「駄目だわ。いないようね」
そう言ったのはとある女子高校生だった。青色の長い髪に太い眉毛、だが美人とそれも人当たりのよさそうな者である。
名は
朝倉涼子。一日目で
平沢唯の誤射により死んだはずの者だった。
彼女はある事務所にいた。そう、それはこの殺し合いにおける「特別部」である。
彼らの仕事はいわゆる特命係、もしくは遊撃軍である。
殺し合いで非常なこと、例えば参加者の反乱などが起きたときに特別にかりだされる者たちだ。
だがもう彼らは呼び出されることはない。主催本部が無くなってしまったからだ。
そのことも年頭に置き主催本部は放送が始まる十分前に必ず存命の連絡を入れることを特別部に命令していた。
そして今現在、彼らは主催本部が無くなってしまったことを知ったのであった。
「何っ、主催本部が全滅しただと!」
戦国時代の武将、毛利元就は唾を散らした。BASARAのオクラではなく実在の人物のほうである。
彼はこの特別部の部長を任されていたのだが今回の主催滅亡に関しては動乱の時代を生きていた彼でも予想だにしなかった。
「ったくよ。どうなってんだここは」
サングラスをかけた改造人間、三影英介は嘆く。仮面ライダー共を絶望に陥れれると聞いたのにも関わらず、主催がやられてしまっては意味がない。
BADANにいたほうがよかった、と三影は思う。だがいまさら思ってももう遅い。緊急事態はすぐ目の前にあるのだ。
「とりあえずまた主催を立ち上げないと。このままじゃ脱出されるのも時間の問題だし」
朝倉がそう言う。それも何故か嬉しそうに。他人事ではないのは明確なのにどうこうしていられるのであろうか。
そんな態度が気になるが毛利は立ち上がり、彼らに命令を出した。
「まずは放送をせよ。放送があれば参加者はまだ主催者がいると思い、容易に脱出はできまい。
そのことに関しては、朝倉。貴様の情報操作とか言う奇怪な能力でできるであろう。またわしの護衛も頼む。
その後、主催本部に向かう。それに関する陣頭指揮は三影。お前は遊軍部隊と共に行動せよ。
そして主催本部に着いたら各自命令を行う。主催本部の復興、兵力の増強など色々と仕事はあるがまずはこの二つじゃ。
心して命にかかるがよい」
こうして特別部は主催の復興を目指し、動き始めた。
三影はドアを開けると、そこには巨大な倉庫に大勢の人間がいる構図が目に入った。
老若男女、武器を持っていたり持っていなかったり、はたまた人間ではないものもいる。
彼らは毛利元就が言っていた遊撃部隊の者達である。
その者らに少しばかり圧巻された三影に、一人の男が話しかけていた。
「お前が三影か。俺はガイアだ」
ガイア、とまあ痛々しい紹介ではある。軍服を着たその男は細い目を曲げて笑っていた。
だがその笑いには善意を感じられない。挑発したようなビリビリした空気が彼を纏っているかのように。
「そうか。お前が遊撃部隊の隊長か」
「ああ。いまから主催本部へ向かうことは確認済みだ。それではさっそく、作戦を言おう」
そう言うとガイアは大勢の者達に指を向けた。
「参加者に不穏に思われないようこの者らはバラバラに動く。それぞれには命令をしている。
何人か犠牲もでるだろうが時刻は決めている。21時までだ。それまでに来れなかった者は主催本部に立ち入りを許さない。
もっとも主催本部を知っている者など関係者以外いないはずだが念を入れてだ。わかったか」
三影は「ああ」と言うと前を見る。ドアが開かれ、順番を守りながら兵隊が外に出る。
はたしてこの兵隊で何人が生き残れるのであろうか。三影は外に出て、タバコをふかした。
【一日目・20時20分/長野県・主催特別部事務所/天候・曇り】
【毛利元就@歴史】
【状態】健康 主催特別部・部長
【装備】鎧@現実 日本刀@現実
【道具】なし
【思考】基本:主催本部に戻り、殺し合いを継続させる。
【朝倉涼子@涼宮ハルヒの憂鬱(アニメ)】
【状態】健康
【装備】ナイフ@現実
【道具】なし
【思考】基本:主催本部に戻り、殺し合いを継続させる。
1:とりあえず放送する。
2:毛利の護衛をする。
※アニメ版なので死んだ方とは別人です。
【三影英介@仮面ライダーSPIRITS】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:主催本部に戻り、殺し合いを継続させる。
1:ガイアと行動を共に本部への移動を完了させる。
2:BADANに帰りたい。
【ガイア@グラップラー刃牙】
【状態】健康
【装備】コンバットナイフ@現実
【道具】なし
【思考】基本:主催本部に戻り、殺し合いを継続させる。
【遊撃軍@カオスロワ八期】
【状態】色々
【装備】色々
【道具】色々
【思考】基本:主催本部に戻り、殺し合いを継続させる。
1:様々な思惑。
最終更新:2011年06月06日 18:36