「ここがシャールジャか……」
「意外に栄えたところね」
「アラブ首長国連邦じゃドバイ、アブダビに次ぐ栄えた都市だからね」
「ここに来たことがあるのか?」
「前に一度、仕事でね」
アラブ首長国連邦第三の都市・シャールジャに降り立ったビッグバン達。
途中、テロ組織『デスバレー』の妨害もあったが、ビッグバン達の熱きボーグ魂によって撃退。
他にも操縦士暗殺事件や飛行機墜落の危機にも陥ったが、なんとか彼らは回避した。
「ここからドバイには徒歩でも最低でも一日はかかります」
「車か、何か必要ってことね」
「問題ない、ヘリを一機ほど盗んでくる」
「……その前に私、お手洗い行ってきていいですか?」
「いいだろう!!」
「時間ないから早くしてきてね」
「……了解です」
そんなことを言って10/は一旦、トイレに直行した。
その背中を見て、ビッグバンと永琳は談笑する。
「あれは嘘ね」
「君もそう思うかい?」
「ええ、トイレが『そこ』にあるのに、ね」
「それもあるが、まだ彼女は我々に隠し事をしているからな」
「……人には誰でも、秘密が一つや百個はあるものですから……
そんなことよりも貴方。いつ着替えたのよ……?」
「私は昔から着替えるのが早いからな!」
「そういう話なの?」
永琳は一瞬で早着替えしたビッグバンに驚愕した。
まぁ、カブトボーグじゃよくある話だ。
◆ ◇ ◆ ◇
「ふぅ……すっきりした」
10/は出すもの出して非常にすっきりはした。
しかし、息苦しさは未だに残っていた。
「やっぱ、乗り物は苦手だよ……
……んっ、なんだありゃ?」
その時、空を飛ぶ男子中学テニヌプレイヤー二人を視認した。
いや、それは飛んでいるというより、吹っ飛ばされているといった感じだ。
それを見た10/はため息を吐いた。
敵がすぐ近くにいると本能で悟ってしまったからだ。
そして、48体の騒がしいテクノユニットが現れた。
「「「「「「「「「「「「「「「来いよ!!」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「空気女!!」」」」」」」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「格の違いってのを思い知らせてやるよ!!」」」」」」」」」」」」」」」」
『DBI48』が迫っていた。
(やれやれですね……)
このまま行けば、空港が非常にヤバい。
(……影は影らしく、こっそりやらせてもらいますよ。
幸いここを見てる奴はだれもいないから……全力でね!
実に2年ぶりくらいだろうか……こいつを使うのも?
まっ、6/さんいないから使ってもいいよね)
目の前のDBI48を前にして笑みを浮かべる。
久しぶりに戦える、しかも一切の手加減せずに。
「―――― I am the bone of my walnut.(――――体は胡桃で出来ている。) 」
迫り来るドバイ達を前に詠唱を開始する。
高速移動で数体のドバイ達は接近してくる。
「Steel is a nutshell,and fire is contents.(殻は鉄で 中身は硝子。)」
飛んでくるデビルドバイ達の攻撃を避けつつ、言葉を紡いでいく。
「I have a good harvest over a thousand dry weather. (幾度の日照りを越えて豊作。) 」
カウンター気味に左手のドスでデビルドバイ共の攻撃を切り払う。
そして、そのまま単独でドバイの群れに斬りこんでいく。
「Unknown to worm-eaten. (ただ一度の虫食いはなく。) 」
左手のドスを投擲して、両手を空手にする。
素手での接近戦の方が好きだから、それ以外に理由はない。
「Nor Cooc to gain. (ただ一度の調理されない。) 」
一体のデビルドバイの顔に覇気を込めた右拳を叩きこむ。
そのまま腹に連続で蹴りをぶち込む、数体のドバイが吹き飛ぶ。
「Withstood pain to create walnut,(創り手はここに独り、)」
48体にいようがいまいがが関係ない。
自分に降りかかる火の粉は振り払うのみだ。
「……waiting for one's arrival.(……クルミの森で種を創る。)」
能力を晒すのは極力避けておきたかったが……今はそれどころじゃない。
自分がどこまで『劣化』しているか確認しておく必要がある。
「I have no regrets.This is the only path.) (ならば我が生涯に意味は不要ず。) 」
こいつらは自分がこの世界でどこまで通じるかの『試金石』だ。
だから、容赦などしない。
「My whole life was…… (この体は……)」
ドバイ達の真上に跳躍し、一旦距離を取り……
後は最後の一句を述べるのみ。もう、結果は見えていた。
「"Unlimited Walnu Works"(“無限の胡桃”で出来ていた。)」
次の刹那、ドバイ達は目を疑った。
突如として、無限に広がる胡桃の森が出現したからである。
しかし、その色は黒い。まるで全てを覆い尽くす夜のように。
――――――所謂、『無限の胡桃(黒)』。
その森の中心で今までに見せたことの歪んだ笑みを浮かべる少女が一人。
「さあ、至福の悲鳴を上げろ! 苦しんで! もがいて……!!」
『………■■■■■■■■■■■■■■■■――――!?』
人の声とはほど遠い獣のような声がした。
だが、この切り離された世界ではその声は誰にも届かないだろう。
「―――――そして、墜ちるんだ!」
黒き胡桃達がDBI48を飲み込んだ。
◆ ◇ ◆ ◇
その戦闘後、そこにはDBI48は無かった。
10/はドバイが持っていた支給品を回収すると、乱れた服を元に戻した。
そして、何事も無かったかのように空港に戻り、二人と合流した。
「随分と長かったようね?」
「大の方でしたから……」
「…………」
「……それよりも、ヘリをチャーターしてきた。
朝日が登ったら出発するぞ」
「分かったわ」
「了解です」
真夜中のヘリ移動は危険と判断して、ビッグバンはここで一時待機することを提案した。
永琳と10/はそれを快諾した。アラブの夜明けまであと少しだ。
(コアメダルか……しかも、ウヴァさんの最強コンボと、不遇なトラメダルが2枚……
オーズじゃないが、一応、戦利品だ、貰っときますぜ……)
【
二日目・4時30分/アラブ首長国連邦・シャールジャ】
【ビッグバン(天野河大輝)@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康
【装備】ダークサイド・プレジデント、仮面、マント
【道具】支給品一式、レジスタンス組織のメンバーリスト、不明支給品
【思考】基本:主催者を倒し世界征服をする。
0:リュウセイをテラカオス・ドヴァイと戦わせる
1:最悪の場合は自分がテラカオス・ドヴァイを討つ
2:自分が悪になる事で息子達を正義の味方にする。これぞ究極の反面教師!!
3:ノイ・ドヴァイの秘密を探るべくアラブ首長国連邦のドバイ跡へ
4:10/達と行動する
※バグラモンと情報交換しました
※着替えていますが、すぐに元の格好にもなれます。
【10/@TCBR】
【状態】疲労(小)、雑用係、空気
【装備】ドス(短刀)@現実
【道具】支給品一式×2、自作のコンピュータ、コアメダル(クワガタ、カマキリ、バッタ、トラ×2)
、、 ティーセット一式、その他不明
【思考】基本:空気を読みつつ、空気になる。
1:ビッグバン達と行動する
2:8/が気になる。
3:6/……
【八意永琳@東方Project】
【状態】健康
【装備】白衣、竹取ノ弓【迦具夜】@モンスターハンター3、矢×50本
【道具】基本支給品一式、薬の材料、10/が書いた同人誌、10/特製通信機、首輪のサンプル×?、その他不明
【思考】
基本:???
1:しばらく、ビッグバン達と行動する
2:輝夜は大丈夫だろう……多分。
◆ ◇ ◆ ◇
「……再び詰んだ」
「……そうだな」
「哀れなり、俺達」
一方、吹き飛ばされたテニヌプレイヤーたちは再びピンチに陥っていた。
図で表すとこんな感じだ。☆の部分が二人だ。
■
■☆■
■
ちなみに■はハンターボックスである。
【二日目・4時30分/バンダレ・アッバース】
【柳蓮二@新テニスの王子様】
【状態】詰んだ、全裸
【装備】テニスラケット&テニスボール
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:貞治と行動を共にする
0;…詰んだ
1:二郎のラーメンを食べたいが…詰んだ
2;樺地(仁王)は許さない
【乾貞治@新テニスの王子様】
【状態】ミイラ状態、詰んだ、全裸
【装備】テニスラケット&テニスボール、自分のノート 『亜空間物質転送装置』のカード
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:蓮二と行動を共にする
0:俺も詰んだ
1:ハンターのデータを集める……俺はどっちでもいいけど
2:樺地(仁王)は許さない……俺はどっちでもいいけど
【ハンター×4体@逃走中】
【状態】待機中、常時無敵状態
【装備】サングラス
【道具】なし
【思考】基本:参加者の捜索・追跡・捕獲
1:6時まで待機
最終更新:2012年02月12日 10:40