アットウィキロゴ
都内の公園で2メートルを超える髭の紳士と3名が屯していた。
皇帝バグラモン率いる新生帝国バグラである。
その最高国家元首にして軍総帥のバグラモンはため息をついていた。
「しかし情報収集が進まぬとはな」
「すまない……どうも情報制限が厳しく……」
バグラモン腕組みしつつも部下の少年のネット検索が終わるのを待った。

「よっしゃ! ラギアクルス狩猟クエストクリアッチャ!」
ため息をつくバグラモンを横目で3DSで遊んでいる子供が叫ぶ。
彼はバグラ軍幹部である新生三元士に仲間入りした奇面族の子供であるチャチャである。
チャチャは狩猟が出来ればいいという条件で快くバグラモンの軍門に入ったのであった。
ちなみに獲物となるモンスターや参加者にはまだ出会えてなかった。
だからこうして支給品の3DSとモンスターハンター3Gで遊んでいるのだった。
実に携帯ゲームへの適応力が高いと感心するバグラモンだった。

「なぁ陛下……これからどうするんだ?」

チャチャとは別に必死にネット検索をしている赤い髪の少年が問う。
彼は高倉晶馬。
妹の高倉陽毬の助命のためにチャチャと同じく三元士の一員に加わっていた。

「高倉が調べた情報によると世界各国で戦闘が起き始めているようだ」
「コミケだっけ? あそこが戦場らしいッチャ!」
小休憩中のチャチャが言った。
「各地を回って調べるのも手だがこちらは手勢が乏しい」
バグラモンは晶馬の集めた情報を照らし合わせて述べる。
こんな時、古参の部下がいればどんなに助かったかと思うと頭が痛い皇帝だった。
弱気になっているなと感じる晶馬。
「いや、あんたの右手の力なら十分に対抗できるんじゃないか?」
「少年よ、私は先を見据えて力は温存しておきたいのだよ……」
バグラモンは巨大な右手を軽く動かしながら語る。
彼の敵は主催者だけではなく強豪参加者も含まれていた。
自身の戦闘は避け、出来る限り部下に任せたいのが本音だった。
それに側近のタクティモンやリリスモンらの安否も気になる。
忌まわしい主催者に次元を移動する力も魂を移し変える能力も弱体化させられている今は――

「とりあえずお腹も空きましたし……」
ベアトリーチェはお腹を押さえこう言った。
「どこかで食べに行きません?」
バグラモンの肩に座っている長い髪の少女が言う。
彼女の名はベアトリーチェ――同じく三元士の1人として加わっていたのだ。
本来は姿が一般人には見えないのだがカオスロワ参加のために仮初の肉体を得たのだった。
本人的には都合が良かったようである。

「そうだな……主催の人間どもを抹殺するにしてもさらなる部下が必要だ」
「では有能な部下を探しつつ飲食店も探しましょう」
ベアトリーチェはそう提案する。
4人は改めて己の空腹を理解した。

「それなら近くにいいラーメン屋があるっチャ!」
チャチャは鼻が利くようだ。
「では案内を頼むぞ」
4人は公園を出てチャチャの知っているラーメン屋へと急いだ。

晶馬は不安になっていた。
このゲームを壊せば陽毬も助かるだろうと考えていた。
実質三元士と皇帝の4人では心細いのは事実だった。
一応ネット上の掲示板で東京にバグラ軍集結の書き込みをしてきたのであったが不安は拭い切れなかった。
(待ってろよ……陽毬……)
晶馬は決意するのであった。
そして横にいるベアトリーチェは晶馬に対して1人だけ空気読めてないと不安になるのだった。

【一日目・9時45分/日本・東京都港区】

【バグラモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】大剣装備
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者を皆殺しに全宇宙を征服する
1:腹が減ったのでラーメン屋へ
2:出来るだけバグラ軍を集める
3:力は出来るだけ温存する
※次元を操る力は制限されています

【チャチャ@モンスターハンター3】
【状態】健康
【装備】石斧装備
【道具】基本支給品一式、奇面族の仮面、ニンテンドー3DS、モンスターハンター3G、不明支給品
【思考】
基本:バグラモンに従う
1:腹が減ったのでラーメン屋へ
2:狩猟したい

【高倉晶馬@輪るピングドラム】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、ノートパソコン、不明支給品
【思考】
基本:バグラモンに従う
1:陽毬を助けたい
2:バグラモンのためにバグラ軍の同志を集める

【ベアトリーチェ@WILD ARMS Advanced 3rd】
【状態】健康 生身
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:バグラモンに従う
1:腹が減ったのでラーメン屋へ
最終更新:2011年12月11日 15:30