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「ああ、訳が分からない……訳が分からない話をしよう。俺はアリスの姐さんと工場で寝ていたはずだ。
 しかし、目が覚めた今、この状況はなんだ? 服が脱げている。別に怪我をしたわけではない。
 そして、姐さんも服が軽装になっている。もしや、姐さんと男女関係を結……いや、それはない。
 なぜならば、赤毛の兄さんも服を脱いでいる! まさか、赤毛の兄さんはホ――ガッ!」
「んな、わけないでしょ!!」
「……その通りだ」

山梨県の東部。
ここでアリスとグラハムは目を覚ました。
さっきまでグラハムが言うとおり工場で寝ていたはずだ。
だが、今、彼らがいるのは青空の下。外である。

「私たちがいたところが消滅したって本当なの?」
「本当だ、向こうを見てみろ」

アリスが東を見ると、そこには……何も無かった。
文字通りの意味である。地面が無くなっており、建物も何もなかった。

「……それで何で私たちの服が脱がされてるのよ?」
「……脱がなければ死んでいた」
「「嘘だッ!」」

アリスとグラハムが声を合わせて反論する。
寝ている間に服を脱がされれば誰だって不審に思う。

「真実極まりないです」
「アンタは黙って……ってそういえば、アンタ誰?」
「私、楠舞神夜と申します」
「……アリス・マーガトロイド」

名前だけ告げるアリス。
寝起きなので気分は最悪だ。
いや、こんな殺し合いに巻き込まれた時点で最悪だった。

「あのう、アリスちゃん?」
「何?」
「なんで邪鬼眼王を持っているんですか?」
「さあ、私に支給されたから、持っているんじゃないの?」

知り合いの物を何故アリスが持っているかと疑問に思い、話しかけた
その問いにさも当たり前のように答えるアリス。
非常に生気がないというよりもやる気がない。

「ああ、悲しい、……とても悲しいをしよう。
 牛乳、……姐さんはさっきの放送で知り合いが呼ばれて……
 普段の俺以上に悲しい気分になって、悲しいんだよ……。
 それを伝えようとしている俺も非常に悲しい。
 やばいやばい俺まで悲しくて泣けてきた……」
「グラハムさん、牛乳って、私のことですか?」
「待ちな、グラハム。それは語弊だ、俺は美乳だと思うぜ、これが」
「アクセル隊長……セクハラです」
「……はいはい。どうせ、私は無いわよ」

比べれば分かる。
神夜>ラミア>>>>>>>>>>アリス
今、こんな状況である。

「……って、話が横道に逸れてるわよ!!
 とりあえず、短略的に私が寝ていた時に起こったことを話しなさい」
「では、私から話せてもらう」

ラミアは今までに起こったことを話した。
二度の放送や、目的の場所で起きた惨劇。
友好的な者や、敵対すべき者。
何故、自分たちがここに移動しているのか等々。

「八坂神奈子と紅美鈴ってのは私の知り合いよ、一応。
 まあ、信頼できるかどうかは別として。あと他の奴は知らないわ」
「……随分と薄い反応だな、これが」
「そう? 私はいつも通りよ」
「そのいつもが分からん」
「さて、話も終わったし、私は行くわ」

話を聞いた後。アリスは準備を整える。
別にどこに行くわけでもない、一人でどっかに行きたいだけだった。

「待ちな、姐さん」
「……どきなさいよ」
「……悲しい、とても悲しい話をしよう」
「…もう、飽きたわ」
「じゃあ、歩きながら聞け、俺の悲しい話を聞け……
 というわけで俺は姐さんについていく。まあ、そんなわけで後のことは頼む」
「……勝手にしなさい」

フラフラと覚束ないアリスに付き添うようにグラハムは歩いていく。
行くあてもなくただブラブラと二人だけで歩いていく。

【一日目・16時00分/山梨県/天候・曇り】
【アリス・マーガトロイド@東方Project】
【状態】悲しみ ケープとブラウス無し
【装備】邪鬼銃王
【道具】不明
【思考】基本:生き残る
1:とりあえずどっかに歩く
2:首輪を外したい

【グラハム・スペクター@バッカーノ】
【状態】健康、上半身裸
【装備】すごく……大きいレンチ、小型レンチ
【道具】不明
【思考】基本:この世界の神(主催者)を壊す
1:アリスの姐さんについていく
2:脱衣拳も壊す
3:グラハムとの約束を果たす


「アリスちゃん、大丈夫でしょうか?」
「だから、グラハムが着いて行ったんだろう」
「信頼できるんですか、あの人?」
「悪い奴じゃないが、変人だ」
「!?」

そして、残った三人は今後について話し合っていた。
フォルカ・アルバーグについてや、東京が無くなった今、どこに向かうかやなどなど。

「考えていても仕方ない、動けるか二人とも?」
「……はい」
「カグヤ、本当に大丈夫か?」
「…………」

どことなく上の空な返事。
やはり、先ほどの東京都の消滅で恐らくは二人の死体も消滅したと考えたからである。

「……今は進むしかない、犠牲を少しでも減らすためにな」
「そうだ、この世界は失われるモノが多すぎる、これがな」
「……アクセルさん、……ラミアさん」

精神状態が不安定な彼女を支える二人。
それでも今は、進むしか選択肢は無い。

【楠舞神夜@無限のフロンティア】
【状態】深い悲しみ、怒り、絶望、はいてない
【装備】護式・斬冠刀、チャクラム@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の打倒
1:アレディを殺したフォルカに強い怒りと憤り
2:ハーケンの死に絶望中

【アクセル・アルマー@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康、怒り、記憶喪失(回復傾向)上半身裸、ダメージ(小)
【装備】可変式トンファー
【道具】支給品一式、大量のウナギパイ
【思考】基本:記憶を探す
1:アレディを殺したフォルカに強い憤り
2:迅速にバトルロワイアルを終わらせる
3:ハーケンを殺した奴については…

【ラミア・ラヴレス@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康、言語回路故障、困惑
【装備】レヴァンティン@魔法少女リリカルなのはシリーズ、バリアジャケット(モデル:ヴァイサーガ)
【道具】支給品一式、その他不明(本人確認済み)
【思考】基本:主催者を倒し、元の世界へ帰還する
1:フォルカの行動に困惑
2:アクセル隊長と行動する
3:アリスとグラハムとグラハム大尉が心配。
4:主催者(マダオ)を殺す
最終更新:2011年03月13日 05:03