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まだ放送が流れる少し前。
行き先を学校に決めた先生は、線路の上を歩いていた。
「野比・・・・・・剛田・・・・・・無事でいてくれよ・・・・・・」
もう二度と失敗は繰り返すまい、彼はそう胸に固く誓っていた。
線路は、まだ電車が走っているのか廃線なのかよくわからなかったが、少なくとも今も所は電車の気配はしない。
しばらく一人で線路を北上していた先生は、数時間後、ようやく知り合いの姿を見つけた。
「あれは・・・・・・確か、野比の家にいるタヌキ? 」
その青いタヌキは、駅の椅子に座ってノートパソコンのようなものを開いていた。
おそらくあれが彼の支給品なのだろう。
先生は思い切って声をかけてみることにした。
「おおい、野比君の家のタヌキ!! 」

「あの声は、先生!? 」
ドラえもんは急いでパソコンから顔を上げた。そして、線路の上で手を振っているその男を見て戦慄した。
先生はどこかの学校の女子用の制服を着ていた。
それはつまり、セーラー服にミニスカートにオーバーニーソックスということだ。
おまけに、頭にはリボンもつけていた。
ドラえもんは吐き気を催し、駅のトイレにかけこんだ。

「そういうことだったんですか、先生」
先生から一部始終を聞いてようやく納得したドラえもんだったが、先生からはたっぷり三メートルの距離を開けて座った。
「とにかく君が無事でよかった。野比たちとも早く合流できるといいのだが・・・・・・」
先生はリボンを風になびかせながら答える。
「それより青ダヌキ君、君はあの少年と知り合いなのかね? 」
先生は身を乗り出して訊ねた。そのポーズのあまりのおぞましさに、ドラえもんは青ダヌキという呼び名に抗議することも忘れて硬直した。
どうにか先生の姿を見ないようにして、ドラえもんは自分の正体と、セワシとの関係を先生に説明した。
「・・・・・・野比の子孫か。なるほど。この際だ、信じるとしよう」
腕組みをしてうなずく先生。
「ならば、君ならここから脱出する方法も・・・・・・」
「今の段階ではわからないですけど、必ず見つけ出します」
ドラえもんは強く断言した。それを見て先生もようやく笑顔を見せた。
「ところで青ダヌキくん、君が開いているそれは? 」
「ああ、これはノートパソコンです。僕の鞄の中に入っていたんですけど、ちょっとこれを見てください」
ドラえもんは先生に画面を見せる。それはどこかのウェブサイトらしく、一番上に「カオスロワちゃんねる」と書かれていた。
下には説明文も書かれている。

「ここは、今回のゲームの参加者と僕達管理者だけが見ることの出来るページだよ。
一部の支給品からや、会場のどこかにいくつかあるパソコンから閲覧可能だよ。
2ちゃん式の掲示板になっていて、参加者なら書き込み・スレッド製作は自由。ただし一度書き込むと削除は出来ないから注意してね。
お互いの無事を報告しあうなり、情報を交換するなり、好きに使ってくれたまえ。
どんな内容であっても、こっちから削除は絶対にしないから安心してね」

「連中、こんなものまで・・・・・・」
「ええ。ちょっと不自然ですけど、主催者がこの殺し合いを『ゲーム』として考えているのなら、ありえない行動じゃないです」
人の命を弄んで、ゲームだと・・・・・・
先生は、教育者として、一人の人間として怒りを禁じえなかったが、その顔が怒りの形相になればなるほど全体としてはおぞましい姿になっていった。
「そして、これが現在のところ唯一の書き込みです」


『危険人物の情報を交換するスレッド』

1 :魔法老人リリカル名無し:  3:40:25
白鳥隆士です。
警戒が必要だと思われる人物についての情報を書きます。

ツインテールの女の子と、シマリスの二人組がすでにこのゲームに乗っているようです。
シマリスのほうはライフルを持っていて、ツインテールの女の子はクルミを投げて攻撃してきます。
出合ったら注意してください。


「これは・・・・・・一応、真偽は不明なわけだが」
「そうですね。僕らをかく乱するための偽の情報かもしれません。でも、一応は注意しておきましょう」
「ああ、そうだな」

そしてドラえもんは、新しいスレッドを立てた


『自分の無事を報告するスレ』

1 :あなたの支給品は名無しよ: 3:50:25

自分の無事を知り合いに伝えるスレッドです。
ドラえもんと先生は無事です。
みんば、希望を捨てずに頑張りましょう。

なお、念のために自分のいる詳しい場所などは伏せておくほうがいいと思います。


わたし オーキドはかせは しんしゅのぽけもんを かんさつするために えきのベンチのしたに かくれていた
そして あのあおだぬきポケモンと じょそうした へんたいきょうしの かいわを きいておった
とりあえず きけんじんぶつの じょうほうは はあくした
わたしも きをつけると しよう!!



【一日目 3時50分】
【F-4 駅】


先生@ドラえもん
[状態]:健康 やや破廉恥な服装
[装備]:音夢の服一式(パンツ含む)
[道具]:支給品一式
[思考]
1:ドラえもんといっしょに学校に行きたい
基本方針:生徒達を守る

※半信半疑ながら、◆6/WWxs9O1s氏とシマリスを危険人物だと認識しました(顔は知りません)

【ドラえもん@ドラえもん】
[状態]:健康
[装備]:ノートパソコン
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:先生と一緒に、のび太とジャイアンのもとへ駆けつける
2:セワシを説得し、このゲームを終らせる

半信半疑ながら、◆6/WWxs9O1s氏とシマリスを危険人物だと認識しました(顔は知りません)


【オーキド博士@ポケットモンスター(その他・ゲーム系】
[状態]:健康
[装備]:モンスターボール@ポケットモンスター
[道具]:支給品一式
[思考]
1:新種のポケモンを捕まえる
2:ここから脱出し、ドラえもんを新種のポケモンとして学会で発表する

◆6/WWxs9O1s氏とシマリスを危険人物だと認識しました(顔は知りません)

ドラえもんのことをポケモンだと思っています



最終更新:2007年03月20日 22:27