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青装束の丸々と太った男。
その男エビス丸は、ガチャピンを食べた後早速行動を開始しようとする。
「しかし当てもありまへんしなぁ」
だが彼には首輪を外す人物の心当たりも、施設の心当たりも無かった。
こういうことに詳しいだろう物知り爺さんは、生憎ここにはいなかったし、
頼れるゴエモンたちもここにはいない。
自分ひとりだけでなんとかしなくてはならなかった。
「とりあえずこの学校にでもいってみまひょか!」
温泉旅館や寺にそんな施設があるとは思えない。
それに地図を見る限り、他で一番近い建物は学校だ。
そういった理由から学校へ向かうことに決めた。
しかし暫く歩き続けた後主催からの放送が流れ始める。
すぐさま地図を取り出し、メモの用意をする。
「ほに~、思ったより殺し合いが進んでおりますなぁ」
エビス丸は不愉快な放送を聴きながら、そう呟いた。
いかに大泥棒とはいえ、彼は義賊。
自称正義の忍者である彼にとっては、その事実は衝撃的だった。
「禁止エリアはC-3、ここはH-2やから暫くは大丈夫でっしゃろ」
地図の該当するエリアを塗りつぶすと、ザックに入れなおす。
「さて、これ以上の犠牲は止めないとあきまへんな!」
「そこの人」
決意を新たに歩き出そうとした彼に声が掛けられる。


「さぁ、そろそろ行くのでぃす」
「わかったわ……」
最後にヒトラーの墓標に手を合わせると相方であるシマリスの方へ向かう。
なんだかんだいっても私の事を心配してくれているシマリス。
それはこんな環境においては、とても嬉しかった。
碌に友達もいなかった私には、それが打算であっても心強かった。
もし一人きりだったら、人を殺した重みには耐えられなかっただろう。
「さあ、行きましょうシマリス」
だから彼をこれ以上心配させないように、空元気でも元気を出す。
「その調子なのでぃす」
暫く南下していくと青装束の男を発見する。
今のところ彼に気付いた様子は無い。
もちろん私はその男がエビス丸だという事は分かった。
だけど突然名前を読んだら疑心暗鬼に陥るかもしれない。
ちょっとした失敗で変な包囲網なんてできたら溜まったものじゃない。
シマリスに静止の呼びかけをすると、私は声を掛ける。
「そこの人、ちょっといいかな?」
その声に、青装束の男は驚いたように振り向く。
「ほに~、何のようでっしゃろ?」
やはり彼はエビス丸のようだ。
彼の対応は気をつけなくてはいけない。
彼が正義である事は確かだが、前回に惨劇を起こした事は忘れてはならない。
「私は◆6/WWxs9O1s、彼はシマリス。
 ちょっと情報交換をしたいんだけど……」
無難に言葉を選ぶ。
「そうでんな、ええでっしゃろ」
こちらは名乗ったのに相手は名乗らない。
でも忍者だし用心深いのも当然かもしれない。
みんなで脱出するためには過敏な疑いはいけない。
「と言ってもたいした情報はないけど、私達はこれこれこう言った経緯でここまで来て今に至るわ」
ヒトラーの事は一応伏せておいた。
彼の事だ、そんな事話したら襲い掛かってくるかもしれない。
「そうでっか、わては首輪を手に入れ―――」
その途端銃声が響き、エビス丸が目の前から走り去る。
「ちょっと、シマリス! なにやってるの!」
「何言ってるのでぃすか、あいつは首輪を持っているのでぃす。
 つまり誰かを殺しているのでぃす、危険人物でぃす!」
そう問答している間にも足音は遠ざかっていく。
「正当防衛かもしれないでしょ!?」
私達もそうだった、彼もそうかもしれない。
そう思うのが普通なはずなのに。
「おまえ、そんな考えじゃそのうち殺されるのでぃす。
 忘れたのでぃすか? 放送での死者の多さを!
 お前が思っているより、殺しあっている奴は多いのでぃす!」
そんな……私の考えは間違っていない。
なんでそんな風に考える事ができるの?
怖い……彼が、シマリスが怖い。
もしかしたら私は彼が優勝するためり利用されているんじゃ……?
「でも―――」
「いいから早く追いかけて殺すのでぃす!」
「WAWAWA忘れ物~、うおわぁ!」
途端、何も無いところに扉が現れて、谷口が現れた。
辺りに静寂が満ちる。
「すまん……ごゆっくり~!」
そしてすぐさま去っていく。
同時に扉も消え去る。
一体何だったのだろうか。
いつのまにか足音も聞こえなくなっていた。



「ほんに危ないところだったでんな」
エビス丸は先程の事を思い出していた。

「そこの人、ちょっといいか」
「ほに~?」
赤い服を着た男が突然声を掛けてきた。
どうやら走ってきたのか息切れを起こしている。
「ぼくはスペランカー、殺し合いに乗っている凶悪な参加者を見てしまって……
 ツインテールの女の子のとリスの二人組なんだけど、彼らには気をつけたほうがいい」

「いや~、スペランカーはんのいう事を聞いてなかったら命も無かったかもわかりまへんな」
声を掛けてきた人物が、彼のいった特徴の二人だった事から、最大限に警戒していたのが正解だった。
とはいえ銃撃を完全に避ける事は叶わず、腕を負傷してしまったが……
「スペランカーはんは、大勢の人にこの事実を知らせると言って去ってしまったけど、
 彼は一人で大丈夫でっしゃろか?」
◆6/WWxs9O1sとシマリスと言った強力な力を持つ参加者がいると分かった以上、
どうしても考えが悪い方向へ行ってしまう。
「何個も命があると言ってたから、大丈夫だとは思うてるけど、心配でんなぁ」



「あんな法案、夢かと思ってたけど、やっぱ本当だったんだな」
谷口は逃げるように走りながらも呟く。
心なしか元気が無い。
それも当然だ、なんてったって「早く追いかけて殺すのでぃす!」なんて言っていた。
どう見ても殺し合いに乗っています、本当にありがとうございました。
「あいつらは危険だって、みんなに教えてやんなきゃ」



【一日目 5時00分】
【H-2 住宅街】

【◆6/WWxs9O1s氏@テラカオスロワ書き手】
[状態]:人を殺したことに動揺 かなり疲労
[装備]:クルミ4999個、マジックハンド、マシンガン
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:クルミ使いになっていく自分に一抹の不安
2:包囲網とかマジ勘弁
3:マップがループであることを確信したので、南下する
4:シマリスに対し疑心暗鬼
基本:他の書き手勢・対主催と合流したい
※クルミの扱いのレベルが2に上がりました
※unlimited walnut worksを習得しました

【シマリス@ぼのぼの(その他・漫画系)】
[状態]:健康
[装備]:ライフル銃
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:主催者を倒す方法を探る
2:怪しそうな奴は問答無用で射殺 やられる前にやる
3:そろそろ◆6/WWxs9O1s氏の精神的な弱さがウザイ
4:青装束の男は危険人物だ

【エビス丸@がんばれゴエモン】
[状態]:……実はまだ腹八分、腕負傷
[装備]:ハエたたき
[道具]:支給品×2(食料×1)、ガチャピンの支給品(中は不明)、首輪1個
[思考]:
1:味方を集め、主催者を倒して大江戸の時代に戻る
2:腹が減る前に食べ物を確保したい
3:向かってくる敵には容赦しない
4:◆6/WWxs9O1sとシマリスは危険人物だ

【スペランカー@スペランカー(その他・ゲーム系)】
[状態]残機24、首輪なし
[装備]なし
[道具]なし
[思考]
1:主催を倒す
2:多少死んででも、多くの参加者にツインテールの女の子とリスの危険性を伝える。

~カオスルート~

【一日目 13時00分】
【兵庫県 北高】

【谷口@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]健康、忘れ物
[装備]なし
[道具]なし
[思考]
1:忘れた支給品を取りに行きたい
2:知り合いにだけでもツインテールの女の子とリスの危険性を伝える。



最終更新:2007年04月14日 23:24