最強のデジクロス体を作るため、皇帝達たちはコミケ跡地に散らばった死体を集めていた。
「そろそろ材料集めも終わりにするか」
「禁止区域の刻限も迫っているしな」
積み上げられた死体にクロスローダーを向ける皇帝。しかしその時……
「んん?どうもクロスローダーの調子が悪い……!」
クロスローダーから黒い煙が上がり、ヒビ割れが走る。
「な、何ィ―――!我々の体が!?」
「デジクロスされて!?」
「融合していく!?」
「だとォォォォォ―――!?」
そしてなんとクロスローダーを持っていた皇帝達の体が
宙に浮かび上がり、融合を始めた。
「「「「ぬぬぬぬぬおアッーーーーーーーーーーー!」」」」
そしてダーククロスローダーが音を立てて砕け散った、その後に残ったのは――
「ッ痛ェな……一体ナニが……」
失神から覚めて頭を擦るアクセロリータ(一方通行)は目の前に立つ存在を見て絶句した。
『ソレ』はあまりに圧倒的な存在だった。
「クロスローダー……無理な改良の反動か。
だが問題はない。最強のデジクロスは既に成ったのだからな」
誕生したのは王の中の王。皇帝を統べる皇帝。
「我は皇帝アクドス・ギルに非ず。我は暴走皇帝エグゾスに非ず。
我はクライシス皇帝に非ず。我はズール皇帝に非ず。
我等は……いや、我の名は
混沌大皇帝
テラカオスなり」
テラカオスは指の一撫で自分に嵌められていた首輪を破壊する。
当然爆発が起こったが、彼の体には傷一つつけられなかった。
「ひ、ひイィィィィィィ!!」
勝てない。こいつには勝てない。殺される。
生物的な本能でそれを感じ取ったアクセロリータ(一方通行)はその場から逃げ出そうとする。
しかし
「ふん」
大皇帝テラカオスが指先から放った衝撃波が彼の背に襲いかかった。
「うギャァァァァぁぁぁぁぁぁ!!」
たかがテラカオスの指先一振りで発生した衝撃波、だがそれは彼のベクトル反射の限界を遥かに越える威力を持っていた。
背後からそれを浴びたアクセロリータ(一方通行)は塵すら残さず消し飛ぶ。
【アクセロリータ(一方通行)@とある魔術の禁書目録 死亡確認】
顔色一つ変えず虐殺を行った大皇帝テラカオスは、アクセロリータ(一方通行)がいた場所に手をかざす。
すると黒く濁ったオーラ……死者の残した怨念がテラカオスの身体に吸収されていった。
それだけではない。コミケ後に散らばるありとあらゆる死体から発生した怨念が、テラカオスに吸収されていく。
「死者の残した邪悪なオーラ、これを取り込めば少しは力の足しになるか」
並みの参加者がこのような事をすれば、怨霊に精神を侵されて精神崩壊に到っていただろう。
しかし彼は混沌の大皇帝。その存在のカオスさと皇帝としての無限の器が怨霊吸収を可能にしていた。
マーダーと戦っていた者、生存者の救助をしていた者など
コミケ跡に残ったまだ動ける参加者たちは渦巻く怨霊と異様な覇気を察知してテラカオスの存在に気付いた。
「何だ……あいつは何者なんだ!?」
その場に集まっていたのは戦隊ヒーロー、ポケモントレーナー、ニードレス、パイロット、デジクロス被害者等
この瞬間まで一面識もなかった者たちばかり。
しかし彼らはテラカオスを目にした瞬間、心を一つにした。
(こいつを今殺さなければ、世界は終わる)
誰が言い出したわけでもなく、彼らは同時にテラカオスに攻撃を仕掛けていた。
「サイコキネシス!」
「烈火大斬刀!」
「判決・死刑!」
「フジヤマヴォルケイノ!」
「正規パイロットの意地を見せてやる!」
「柿崎ぃぃぃぃ!」
超能力、斬撃、VS・リトルボーイ、スペルカード、そしてMSとバルキリーによる攻撃が
一斉にテラカオスに叩き込まれた。
攻撃の跡には巨大なクレーターができて濛々と土埃が立ち上る。
そして煙が晴れた時、そこに居たのは
「何か仕掛けてくると思えば、こんなものか」
( ( ( ( ( (なん……だと……))))))
攻撃を受ける前の姿のまま立つ大皇帝だった。
「消え去るがいい」
再び攻撃を仕掛けようとする戦士達に向かい、皇帝は手から光線を放つ。
「がああああああ!!」
「グッ……こんな所で……」
「私にはまだやることが――」
断末魔の叫びと共に、光線は彼らの生命を吹き飛ばした。
【カトレア@ポケットモンスターBW 死亡確認】
【志葉丈瑠@侍戦隊シンケンジャー 死亡確認】
【アダム・ブレイド@NEEDLESS 死亡確認】
【島原輝紅@現実&東方Project 死亡確認】
【ラーガン・ドレイス@機動戦士ガンダムAGE 死亡確認】
【一条輝@超時空要塞マクロス 死亡確認】
コミケ会場に残された怨念を吸収し終えると、大皇帝テラカオスはより多くの犠牲者の魂を求め
江東区を後にした。
テラカオスが去った瞬間、江東区と港区は爆発して消滅した。
【江東区 消滅】
【港区 消滅】
◇ ◇ ◇
「混沌大皇帝テラカオス……宇宙空間に次いで地上にも最強の敵が出現したようだな」
その様子を誰にも気づかれることなく観察している男が一人いた。
皇帝達と同行していた悪の秘密結社の首領・ビッグバンである。
「この強敵相手に、お前ならどう戦う。我が息子リュウセイよ!」
そしてこの親父は自分の息子をこんなバケモノと戦わせる気満々だった。
「獅子は己が子を突き落とす千尋の谷を自前で用意するものなのだ!」
そう言うと高笑いを残し、ビックバンは闇へと姿を消した。
【一日目・15時00分/日本・東京】
【混沌大皇帝テラカオス@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康、首輪解除済み
皇帝アクドス・ギル、暴走皇帝エグゾス、クライシス皇帝、ズール皇帝のデジクロス体
死亡者の怨念を吸収してパワーアップ中
【装備】ダークネスクロスローダー、芋長の芋羊羹、サタンサーベル
ガルダフェニックス@クラッシュギア、レイジングブリッド@クラッシュギア
ディノファランクス@クラッシュギア、シューティングファントム@クラッシュギア
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:地球侵略、宇宙征服、人類抹殺
1:参加者も主催者も自分に逆らうものは皆殺し
2:より多くの怨念を吸収する
【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康
【装備】仮面、マント、ダークサイド・プレジデント
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:主催者を倒し世界征服をする。
0:リュウセイをテラカオスと戦わせる
1:リュウセイを最強のボーグバトラーに育て上げる
2:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
最終更新:2012年01月23日 13:25