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 「ンムンムムンム……」

訳;大変なことになったな。

ここはアメリカの片田舎。ひとりのオレンジ色をしたパーカーを纏った少年が溜息をついた。
名前はケニー・マコーミック。この片田舎の街に暮らす貧乏人の1人だ。
ケニーはまだ行動を起こせなかった。何故なら、『世界中のみんなと殺しあい☆』という状況がいまだに信じられなかったから。
前に、友人の家に遊びに行った際にCATVで自分よりも上の少年少女が殺し合いをする、という内容の
極東の島国が作った映画を見たことがある。悪趣味というレベルではなかった。
見終わったあと、友人のひとりがこんな質問をしたのを思い出す。

「なあ、ケニー。もしお前がこの殺し合いに巻き込まれたら……どうする?」

答えあぐねていると、友人のひとりのデブがこう言った。

「まー、ケニーはあっさり殺されるけどな。ガハハハハハ」

それを思い出すと、腸が煮えくりかえる。
あのデブを見返すために、せめて夜明けまでには生き残りたい。
そう思いながら、ケニーはデイバッグを広げた。

「ム、ムンムムンムムンムムンムムンムム。ムムンムムンムムムンムム、
ムムムムムンムムムムムムムムンムムムンムムムンンムムムンムムムムムンムムムンン……」

訳;あ、ありのまま今起こったことを話すぜ。『デイバッグの中に入ってたのはかわいらしいぬいぐるみだった』。
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが 僕も何をされたのかわからなかった
頭がどうにかなりそうだった。ハズレ武器とか、ギャグ的展開とかそんなちゃちなもんじゃ断じてねえ
……もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ

そう、中に入っていたのは日本産のキャラを彷彿とさせるかわいらしい人形。
説明書を見る。『シャルロッテ。お菓子の魔女』と書いてある。
ああ、いかにも女の子の好きそうなかわいらしい役職だ。正直、役に立ちそうにないな。
そう思った、矢先だった。急に『シャルロット』の形状が変わったのだ。
道化師のような、顔をした化け物に変化したのである。
そして、それは大きな口を開けてケニーに襲い掛かってきた。

「ムンムー!!」

今ばかりはボルナレフ化する余裕はなく、あわててケニーは回避した。
このままでは、また死ぬような目にあってしまう。これはやばい。

「ムンムムンム!ムムンムムンムムンムムムムムム!?!」

訳;なんだよ、これ!生物が支給されるなんてそんなのあり!?!

回避行動を繰り返すケニー。そうしている間に気がつくとケニーは……
シャルロッテの背に乗っていた。

ーそうか、このまま息をひそめればあの変なのに気づかれずに済むかもしれない。

そう考え、ケニーは顔を伏せ息をひそめた。

オレンジのパーカーの少年が見えなくなったのに気づいたそれは前へと進みだす。
……このまま、何も起りませんように。ケニーはそう祈るしかなかった。
っていうか、こういう生物が支給されるのは……カオスロワではよくあることです

【一日目・3時20分/アメリカ・コロラド州】


【ケニー・マコーミック@サウスパーク】
【状態】健康、シャルロッテの上
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
0:生き残りたい。ってか死にたくない


【シャルロッテ@魔法少女まどかマギカ】
【状態】空腹、ケニーを背に載せている(本人は気付いていません)
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
0:(不明)
最終更新:2011年09月08日 00:27