「はぁーあ」
冒頭でため息をついた男は長谷川泰三。愛称「まるでだめなおっさん」、略して「マダオ」。
職業、幕府の入国管理局局長……だったのは昔の話。
今は所謂『無職』というやつだ。
職につけたとしても、坂田銀時以下愉快な仲間達の暴走のせいで酷い目にあい、必ず首になってしまう。
いくらギャグアニメの登場人物とは言え、自分は散々な目に遭いすぎではないか?そう思っていた矢先のこの展開。
かつて、局長だったときにオフでこのシチュエーションと似通った映画を見たことがあるのだが……
実際、巻き込まれると頭もパニックだ。まあ、今はパニックを通り越して脱力気分……なのだが。
「なんで俺がこんな目に……つーか、銀さんたちはいるのか?もしいたら、助けを求めないと……」
溺れる者はわらをもつかむ、とはよく言ったもので今までトラブルを引き起こしてきた問題児のみなさんを頼るマダオ。
と、いうことで……
「ぎぃぃぃぃぃぃんさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!チャイナ娘ェェェェェェェェ!!!しぃぃぃぃんぱぁぁぁちくぅぅぅぅん!!
……あと、その他大勢ィィィィィィィィィィィィ!!!」
声を張り上げ、その者たちの名前をシャウトする。
しかし、いくらグダグダ展開を避けるためとはいえ『その他大勢』はその他大勢のキャラクターに失礼だと思うぞ。
まあ、とにかく。結果から言うと声は木霊となって森の中に反響するばかりであった。
「そう、うまくいくわけないか」
あきらめた表情で少し笑いながら、地面に腰掛ける。
そして、支給されたデイバッグの中身を確認した。
コロリンコ。出てきたのは……深紅の宝玉。説明書も付いている。
『レイジングハートエクセリオン。高町なのは使用デバイス。ぶっちゃけ、魔法っていうか魔砲を放つアイテムっす』
そういえば、テラカオスロワでは武器を持っているキャラはその自身の得手は没収されない
……という設定だったがもうこの際どうでもいい。長期連載作品の設定なんてコロコロ変わるもんだ。
「わけわかんねーな。デバイスとか、この変な名前とか……中2病ですか、このヤロー……」
ぶつくさぶつくさ……そんなマダオに宝玉、レイジングハートエクセリオンは話しかけた。
『中2病とは失礼ですね。そんな文句は制作者に言ってください』
……。
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/三ハ ゚ O/ ⌒ ⌒\
// / o( ●) ( ●)>o
( < /二二二) ⌒ (__人__)⌒)二二二)←マダオ
( 三 \\ // 川川 /:::::::/ | 川川
\三 \\ // /:::::::イ |
\\ ) (_ (:::::::::| |
ヽ_二二二 二二二 ヽ |)):::ハ |二 ヽ
人 ヽノ \ |イ⌒ti / \\
川川 // \ \. .\ 三 \r--'~フノ ヽ 三\
(二二二/ > ) . .\_ 三_  ̄ ̄ノ\ \ 三_)
// \ |\_  ̄'ブ > ).
ミ/ | _|__ ゙''''゙゙゙ //
ミ/ \__ \ ミ/
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「しゃべったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
パニックに陥るマダオをよそに、レイジングハート(ryは言う。
『私はインテリジェントデバイスです。しゃべるのは当たり前です』
そんな冷静なレイハさんとは対照的にマダオはまだ、上記の状態になっていた。
『いい加減落ち着け!このマダオ!!!!』
レイジングハー(ryの一喝でマダオは大人しくなった。
しかし、ギャグアニメの登場人物とお近づきになるとシリアス系アニメのキャラ(?)もああなってしまうようだ。
ああ、レイハさんご愁傷様です。
「つ、つかなんでオタク俺の愛称知ってるんすか?」
『それはなんとなくに決まってます』
ズガラバシャアアアアアアアアアアアアア!!!しれっとしたレイジングハ(ryの発言にマダオは盛大にずっこけた。
「ぐ……何なの、この子……」
よろよろと起き上がりつつ、マダオは言う。
「とにかく、今のマスターはあなたです。今から私の言うとおりにしてくださいね……」
ここからはレイジングハート初回起動時の展開とほぼ同じなので省略。
しかし、一応この件だけはやっておきたいのでブラウザバックしないでついてきてもらいたい。
『……!!これは……』
レイジング(ryは思わず息をのんだ。彼の持つだめオーラが魔力に変換されそりゃあもう大変なことになっているのだ。
『と、とにかく!身を守る衣服と魔力を制御する魔法の杖を想像してください!!』
「って言われても……えーと……」
杖。最近ちまたではやっている魔法少女アニメの杖を想像。なんで知っているか,およびどの魔法少女アニメかは想像に任せたい。
衣服に関しても、そのアニメを参考にさせていただいた。
「これでいかせてもらう!!」
かくて、変身シーンが開始された。
変身シーンはなのはさんのそれといっしょなのだが……正直、マダオバージョンは精神的ブラクラなので想像しないことをお勧めする。
変身シーンは約1分近く。しかし、実際の時間はそれほどたっていない。ほぼ一瞬の工程なのだ。
『……これが精神的ブラクラですか』
レイジン(ryはぼやく。マダオの姿は手には魔法の杖、そして魔法少女的なふりふりな服。
「うぐ」
近くにあった窓に、自らの姿を映し、吐き気を覚えるマダオ。
とにかく、今ここに魔法無職が誕生したのでした。
【一日目・00時05分/日本・岐阜県高山市】
【長谷川泰三@銀魂】
【状態】吐き気
【装備】レイジングハートエクセリオン@魔法少女リリカルなのはStS、なんか魔法少女的なふりふり衣装。
【道具】支給品一式
【思考】基本;銀さん達に会いたい。殺し合いには乗らない
1:でも、これじゃ笑われるな
最終更新:2011年08月26日 21:59