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「かなりの数だが前よりは幾分減っているようだね」
「……」
「おや? 顔が悪いようだがどうしたものかね?」

6/の死を知って動揺している10/に対してバグラモンは未だに余裕を持っていた。

「知り合いがいたのか、仕方あるまい……それは運命というものだ。だから抗うのだよ」
「……バグラモン殿」
「何かね?」
「あなたの目的って聞いてなかったので教えて欲しいが?」

一緒に行動する以上、一応は確認しておこう。
10/はそう思って問う。
はっきり思うがここまで腹の底の読めない参加者は珍しい。

「君は何故人間は過ちを犯すと思うかね?」
「過ち?」
「それは人間が未完成で不完全だからだ……だからこそあのようなノイ・ドヴァイのような脅威が生まれる」
「ノイ・ドヴァイ、主催側の男が述べた宇宙の敵……」
「私には分かるのだが、アレは完璧であるが不完全だ……人間ゆえにな」

ノイ・ドヴァイの元を人間だとこの男、既に見抜いていただと?
おそらくバグラモンの能力の1つかもしれないが警戒するべきかも知れない。

「ゆえに私は完全な世界を作り上げようと考えている」
「俗にいう世界征服ね、悪の親玉になった気分になりたいの?」
「人の見方によっていろいろ解釈は別れよう、君らの世界の偉人もそうであったようにな」

たしかにアレキサンダーに始皇帝にピサロに織田信長等、見方によれば悪ともいえる。
だが、同時に得られる物は多く得ることで人類の発展にも貢献できた。
しかし、それは人間同士であってこの皇帝の齎すものは人間界にとっては間違いなく害悪にもなる可能性はあった。
10/はそう思った。

「君はこのロワで何をなそうと思っている?」
「とりあえずはあなた方に協力しつつ、主催者基地と首輪解除をなんとかね……」
「首輪はともかく、君は先入観に囚われてはいないかね……主催者基地のことだ」
「どういう意味かしら?」
「真の主催と今このロワを運営するグループは別々にいる可能性だよ」
「それは考えてもいなかったわね、同時に厄介でもある」

確かにこの男の言うとおりそれも考慮せねばならない。
たとえ運営基地を見つけてもリーダーを討たない限り根本的な解決にはならないのだ。
そのリーダーが別の場所にいるとしたら?
だったら日本国内にはいない可能性もある。

「いろいろ気づく部分が見つかって感謝するわ、皇帝殿」
「いや君は非常にポテンシャルのある能力を持っている、それをひたすら隠し仲間にも他人にも見せようとしないのかね?」

自分の能力が見抜かれていた?
10/ははっとした。
おそらくは妖夢らにはバレることはなかったと思っていたはずだったが。

「無論、君の気持ちは尊重しよう……私も不和を望む気持ちはない」
「ありがとうございますね」
「それと主催側は何故、ノイ・ドヴァイをここまで放置し、二回目の放送で倒させようと考えた?」
「確かにそれは疑問ね、私が主催にいたら成長する前に首輪を爆破させてたわ」
「答えは簡単だ、アレを現時点のレベルで倒せる術を持ち、労力軽減のために参加者を利用しようとしているのだ」

確かに妥当であり合理的でもある推理である。
それにあの文人という司会進行はまるでロボットみたいに冷静だった。

「つまり何故そこまで回りくどいことを?」
「何らかのために力を温存しているのだろう、我々や生き残った参加者のためにな」

おそらくはその通りだ。
wikiで調べたがこのバグラモン以外にも彼の弟であるダークナイトモンにクライシス皇帝等のラスボス勢にまだ見ぬ強豪がおそらく多数いるだろう。
最終的には主催側とそららと決戦がシナリオとしては可能性がある。
それに参加者をノイ・ドヴァイにぶつけた方が向こうも貴重な戦力も失わずに済む。
だが、ただぶつけるだけでは勝てるとは思えない。
多少のテコ入れの可能性はあると10/は考え始めた。
どっちにしてももう少し情報は調べておきたい。

「……難しい話はここまでだ。君も休みたまえ」
「お言葉に甘えて……」

休憩が終わったらおそらく皇帝は東京から離れるだろう。
神奈川に向かうつもりだろうか?
もう少しバグラ軍と行動しつつも身の振り方も検討せねば。
妖夢たちは……バグラ軍に保護させた方がいいかもしれないがまだ様子見だろう。
10/は考えているとベアトリーチェがやってきた。
この娘も帝国の幹部になったはずだ。

「何の用?」
「いえちょっと確認したいことがあってね」

ベアトリーチェは鋭い視線を変えなかった。

「あなた……本当は主催のジョーカーじゃないかしら?」
「何を言っているの?」
「バグラモン陛下はおっしゃってたわ、狡猾な主催者は参加者の何も息の掛かったジョーカーを混ぜているかもって」
「それで私を疑う根拠は?」
「あなたって私やチャチャや連れの妖夢やあのゴーレムが作業していた時にひたすら腕を見ていたわよね」

ここにも鋭い奴がいたか。
バグラモンに気を取られていた。
チャチャはともかくこの娘の存在は失念していた。

「あなたがサイボーグとかだったら通信機仕込まれているんじゃないかと思ったのよ」
「さあ、少し手が痛かったので休憩していただけよ、ジョーカーだったらあなた達だけじゃなく妖夢たちも切り捨てるわ」
「……わかったわ、今一度あなたを信じるわね、だけど……もしもの場合は……くすくす」

そう言ってベアトリーチェはチャチャや妖夢のところへ歩き出した。
妖夢も6/の死を知りつつも気丈に振舞ってたが影は落としつつあった。
ベアトリーチェはこの娘を少しは支えてやろうと思った。

おそらくはベアトリーチェにもうすうすは能力に関しては気づかれているだろう。
それよりも問題は浮上した自身のジョーカー疑惑である。
これが今後の課題かと10/はため息をつく。

「前途多難だな……影は影らしくさせて欲しいものだが」

10/は6/を失ってもまだ安らぎはこないと感じるのだった。

【一日目・2時10分/日本】

【10/@TCBR】
【状態】健康、雑用係、空気
【装備】ドス(短刀)@現実、ティーセット一式
【道具】支給品一式、自作の同人誌、自作のコンピュータ、その他不明
【思考】基本:空気を読みつつ、空気になる。
0:ひとまずバグラ軍と一緒に行動する
1:妖夢達と行動する
2:8/が気になる。
3:身の振り方を考えつつも疑われないように振舞う
4:6/……

【魂魄妖夢@東方Project】
【状態】健康、強い決意
【装備】刀「月の桂」@月華の剣士
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:殺し合いからの脱出および主催者を斬り潰す
1:ハーケンさんと行動し、仲間を増やす
2:知り合いがいたら、合流したい。
3:がくぽとは決着を付ける。
4:初音ミクと8/を警戒。
5:ひとまずバグラ軍と一緒に行動する
6:6/さん……
※ファントムの中の人の名前をハーケンだと思っています。

【ファントム@無限のフロンティア】
【状態】各部異常無し
【装備】標準装備一式
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:ゲームの破壊・打倒主催
1:妖夢と行動し、仲間を増やす。
2;ハーケン達が入れば合流したい。
3:初音ミクと8/を警戒。
4:ひとまずバグラ軍と一緒に行動する

【バグラモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】健康
【装備】大剣装備
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者を皆殺しにし全宇宙を征服する
1:東京からの離脱を優先する
2:出来るだけバグラ軍を集める
3:力は出来るだけ温存する
※次元を操る力は制限されています
※10/の能力は推測ですがある程度は見抜いています

【チャチャ@モンスターハンター3】
【状態】健康
【装備】石斧装備
【道具】基本支給品一式、奇面族の仮面、ニンテンドー3DS、モンスターハンター3G、不明支給品
【思考】
基本:バグラモンに従う
1:狩猟したい
2:妖夢達の保護

【ベアトリーチェ@WILD ARMS Advanced 3rd】
【状態】健康 生身
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:バグラモンに従う
1:妖夢達の保護
2:10/に対して疑惑を持ちつつも仲間として扱う
3:妖夢のケア
最終更新:2012年01月23日 13:48