断じて人間ではない。
ノロージョに代表される人間に良く似たモンスターもシレンは知っている。
しかし、ここで現れるモンスターは人間に似すぎていた。
人と全く変わらない姿のそのモンスターを殺すたびに、シレンは殺人でも犯しているような奇妙な感覚に襲われる。
玉子を倒すたびにシレンの精神は蝕まれ、心は犯されていく。
HPは減っていないはずなのに感じる恐ろしい疲労感。
一人で戦うことの限界をシレンは感じていた。
ふも~!パパパンパパパンパパパンパン!ふもッ!
シレンの心境に関わらず、レベルアップの音が鳴り渡る。(脳内で)
この玉子、経験値だけは一級である。(殺人だし)
「ふも……」
シレンは歩く。頼れる旅仲間を探して。
この混沌の中での安息を求めて。
【一日目 0:30】
【B-8 道路】
【シレン@風来のシレンシリーズ】
[状態]:精神的に疲労
[装備]:錆びた鉈+3、ボン太君スーツ(戦闘仕様)
[道具]:支給品一式、草、食料等玉子の落としたアイテム(一部未識別)
[思考]
1:信頼できる旅仲間を探す。
2:首輪を外す。
3:バトルロワイアルを攻略し主催者を倒す。
4:出来る限り殺しはしない。(人外、玉子は別)
最終更新:2007年03月04日 12:20