「ねぇキョーコ、殺し合いの時にこんなノンキなことしてていいの?」
「ばーか、だからこそ食糧確保は大事なんだよ。後になればなるほど量は減るし、戦いが激しくなればなるほど、取りに行ってる暇はなくなるだろ?」
「ふーん」
「あ、ナマモノは駄目だぞ。保存がきかねーからな」
カオスロワが始まってから、杏子とゆまの2人が最初に行ったのは、近場のコンビニの物色だった。
やがて訪れるであろう物資不足に備え、食糧を確保しようとしたのである。
堂々とデイパックを開き、人目をはばからず、大量の食糧を放り込む姿は、普段のやり口に比べると随分ぞんざいだ。
だが、生憎と今は非常時である。多目に見てくれると信じたい。
「あーっ、アンタまたそんなことして!」
「げっ、さやかだ!」
しかし、それを多目に見ない奴がいた。
通称「杏子の嫁」「さやかあちゃん」「可愛い女の子かと思った?」こと、美樹さやかである。
……もっとも、言うほど良好な仲ではないのは、賢明な諸君らにとっては言うまでもないが。
「勘弁してくれよ……この非常時に、万引きもへったくれもねーだろ?」
「それでも駄目! ああもう、こんな小さな子まで犯罪行為に荷担させて……!」
「キョーコー、この人誰ー?」
万引きをしたい杏子と、万引きを止めたいさやか。そしてオロオロしだすゆま。
そろそろ収拾がつかなくなってきたその時……
「とにかく! 人のものを盗ったら泥棒なんだから!」
「――ドロボー!!」
「「「えっ!?」」」
突如響き渡った大声と、床を砕く強烈な鉄拳。
かろうじて回避した杏子達の目の前には、赤い服を着た大柄な男が。今の今まで気づかなかったが、どうやら店側の人間らしい。
「謝って済む……って雰囲気じゃねーよなぁ」
「あーもう! アンタが万引きなんてするからー!」
「るっせ! とにかく、ここを脱出するぞ!」
万引きの駄賃は高くついたらしい。
3人は魔法少女姿に変身すると、怒れる店主に向き直った。
【一日目・0時08分/日本・鹿児島県・コンビニ】
【佐倉杏子@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、魔法少女状態
【装備】ソウルジェム、槍
【道具】基本支給品一式、不明支給品、大量の食糧
【思考】
基本:生き残る
1:コンビニから脱出する
2:さやかとゆまを守る
※魔法少女おりこ☆マギカの記憶が混ざっています
【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、魔法少女状態
【装備】ソウルジェム、剣
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:カオスロワを止める
1:コンビニから脱出する
2:杏子には食べ物を返させたい
【千歳ゆま@魔法少女おりこ☆マギカ】
【状態】健康、魔法少女状態
【装備】ソウルジェム、ハンマー
【道具】基本支給品一式、不明支給品、大量の食糧
【思考】
基本:生き残る
1:コンビニから脱出する
2:杏子について行く
【店主@風来のシレンシリーズ】
【状態】健康、怒り
【装備】なし
【道具】基本支給品一式
【思考】
基本:コンビニを営業する
1:ドロボーは許さない!!
最終更新:2011年08月21日 18:24