「おい、おっさん。俺に何の用や?」
宮川大輔、愛称『お祭り男』または『擬音メーカー』は眼の前の男に話しかけた。
「君の名前は、宮川大輔……だね?」
「はあ、そやけど……」
眼の前の男は一瞬、にっこりと笑う。
「私は姓名判断士だ。君に新しい名を授けよう。
この名前では、ほぼ同じ名前の大御所芸人と混同されるからね」
姓名判断士は言った。
「そやけど、大介さんの方からは一応許可もらってるし……」
「OK!たったいま決まったぞ」
「聞けェェェェェェェェェェェ!!!!」
ーーーーーーーーーーー
「はぁ、散々や……」
宮川は肩を落とし、歩く。
「ダイスキ=ミヤザワて……。いつだったかの誤植か」
イッテQファンの皆さんはご存知かと思うが、宮川、改めミヤザワは
この番組で「お祭り男」として活躍中だ。
海外での変わったフェスティバルで目覚ましい活躍を見せつけ、必ず新聞に載るのだが
……必ず、表記を間違えられてしまう。まあ、それがこのコーナーのオチになっているわけだが。
今回の改名はそのある回でのそれであった。
「それで運が上向きになるならいいけど……」
そう呟いたその時。遠くに姓名判断士の姿を見た。
姓名判断士の近くには女の子もいる。きっとまた変な名前をつけられるのだろう。
このままでは、やばい。彼の暴走を止めるべくミヤザワはウサイン・ボルト張りの猛スピードで走りだした。
「よし!今日から君の名前は瀬川おかぷだ」
しかし、タイミングが合わずミヤザワが到着する寸前に姓名判断士は新たな名をつけてしまった。
ドンガラズシャァァァァッ。ミヤザワは頭から倒れこみ、そのままスライディングした。
「おい、おっさん!!またやりおって!!」
「おー、ミヤザワ君じゃないか。君もこのこの新しい名前、いいと思うだろう?」
「よくないわ!!」
怒るミヤザワを背に、姓名判断士は大きく笑いながら去って行く。
「2人とも、いい名前だぞ―……」
その背中が遠のいた。その背中を見送った後、ミヤザワは女の子に話しかけた。
「おい、嬢ちゃん。変な名前をつけられる前はどんな名前だったんや?」
「……おんぷ、瀬川おんぷ」
紫の髪を、頭上で小さく結んだ少女……瀬川おんぷ、改め瀬川おかぷは言う。
「ええ名前やん」
「……」
親から授けられた名前を勝手に変えられたショックか、口を閉ざすおかぷ。
「俺もな、勝手に名前を変えられたんや。『姓名判断士』を名乗るあいつにな」
「……あの、お兄さん名前は……」
「宮川大輔。もっとも今は、ダイスキ=ミヤザワ……やけどな」
かくて、このカオスロワ9期姓名判断士被害者チームは姓名判断士を叩きのめすべく歩き出した。
2人の名前を取り戻す戦いが、今始まる。
つづく?
【一日目・0時17分/長崎県佐世保市/天候・晴れ】
【ダイスキ=ミヤザワ(宮川大輔)@現実】
【状態】健康、姓名判断士への強い怒り
【装備】法被、鉢巻き
【道具】支給品一式
【思考】基本:姓名判断士め……ゆ゛る゛ざん!!
1:今に見とけ……
【瀬川おかぷ(瀬川おんぷ)@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】健康、姓名判断士への強い怒り
【装備】コロンタップ、普段着
【道具】支給品一式
【思考】基本:姓名判断士め……ゆ゛る゛ざん!!
1:アイドルを怒らせると大変なのよ
備考;前期とは別人です。
【姓名判断士@ポケモンシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:参加者のニックネームを変更していく
1:前よりいい名前じゃないか!良かった良かった
突然ですが、解説お姉さんの豆知識講座―!
今回登場した女の子、「瀬川おんぷ」ちゃんは人気アニメ「おジャ魔女どれみ」のメインキャラの一人。
そのアニメのトレーディングカードゲームが発売されたとき、事件が起こったの。
おんぷちゃんの名前が「おかぷ」と誤植されちゃった!!
これには全国のファンが大爆笑!以後、ファンの間でネタとして語り継がれることになったんだけど……
ちょっとかわいそうかもね。
最終更新:2011年08月18日 22:43