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「止みませんね、雹……」
「そうだな」
上がシャツ一枚になった桜田ジュンとクラフトは、突然振りだした雹によって静岡のデパート内に閉じ込められていた。
雹はかなりの大粒で、薄着ではとてもその中を歩けそうにない。
せめて売店にある傘でも使えればいいのだが、窃盗が禁じられているためにそれも使えない。

「それにしても……心配ですね、ハルヒさん」
「うむ……」
ジュンがそう呟くと、クラフトも顔を顰めてうめいた。

3人で第1回死者放送を聞いていた時、初めは元気だったハルヒは知り合いの名前を呼ばれるたび目に見えて暗くなっていき
ついに「キョン」という名が呼ばれた時に叫び声を上げて喫茶店を飛び出していったのだ。
(実はキョンは死んでおらず、その後死者リストも修正されているのだがそんな事をハルヒが知る由もない)
ジュンとクラフトは当然急いでその後を追ったのだが、夜中で暗かったのと雨で視界が悪かったのとで見失ってしまった。
そして今に至るまで、ハルヒとは再会していない。

「彼女のことも心配だが、俺たちの現状もまずいぞ。
 このままでは雹が止むまで閉じ込められることになる」
苛々しながら移動方法を考えるクラフトの横で、ジュンは真紅たちのことを想って小さくため息をついた。

【一日目・14時15分/静岡のデパート/天候・雹(大粒)】

【桜田ジュン@ローゼンメイデン】
【状態】健康、薄着
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:生き残り、大切な人たちと再会する
1:ドールズ・のり・巴と合流、できればその安全を確保
2:ハルヒのことが心配

【クラフト@レベルE】
【状態】健康、薄着
【装備】不明
【道具】支給品一式 、バカ王子の写真
【思考】
1:バカ王子を捜す
2:バカ王子の企みを阻止する


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ハルヒは一人で神奈川県まで移動していた。
衣服がボロボロになったその姿はほぼ全裸に近く、目は焦点が定まっていない。
彼女の精神はもう限界だった。
放送されるたびに彼女の知り合いの名が呼ばれ、ついさっき目の前で東京が壊滅した。
それで――彼女はキレてしまった。

「こんなセカイなんて……消えちゃえ」
神に等しき少女がそう願ったとき、世界は罅割れ、そして消滅

する前にハルヒの体はワイヤーで細切れにされていた。

崩れ落ちるハルヒの部品を前に立つのはブギーポップ。その左右非対称な顔からは、何も窺うことができない。

「さて……僕に質問があるなら隠れたりせずに出てきたらどうだい? フォルカ・アルバーク」

ブギーポップの声に応じて、フォルカは身を潜めていた建物の影から出る。

「貴様も……主催者の仲間なのか?」
「僕はただこの世界を守るだけの自動的な存在だよ」

フォルカとブギーポップは向き合う。

「ではその少女は世界を滅ぼそうとしたとでも――」
「そう、彼女は世界の敵だった。
 そしてフォルカ・アルバーク、いやウルトラマンノア、君も」

言い終わる前にブギーポップのワイヤーが動いた。
だがフォルカはワイヤーを難なくかわして、ブギーポップの身体に機神拳を叩きこんだ。

勝負は一瞬だった。機神拳を受けたブギーポップの身体は肉片となって散った。

(やはり、君の力はこの世界の存在を超えている)
ブギーポップの声が、フォルカの脳に直接響いた。
「まだ生きていたか!」
どこかにブギーポップの本体があるかと、フォルカは周囲を見渡す。
(本体という考え方は正しくない。僕は世界の敵が現れると同時に現れる……自動的な存在なんだ)
「なんだと……では今、俺が殺したのは」
(宮下藤花が死んでも、僕はまた君の前に現れるよ。君が世界の敵である限り)
「俺はこの世界を破壊などしない!俺の力はこの世界を守るためにある!」
(君はそう思っているかもしれない。だが――)

「フォルカさん!何があったんだ!?」
背後から南光太郎の声が聞こえ、フォルカは我に戻った。それと同時にブギーポップの声も消えた。
東京を走る宿屋で脱出した後、自分を狙うものの気配を感じたフォルカは一人、宿屋を離れて気配を探っていたのだった。
光太郎はそんなフォルカを探しに来ていた。

「これは……」
少女二人の死体を前に絶句する光太郎に、フォルカはブギーポップと名乗る存在が宮下藤花を操ってハルヒを殺していたのだと説明した。

「残念だが、彼女を止めるには殺すしか――」
「おのれクライシスの怪魔妖族不気ーポップ!!人を操って殺人をさせるなど、断じて許ざんッ!!」
フォルカが説明し終わる前に光太郎は勝手に解釈してくれた。


「今後のことなのだが、俺は君たちとは別れて行動しようと思っている」
「それはショウコ・アズマさんを探すため……ですか」
光太郎や他の仲間にも、ショウコ・アズマのことは教えてあった。
光太郎の問いにフォルカは頷く。
たしかに東京がなくなったせいで、ショウコの居場所はわからなくなった。可能性なら世界中にある。
彼女を探したいというのも本心だった。だが、それだけではない。
もしもブギーポップが、光太郎や他の宿屋のメンバーの身体を乗っ取って復活したら……
ノアの力を使えば勝てない相手ではない。だがこれ以上不要な火種をフォルカは増やしたくなかった。

「俺は神奈川、埼玉周辺を探してみるつもりだ」
「そうですか……宿屋は関東から離れる予定らしいので、僕たちもそちらでショウコさんを探してみます」
「ああ、それとブギーポップにも――」
「お゙の゙れ゙クライシス!!貴様らの野望はこのRXが叩き潰す!!」
「……」

結局そこでフォルカは宿屋の仲間たちと別れることになった。

「俺が世界の敵?
 莫迦な。俺は必ず世界を――」
フォルカは一人進む。世界を守る決意をその胸に宿しながら。

【一日目・14時15分/神奈川/天候・真夏日】

【ブギーポップ@ブギーポッシリーズ】
【状態】左右非対称な顔
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:世界の敵の抹殺
1:TCBRの世界を破壊する可能性を持った者に対処する
2:フォルカ・アルバーグを倒す
※宮下藤花が死亡したので別キャラクターの肉体を乗っ取ると思われます

【フォルカ・アルバーグ@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康。ウルトラマンノアと同化
【装備】ウルティメイトイージス@ウルトラマンゼロ
【道具】不明
【思考】基本:自分が完全メインとなった上で打倒主催。
0:基本的に、自分以外の有力対主催及びノア以外のウルトラマンは認めない
  有力対主催は基本的に引き立て役として利用する
1:ショウコを探す
2:神夜達ともう一度合流
3:殺し合いに乗った者は倒す。
4:自分以外のウルトラ戦士も抹殺する
5:光太郎は警戒しておく
【備考】本来課せられるべき制限がかかっていないようです

【南光太郎@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】ぶっちぎり
【装備】リボルケイン@仮面ライダーBLACKRX
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ぶっちぎる
1:クライシス、そして主催者め!許さん!!
2:宿屋の仲間に同行する
3:クライシスの怪人ラミアを倒す
4:クライシスの怪人不気ーポップも倒す
※7期とは別人です
※アシェンの名をラミアと勘違いしています
※ブギーポップもクライシスの怪人だと勘違いしています

涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】死亡

【宮下藤花@ブギーポッシリーズ】死亡
最終更新:2011年03月05日 00:34