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「むっ!?」

その時、幼竜ニアラはいいようのない寒気に襲われた。
かつてないほどの、おぞましい寒気に。

「どうした?」

アルセウスがそれに気がつき、声をかける。





「へ、変態がくるっ!!!!!」





それに対するニアラの返答がこれだった。

「は?変態?」

アルセウスは呆れ顔で聞き返すが、当のニアラの顔色は蒼をとっくに通り越している。
さすがにその様子に、残りの面々もなんだなんだと寄ってくるが……

「お、おい家畜ども!すぐにこの場から離れるのだ!
 この変態力……我がかつて味わった時よりもさらに危険だ……!」

ニアラはかつて、変態という種族に身も心も徹底的に蹂躙し尽くされている。
立ち直りの早さこそがニアラの武器ではあるが、どうやら自己防衛のために変態感知能力を手に入れたらしい。

「ふん、変態など、神である我の前には有象無象の……」
「我も神だ!いいか、変態という生き物は、時として神の理解を超えおそろしい力を発揮するのだ!」

ふふんと鼻で笑うアルセウスを、ニアラは現在の見た目に反する程の剣幕で遮る。
そして喋りつつも、いつでも逃走ができる構えをとっている。
(ふむ……)
これにはアルセウスも疑問に思い、未知の変態とやらに興味がわいた。

「まあ、仮に強くともこの我がいる限り……「上から来るぞ!気をつけろ!」

ニアラがまたしてもアルセウスの言葉を遮り、そして叫ぶ。
反射的に空を見上げる一行。
彼らが見たものは……


「「な、なんだあれは!?」」


全員が固まってしまう。
やってきたのは、敵というにはあまりに小型。
しかし非常にグロテスクかつ意味不明。

男のシンボルのみが、こちらめがけてやってくるではないか。

「ひ…………らめええええええええ!そんな太いのらめえええええええええ!!!」
「!!?」

過去の記憶がフラッシュバックしたのか、空の珍獣からニアラは全速力で逃げ出した。
続いて、そのあまりの豹変ぷりに本能的になにかを感じたアルセウスが。
そしてそれに協力するルーチェモンが後を追う。

ここでまず、嫌々ながら従っていたトリコとナックル幸代が遅れた。

「うっ!?」

切り捨ててやろうと身構えていたトリコを嘲笑うかのように飛来物は進路を急変。
そしてそのままトリコを後ろから一撃で貫いてしまった。
「ぐおぁ……!?…………時代は食欲より性欲っ!」
そして謎の言葉を話し始めた。
これぞあのダークナイトモンをも狂わせた魔の生物、ワイルド・C。
その力はトリコをも浸食し、そのトリコは言葉のままにナックル幸代を捕食しにかかっていた。

トリコから抜け出てなお、ワイルド・Cは不気味に蠢いていた。
トリコは既に犠牲となり、ナックル幸代はそのトリコの餌食となってしまっている。
残されたのは……力也だ。

「うっ……うおおおおぉぉぉぉぉ!?近寄るなあああああぁぁぁぁぁ!!」

まるで波動球のごとく突進してくるそれに、力也は無意識のうちにラケットを抜いていた。
そして……かつてないほど、全身全霊をこめてそれをラケットで打ち返した。
テニスボール以上によく飛び、謎の白い液体を撒き散らしつつそれは視界からすぐに消え去ったが、まだ安心はできない。
いいようのない身の危険を感じつつ、力也もまた逃げ出した神たちを追うのであった。


【一日目・21時20分/日本・神奈川】

【伴力也@新テニスの王子様】
【状態】軽傷、恐怖
【装備】テニスラケット、テニスボール
【道具】支給品一式、大量の棺桶
【思考】基本:優勝して日本代表のバッチを取り返す
1;アルセウスたちを追う
2:アルセウスに従う
※カオスロワをテニスの大会だと思っています。

【神竜ニアラ@セブンスドラゴン】
【状態】幼竜形態、超恐怖
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:全力逃走
2:アルセウスに服従するしかない

【ルーチェモン@デジモンフロンティア】
【状態】健康、フォールダウンモード状態、アルセウス追跡中
【装備】不明
【道具】支給品一式、世界樹の葉
【思考】基本:宇宙や人間世界を征服する
1:アルセウスと手を組んでテラカオス・ドヴァイを滅ぼす

【アルセウス@劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へに】
【状態】健康、怒り心頭中、ニアラ追跡中、若干混乱
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明支給品
【思考】基本:神として主催者とテラカオス・ドヴァイを滅ぼす
1:まず外宇宙へ向かう
2:出来ればもっと軍勢を集めたい
※神に等しい力は制限されています

【トリコ@トリコ】死亡確認…空腹時の激しすぎる運動により餓死
【ナックル幸代@魔人探偵脳噛ネウロ】死亡確認…トリコによってヘブンに連れて行かれた
最終更新:2012年02月03日 01:09