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「そんな・・・・・・リアルタイムカービィの人が・・・・・・」
放送で呼ばれた、聞き覚えのある名前にツインテールの少女は戸惑いを隠せなかった。
「どうしたのでぃす? 知り合いだったのでぃすか? 」
「・・・・・・ええ。一応ね」
そう、あの人は確かに少々困ったところもある書き手だった。
でも、どっかの馬鹿とは違って向上心はあったしカオスロワに一応貢献もしていた。
少なくとも、こんなところで死んでいいような人なんかではなかった。
いや、死んでいい人間なんているわけがないんだ。いーさんでも、小隊長でも。
シマリス・・・・・・少し急ぎましょう。早めに、協力してくれそうな人と合流したい」
「わかったでぃす。心中は察しますが、あまり気を落とさないことでぃす」
「ええ・・・・・・ありがとう」
◆6/WWxs9O1s氏は唇を結び、かつて同じロワで書き手として出合った「戦友」の冥福を祈った。
それを終えると、今度は放送で呼ばれた別の名前について考え始めた。
野比玉子やハクオロが何度も呼ばれたのは今更つっこまないとして・・・・・・範馬勇次郎がこんなに速く脱落するなんて・・・・・・)

「危ない、下がるでぃす!! 」
「え? 」
そのシマリスの声に、とっさに体が反応できたのは幸いだった。
◆6/WWxs9O1s氏が後ろに飛びのくのと、さっきまで彼女の頭があった空間にマジックハンドが伸びてくるのは同時だった。
すでに森は、ほんの少しばかり明るくなり始めている。
その薄い光の中に、子供でも知っている軍服を着て、子供でも知っているひげを生やした男が立っていた。
「ヒトラー・・・・・・!! 」
その軍人は、次の瞬間には茂みの中に姿を消していた。
「ここはシマリスにまかせるでぃす!! 」
シマリスは自分の体より何倍も大きい銃を構えた。
「気をつけて、またさっきの攻撃が・・・・・・」
そういい終える前に、またも遠隔からの魔手が少女の喉元を襲う。
少女は間一髪でそれを避ける。
「ええい、くたばれでぃぃぃぃぃぃぃす!! 」
シマリスはそう叫ぶと、ヒトラーが姿を隠した草むら目掛けてライフルを乱射した。
薄闇に包まれた黎明の森に銃声が轟く。
「はっはっはっは、まいったでぃすか!! 」
若干ハイになっているらしいシマリス。どうやって引き金を引いているのかと思ったら、しっぽを使っていた。
「シマリス、やめなさい!! いくら敵でも、殺すなんて・・・・・・」
「なに甘いこと言ってるでぃすか!? このままじゃやられるでぃす!! やるまえにやるのでぃす!! 」
・・・・・・シマリスの言い分は正しい。それは理解できる。
それに、自分だって今までロワの中で何人もの人を殺してきた。
しかし、だからといって現実にそう簡単に折り合いをつけられるほど、◆6/WWxs9O1s氏はロワ向きの人材では無かった。
「いや・・・・・・こんなの・・・・・・やだ・・・・・・」
シマリスは銃撃をやめない。残り弾丸の数はどうなっているのかとか、そういう突っ込みにまで少女は頭が回らなかった。
「ちょび髭男、もうそろそろ死んだでぃすか? 」
そう、シマリスが不適に勝者の笑みをこぼした瞬間だった。
「うがぺよっ!! 」
いがらしみきおの漫画みたいな悲鳴を上げて、シマリスの体が宙に舞った。
ライフルと一緒に数メートルほどはじき飛ばされ、ライフルよりも遠くの地面に叩きつけられた。
「シ、シマリス!! 」
少女は倒れた相棒に駆け寄り、その小さな体を抱き上げる。
その目の前に、ドイツ軍人が立ちはだかっていた。
「東洋人の女よ。貴様のごとき黄色人種がわが帝国の人間にかなう道理などないのだよ」
その体には、傷一つ付いていない。シマリスの放った弾丸は一発も掠りすらしなかったのだ。
「貴様らごときにマシンガンを使うまでもあるまい。この武器で十分だ。観念するがいい、イエローモンキー」
向こうはマジックハンド、こちらはクルミ。ライフルは遠い。彼我の戦力差は明らかだった。
(・・・・・・ここまでね。第一放送直後にマーダーにやられて死亡・・・・・・まずまずの冷遇じゃないの。まったく、やっぱりパロロワなんか書くんじゃ・・・・・・)
「お前、よく聞くでぃす」
「え? 」
シマリスの声だった。◆6/WWxs9O1s氏の腕の中で、息をするのもやっとであるにもかかわらず、必死に声を上げていた。
「これから、シマリスの唱える呪文を続けて詠唱するでぃす。シマリスが体調万全であれば自分でやるのでぃすが、今のシマリスにはむりでぃす。
だからお前に頼むでぃす。きっとお前なら大丈夫でぃす。クルミを20個程度出すでぃす」
「何をする気? 」
「固有結界・・・・・・クルミ使いがレベル2で習得できる技でぃすが、今のお前なら不可能ではないのでぃす」
そういって、シマリスはにひひと笑った。何も心配するなと言っている顔だった。
「神への祈りはそろそろ済んだのかね? 」
ヒトラーは一歩、間合いを詰めた。
「・・・・・・わかった。人殺しなんかしたくないけど・・・・・・今はやるしかない」

ヒトラーは勝ちを確信していた。
東洋人ごときに自分が負けるはずが無い。
日本と同盟を結んだのも、ただ猿どもの狡猾さに期待しただけだ。
こんな小娘一人、虫と同じ存在に過ぎぬ。
ヒトラーは間合いを詰めるため、さらにもう一歩踏み込み・・・・・・

「なんだ、これは!! 」
そこはさっきまで自分がいたはずの黎明の森では無かった。
今まで一度も見たことの無い景色。
足元はまるで砂漠のような砂地。
自分の左右には何本ものクルミの木。
そして、目の前にあのツインテールの少女がいた。
ヒトラーの目を見据えながら、少女は口を開いた。


「I am the bone of my walnut.  (体はクルミで出来ている)
Steel is a nutshell,and fire is contents.  (カラは鉄で 中身は硝子)
I have a good harvest over a thousand dry weather.  (幾たびの日照りを越えて豊作)
Unknown to worm-eaten.  (ただの一度も虫食いはなく)
Nor Cooc to Life.  (ただの一度も調理されない)
Have withstood pain to create many walnut.  (彼の者は常に独り、クルミの森で勝利に酔う)
Yet,those hands will never hold anything.  (故に、生涯に意味はなく。)
So as I pray,unlimited walnut works.  (その体は、きっとクルミで出来ていた。)」


彼女がその呪文の詠唱を終えた瞬間、彼女の背後の空間に何個ものクルミが出現した。
いずれも形、大きさともに最良のクルミ。それは、クルミに疎いヒトラーですらそう感じるものだった。

「ゆくぞドイツ総統。ゲルマン魂の貯蔵は十分か」

その言葉が合図だったのだろうか。
無数のクルミが、ヒトラーに向けて発射された。
「な・・・・・・日本人は、このような面妖な術を・・・・・・」
軍隊上がりの身のこなしでクルミをかわすヒトラー。しかしそれも最初の数個が限界だ。
霰のように襲うクルミからは逃れようも無く、腕で顔を庇うのが精一杯だった。数個のクルミが彼の体を貫いた。
「ぐおおおおおおおおお!! 」
体中から血を流し、咆哮するヒトラー。
「がああああああ!! 確かに今はお前が強い!! 」
この場での不利を認めるヒトラー。
「しかし!! 私はわが帝国の、わが民族の、わが国民の威信をかけて、引くわけにはいかない!! 」
総統は、全身の傷口から鮮血を流しながら、◆6/WWxs9O1s氏に向かって突進した。


(・・・・・・逃げてくれれば、殺さずに済んだのに・・・・・・)

勝負は一瞬でついた。
◆6/WWxs9O1s氏が手にしたクルミは、ヒトラーの胸を深く貫いていた。
「・・・・・・ごめんなさい
少女は男の顔を見上げた。
彼は笑っていた。


間違ってない。
間違ってない。
すべてのドイツ国民に笑って欲しかったというその理想。
その理想だけは、決して間違ってないんかいなかった。


シマリスの傷は大したものでもなく、回復のための休憩も必要ないと彼自身は言った。
「もう、大丈夫でぃすか? 」
「ええ・・・・・・」
むしろ相方のコンディションを心配しているのはシマリスのほうだった。
人を殺した。その経験は、2ちゃんくらいしか趣味の無いおとなしい少女にとっては余りにも重いものだった。
「もう一度いうでぃす。敵には容赦なんかしてはだめでぃす。わかったでぃすか? 」
「だけど・・・・・・私は、やっぱり、出来る限り誰も傷つけたくない。これ以上・・・・・・」
そして、彼女はヒトラーの亡骸を埋めた土の上に、少し大きな石を置いてやった。


さて、その一部始終を見ていた男がいた。
「どうしよう・・・・・・あの女の子とあのリス、かなり危険だ・・・・・・早くみんなに知らせないと」




【一日目 4時30分】
【H-1 森】

【◆6/WWxs9O1s氏@テラカオスロワ書き手】
[状態]:人を殺したことに動揺 かなり疲労
[装備]:クルミ4999個、マジックハンド、マシンガン
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:クルミ使いになっていく自分に一抹の不安
2:包囲網とかマジ勘弁
3:マップがループであることを確信したので、南下する
基本:他の書き手勢・対主催と合流したい
※クルミの扱いのレベルが2に上がりました
※unlimited walnut worksを習得しました

【シマリス@ぼのぼの(その他・漫画系)】
[状態]:健康
[装備]:ライフル銃
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:主催者を倒す方法を探る
2:怪しそうな奴は問答無用で射殺 やられる前にやる
3:◆6/WWxs9O1s氏の精神的な弱さにイラついている

【スペランカー@スペランカー(その他・ゲーム系)】
[状態]残機24、首輪なし
[装備]なし
[道具]なし
[思考]主催を倒す
※◆6/WWxs9O1s氏とシマリスを危険人物だと認識しました

【アドルフ・ヒトラー@歴史  死亡確認】


最終更新:2007年03月14日 16:51