二回目の
放送後、各地で潜伏していた参加者が動き出しつつあった。
元々コミケに興味ないものやステルスマーダーだったが解除した者などさまざまである。
彼女もその1人である。
「しかし主催側も怒っているわね、簡単にビッグサイトを禁止区域にするとはねえ……」
ビッグサイトから遠くにいるリメイク版の女主人公のリーフには全く関係のない話だったが。
「けど、そろそろ私も動くか」
その時だった。
リーフの頭上を飛行機が通り過ぎた。
それも随分と低飛行である。
「このまま墜落するんじゃないのあれ? ってやばいじゃない!」
リーフはさっさと走り出した。
飛行機はリーフを通り過ぎてそのまま墜落し、見事に大破した。
「危なかった、けど参加者がいるとするなら少し調査する必要があるわね」
リーフは黒い煙を上げる飛行機に向かった。
「これは酷い、たぶん誰も生き残ってないわ……よいしょ」
おそらく支給品とかも無事じゃないだろう。
だが回収できる物は回収しておくべきだとリーフは考えた。
いくつか無事な支給品を発見できたが他は使い物にならなかった。
しかし落下で死亡したとは思えない乗客の惨たらしい最後の姿ばかりである。
何かには首がないものもあった。
「モンスターボールはないみたいね、あいにくこっちもポケモン取り上げられたし……他には……」
リーフはさらに物色を進めると動いている何かを見つけた。
「生きている?」
「うーん、ここは……」
リーフが見つけたのは高校生くらいだろうかそんな感じの男だった。
「何があったの?!」
「実はな……」
男はここで何が起こったか丁重説明してくれた。
なるほど、魔剣が暴走し乗客や機長を殺しそのまま墜落したわけか。
それで同席していた連れのおじいさんと共闘していた女は行方不明……
この様子だと助からないだろうし剣の怪物も行方不明なのは気になる。
「どうもご丁重に状況を教えてくれてありがとう……それであなたのお名前は?」
「柊蓮司……」
次の瞬間、柊の喉にサバイバルナイフが突き刺さった。
真紅の鮮血が飛び散る。
そのままあっけなく柊は死んだ。
「こいつ、アニメ化されているじゃないの……」
「な、何の騒ぎだ?」
音を聞きつけたのが老人がやってきた。
今までどこにいたんだ?
だが、無事ではなかったようで頭から血を流している。
口封じのためにリーフはすかさず手に持った持ったマグナムで老人の頭部を狙撃した。
グシャとポップコーンのように吹き飛ぶ老人の頭部。
服装で思い出した……このじじいってジョセフ・ジョースター。
スタンド出される前に早く殺して正解だったわねと思うリーフだった。
【柊蓮司@ナイトウィザード 死亡】
【ジョセフ・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険 死亡】
ジョセフと柊の支給品を奪い取るとリーフは飛行機から早々と出て行った。
何故、主人公なのに自分だけアニメに出られないんだ。
リーフにとって耐え難い屈辱だった。
これが、格差社会って奴なの……実に嫌になってくる。
ならばこんなくだらない理不尽、ぶち壊しちゃえばいいだけの話だ。
リーフはマーダーにはなったが、優先するべき箇所は多かった。
まずアニメ化された上級階級の連中に復讐してやることである。
特にアニメのポケモンに出てくる連中は許しがたかった。
中でも自分を差し置いて主人公の座に君臨し続けるサトシやそのライバルであり友人のシゲルにサトシにまとわり付く女どもだ。
あいつらを生かしておく必要などどこにもないのだ。
他にも自分の存在を乗っ取ったポケモンスペシャルのブルーという女狐もこの際消してしまおうと考えた。
タケシはいいか……
しかしブラックホワイトの主人公のトウコとトウヤとその幼馴染のチェレンはどうするべきか。
あいつらもアニメに出られずに同じことをしているかもしれない。
もし出来れば彼らは仲間にしよう。
リーフは血をふき取って去っていった。
柊の話に出てきた怪物がまだいるかもしれなかったからである。
しかしながらムー大陸は広い、まあじっくりやればいいか。
リーフはそう思いながら歩き続けた。
【一日目・14時40分/太平洋上・ムー大陸】
【リーフ@ポケットモンスターFR・LG】
【状態】健康
【装備】マグナム、サバイバルナイフ、柊の魔剣、ジョセフ・ジョースターの支給品一式
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:マーダーとして
ゲームに勝ち残る
1:アニメ化された作品のキャラやアニメに出ているポケモンキャラは優先的に殺す
2:1の補足で特にサトシ、シゲル、ヒカリ、ハルカ、アイリス、カスミとポケスペのブルーは必ず殺す
3:トウヤとトウコとチェレンは仲間にするかもしれない
最終更新:2012年01月21日 12:11