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「「よかった……あいつが死んだぞ……」」

ダークナイトモンとムゲ・ゾルバドス帝王は柄にもなく安堵のため息をついた。
自分達が言えた義理ではないが、少なくとも健全な参加者達からすれば【悪】に分類されるであろう男……
鏡音レンは先程、一人の男の手でその命を散らせた。

「思わず三沢に無意識で敬礼のポーズをとっていた……」
「鏡音レン……恐ろしい男だった……」

モニター越しで見てもあの凄惨な光景だ。
至近距離で見てしまったシオニーらのメンタルが非常に心配だが……
なんにせよ、それは滅びた。

「我が要塞に屍とはいえあんなモノが乗っかっているのは非常に不快だからな……」
「こんなもの、我が槍でミンチにして太平洋に破棄してくれる」

辺りに参加者の気配がないことを確認した二人は、レンの完全抹消を試みる。
この熊岡県は、いまや彼らの移動要塞、自分達のホーム。ホームは綺麗にしたい。
汚物は消毒だーというやつだろう。

しかしダークナイトモンはそれを見てしまった。
鏡音レンの死体、その下半身が未だに蠢いている。
正確には局部がだ。

「奴は性欲の化物か……?」

おそらく、三沢に頭部を踏まれた際の衝撃で達してしまったのだろう。
大量の白濁液が熊岡県の地に飛び散っている。

「このっ……!」

もうこれ以上自分の目に嫌なものを映したくない。
そう思ったダークナイトモンは、渾身の力でレンのワイルドなイチモツめがけて槍をくりだした。


 そ の 時 不 思 議 な 悪 夢 が !


「なっ……こ、こいつ……動くぞ!?」

ダークナイトモンも、ムゲも、完全に反応が遅れてしまった。
無理もない。
いかにこの二人といえど、まさか死体の局部のみが分離して自立行動するなど……

予測できるはずがない。

「やはりこちらがこの男の本体だったのか!?」

ムゲは本能的に身の危険を感じ、即座に操縦席まで帰ろうと試みる。
だが……ダークナイトモンは間に合わなかった。
元々レンのワイルドCを潰してやろうとした槍はかわされ、地面にめり込んでしまっているのだ。
仮に地面から抜けたとして、ダークナイトモンのそれは飛び回るワイルドCを捕らえることはできない。
槍という武器の性質上、接近を許しすぎたり、対象が貫きにくい形状の場合はどうしても不利なのだ。

「お、おのれ……っ!」

ムゲの姿はない。全力で逃げたのだろう。今コノ場には、ダークナイトモンとワイルドCのみ。
選ばれる獲物もは、たった一人。

「アッーーーーーーーー!!!」


ダークナイトモンは、もう動かない少年の槍に深く深く貫かれた。
ごぷりと、どうなっているのか自分の体の中になんらかの不純物が混入されている不快感も感じる。
まるで、自分のデータが書き換えられていっているような……

「ぐが……ががぁ……!」
「……すまん、許せ」

苦痛に呻くダークナイトモンのもとにムゲが帰ってくる。
さすがの彼も申し訳ないことをしたと感じたのであろう。
ダークナイトモンに刺さっておとなしくなったワイルドCを支給品のトングで掴み潰すと、遥か遠くに投げ飛ばした。

(多少のイレギュラーがあったが、計画に支障はないだろう……)

◆ ◆ ◆

「やれやれ、やはりモニターから監視するだけの方が安全でいいな……で、この熊岡県はどこに向かって……」
「……と」
「ん、どうした?」


「ナイトはやっぱりロリコンでナイト!」
「いきなりどうした!?正気に戻れ!」
「わたしはさいしょからしょうきだ。私はナイトであり、ナイトとは騎士であり、騎士とは紳士である。つまりは私も紳士(ry」

(やばい! K(鏡音)ウイルスだ!)

【一日目・21時/熊岡県某所】
【ダークナイトモン@デジモンクロスウォーズ】
【状態】熊岡県を操縦中、ウイルス感染、デッドリーアックスモンとデジクロス済み、ダメージ(中)
【装備】ツインスピア
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:この全世界に君臨する絶対の王になる
1:正気?
2:バグラモンに会うべきか?
※スカルナイトモンとデッドリーアックスモンのデジクロス体です
※モニターでロワ全体の内容を一応把握しました
※鏡音レンの一部データを刻み込まれました
【ムゲ・ゾルバドス帝王@超獣機神ダンクーガ】
【状態】健康、不安
【装備】レンジャーキー『オノレンジャー』
【道具】支給品一式、トング
【思考】
基本:全宇宙支配
1:操縦かわった方がいいな……
2:ズール皇帝をそのうちボコす
3:でもどこに行けばいいんだろう……
※モニターでロワ全体の内容を一応把握しました
最終更新:2012年02月01日 01:36