温泉旅館の男子脱衣室の中に、一人の外国人が居た。
彼の名はジャック・バウアー。
アメリカの連邦機関であるCTUロサンゼルスに勤務する捜査官であり、多くのテロリストたちから国を守ってきた。
そんなジャックでさえ、今回の事態には頭を抱えていた。
「僕は確か、ローガンの悪事を暴いて大統領の座から失脚させることに成功して、そのあと中国政府に身柄を拘束されたはず。
そして中国に連行されて……どうも記憶が曖昧だな」
中国政府に連れて行かれたはずが、気がついたらあのガラスケースの中に閉じ込められていた。
単純に考えれば、今回の件に中国政府が関与、もしくは黒幕の位置にいる可能性が極めて高い。
それではこの
ゲームの目的は、自国の捕虜を戦わせて主催側がそれを観戦して楽しむものであろうか。
そこまで考えて、ジャックは再び頭を悩ます。
「そんなことをして、一体何になるんだ?」
捕虜は国との取引に際に役に立つ。
それだけではなく、ジャックのような特殊機関に所属していたものならば、かなりの機密情報を所持している。
それをわざわざ無駄に殺すような真似を中国がするだろうか。
否、そのようなことをして得をする人間など皆無だ。
「……なにが起こっていると言うんだ」
主催者側の意図が全く理解できないままその問題を棚上げにして、ジャックは支給品の確認をすることにした。
「これが僕の支給品か……」
ジャックはデイパックの中から取り出した鉄パイプと殺虫スプレーを交互に見比べ、軽く溜息を吐いた。
CTUの協力を期待できない今、自力でなんとかするしかない。
爆弾首輪を解除して、主催者を打ち破り、祖国に無事帰国しなければならない。
だというのに、与えられた武器は鉄パイプに殺虫剤。
行く先に大きな不安を覚えながらも、ジャックは脱衣室を後にした。
ジョーンズは、敵を捜し求めて温泉旅館を徘徊していた。
右手には支給品の如意棒が握られている。
そして左手には小型の端末を持っていた。
「……なるほど。これは首輪探知機か」
首輪探知機のディスプレイを見ながら、興味深そうに呟く。
画面には光点が二つ。
一つはジョーンズのもの。
だがもう一つは?
「……近いな」
探知機をデイパックに入れながら、敵の気配を探る。
(確かに感じるぞ……気配を殺しながら移動しているようだな)
ジョーンズが察知した敵の気配は、非常に微弱だ。
その気配の消し方は明らかにプロのそれ。
それでもジョーンズは持ち前の超聴力で、敵の僅かな息遣いや足音を聞き分けた。
流石は宇宙人。
ご都合主義でも何でも有りだぜドロッチェクオリティ!
「さあ、闘争を楽しませろ!」
ジョーンズは如意棒片手に、気配がするほうへと走り出した。
【一日目 1時20分】
【A-2 温泉旅館】
【ジョーンズ@缶コーヒーBOSS】
[状態]:楽しんでる
[装備]:如意棒@ドラゴンボール
[道具]:首輪探知機、支給品一式
[思考]
基本行動方針:バトルロワイアルを楽しむ
1:気配の相手(ジャック)と戦う
【ジャック・バウアー@24】
[状態]:健康
[装備]:鉄パイプ
[道具]:殺虫スプレー、支給品一式
[思考]
基本行動方針:ゲームからの脱出
1:主催者を倒す
2:首輪を解除できる人間を探す
[備考]:ジャックは黒幕を中国だと疑っています。
ジョーンズの接近には気がついていません。
【首輪探知機】
探索範囲を自由に変更できたりできなかったり。
その話の書き手が勝手に決めればいいさ。
最終更新:2007年03月12日 19:46