さて、どこから話したものか……。
俺は、
キョンという通称で呼ばれるごく一般的な高校生である。
あまりにもみんなから「キョン」「キョン」と呼ばれるのでときどき自分でも本名を忘れそうになるのが最近の悩みだが、それはこの際置いておこう。
さて、俺は今、バトルロワイアルという物騒極まりないものに参加を強いられている。
気がついたときには、俺は冷たい感触の首輪をはめられ、地元からはるか遠い福岡の地に立っていた。
超スピードとか催眠術とか、そんなチャチなもんじゃ断じてないのかどうかは俺の頭脳では判断しがたいが、とにかく超常の力が振るわれたのは間違いないだろう。
福岡の地をうろつくこと数分、俺は一人の男と遭遇した。
彼の名は八坂真尋。俺と同じ平凡な男子高校生らしい。
とりあえずお互い交戦の意思はなかったため話し合いを行うことになり、結果としてしばらく共に行動することになった。
どうやら八坂も傍若無人な女友達に振り回される日常を送っているらしく、俺達はすぐに意気投合した。
今ではお互いタメ口をきく仲である。
さて、そんな八坂は現在、ファミレスに潜入している。
なんでも武器の調達と言っていたが、なぜそれでファミレスなのだろうか。
ちなみに俺の武器は、支給されたスタンガンがある。
正直心許ない武装であることは否めないが、自衛に専念するのならこれだけでもまあなんとかなるだろう。
「お待たせ」
そうこうしているうちに、八坂がファミレスから姿を現した。
その手には、大量のフォークが握られている。
「なんでフォークなんだ……?」
「使い慣れてるからな」
わからん。フォークを武器として使い慣れてる高校生ってどんなやつだ……。
まあ普通の高校生らしからぬ経験を積んでいるという点では、俺もひとのことは言えないのだが。
「さて、武器は調達できたけど……。これからどうする?」
「知り合いを探したいところだが、俺達のようにランダムでどこかに飛ばされたとしたら探しようがないからな……。
とりあえず、人が集まりそうな関東を目指してみようと思うんだが」
「確実性に欠けるプランだけど、他に対案もないか……。
それでいこう。上手く知り合いと合流できるよう祈るか……」
とりあえずの目標を決め、俺と八坂はさっそく移動を開始した。
それにしてもハルヒのやつ、無茶やってないだろうなあ……。
主に性的な意味で。
【一日目・1時00分/日本・福岡県】
【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康
【装備】詩音のスタンガン@ひぐらしのなく頃に
【道具】支給品一式
【思考】
1:関東に向かう
2:ハルヒがいろんな意味で心配
【八坂真尋@這いよれ!ニャル子さん】
【状態】健康
【装備】フォーク×20(現地調達)
【道具】支給品一式、不明支給品(武器ではないらしい)
【思考】
1:関東に向かう
2:仲間たちと合流
最終更新:2011年08月21日 11:09