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「いや、本当にお願いですから主催代行してください!」
「だから、話がよく見えないんだけど、要するにアンゼロットは主催者だったけど、嫌気がさして逃げたってこと?」

ルビーがジャンピング土下座をしつつベルとついでに黒の説得を行うが、
その二人の反応は冷ややか……というより、面食らって理解が追いついていなかった。
それを否定と受け取ったルビーは、横捻り開脚回転土下座でさらに粘る。

「本部いいところですから! お願いしますよ!」
「……ならば、何故アンゼロットは逃走を?」
「そ……それはそのちょっと、ちょっとだけ不幸な出来事が重なって」
「主に何があったか言ってみなさい」
「えーと、本部に飛んできた猥褻物の後始末をさせられたり、その猥褻物の持ち主に媚薬漬けにされて服を脱がされたり
 その時の様子を録画されて裏で黒服のおかずにされてたり、別の変態からもビッグマグナムで貫いてやるとか言われたり
 さらに仕事で研究室に寄ったらさらに別の変態二人の生○○ニーを見せつけられて、それからその変態の片方から
 顔面にケフィアをぶちまけられて、2時間かけてようやく落としたと思ったら、お風呂上り直後に真の主催様に有無を言わさず
 全裸にバスタオル状態でボーグバトルをするよう強いられて、ボーグがないって言ったら怒られて恥ずかしい罰を言い渡されて
 仕方なしに即行でカブトボーグを造ったら休み時間は終わりだから仕事しろって今度は仕事を強いられて……
 マイメロさんがケア担当だったんだけど、全然ケアになってなくてむしろ逆に胃に穴が開いて、ノイローゼになっちゃった。
 たったそれだけのことだったんですよ!」
「「うわぁ……」」

ルビーの口から、アンゼロットのこれまでのことが語られる。
しかしその内容はとても【たったそれだけ】で済ませられるものではなく、ベルでさえもが素で哀れんでしまうレベルだった。

「……参考までに聞くが、他の主催者はその時何をしていた?」
「えと……一人は歌姫に媚薬使って深夜に【ヤーン】なことした疲れで爆睡、一人は何故か変態を量産、一人は空気
 唯一まともな人も変態のオナ○ーを契約者だからとか見当はずれなことを言い始めて……」
「「うっわぁぁぁぁ……」」

黒もベルも、3歩ほど後退した。
どこがいいところだ。環境最悪というか、さっきから妙に変態チックなものが目立つ。
むしろ、アンゼロットはよく頑張った方である。忍耐力SSSクラスだろう。

「お願いしますよ! 代行で! 代行でいいんでなってくださいよベール=ゼファーさん!
 いやベール=ゼファー様! あ、そこのお兄さんも一緒でも構いませんから!」

顔面が地面に埋まるほどの超土下座をしながら、ルビーはまだまだ粘る。
ここで粘らねば、マイメロになにをされるかわかったものではないからだ。
……いや、わかる。【死】だ。それ以外ありえない。
主催者でも、死ぬのは怖い。誰でも死は恐ろしいものなのだ。
元主催者の一人、左慈もまた、空気化からズガン死するのを恐れて先手で帰ったのだから。

「お願いです! この通りッッッ!!! アタシを助けると思って!」

土下座しながら相手に贈り物をする必殺土下座で、ルビーはさらにさらに粘る。
渡したのはこの世界でも非常に美味なことで有名な【土下座最中】だ。

(……美味い)
(よし! 食いついた!)

そしてベルには効かなかったが、相方の黒が見事に最中に食いついた。
これはあともう一押しと確信したルビーは、最後の手段に出る。
使いたくは無かったが、誠意を見せる一番のアイテム。
今は亡き黒服の部屋から借りてきた鉄板その他の道具。

(するしかない……! 【焼き土下座】……! 正念場……! ここが私の人生の正念場……!)

もうきっと自分の顔は涙やらなんやらでぐしゃぐしゃだろう。
それでも、ルビーは覚悟を決め――

「おいお前達、いつまで外にいるつもりだ?」
「ひっ!」

鉄板を用意するより早く、扉が開いて中からありえない体躯と眉毛の男が現れた。
ホープの指示通り、彼と共に少数の戦力のみを連れて先にスイス基地についていたレジスタンス、アポリアである。

「いや……なんか知らないけど、私に主催者代行になってくれって……」
「……悪いが、この私のマシーン頭脳でもさっぱり理解不能なんだが……」

アポリアに見下ろされ、若干困った様子でベルは状況を説明した。

~ぽんこつ説明中~

「というわけよ……」
「わかっていただけましたか大きい人! 望むなら、あなたも代行してくれて構いませんから!」

ベルが説明を終えると同時に、ルビーはアポリアにも救いを求めた。
自分がこの先生き残るには、なんとしてもベルを連れて行くしかないのだ。
黒はおそらくもうおとしただろう。あとは、この大男さえおとせば……

「……話はよくわかった。ルビーとやら」
「あぁ……!」

ルビーは感動のあまり涙を流した。
やはり、しつこくても誠意を見せれば相手はいつかちゃんと分かってくれるものなのね――

「ところで、ここがどこだが知っているか?」
「え? スイスですよね?」
「スイスのどこだ?」
「レジスタンス基地前です」
「そうだ。看板が立っているからな。わかりやすいだろう。
 …………レジスタンスが、何に抵抗しているか、当然、理解しているな?」
「そりゃもちろん。こんなバトルロワイアルを開いた主催者たちを倒すため――」


ルビーは、そこで固まった。
ついでに、ベルと黒も「あっ」と小声で叫びつつ固まった。



「に、逃げ――」
「逃がさん! トラップ発動! 拷問車輪! デモンズチェーン! 永続魔法発動! 悪夢の拷問部屋!
 さらにバイサーデスとバイサーショックを召喚ッ! さあ、主催陣営のことを色々と吐いてもらおうか!」

ルビーはとっさに逃げようとするが、どこから用意したのかアポリアの執拗なカード攻撃によりあっさり捕獲された。
これから一体自分はどうなってしまうんだろう?
ただ少なくとも言えるのは、どうあがいても絶望しか待っていなさそうなことだけだった。

二日目・10時30分/スイス・レジスタンス基地】

【ルビー@ジェルペット サンシャイン】
【状態】涙目状態、徹底拘束中
【装備】焼き土下座セット
【道具】支給品一式、不明支給品一式
【思考】基本;マイメロの命令で動く
1:ベール=ゼファーに代行をやってもらう
2:だってそうしないとアタシがマイメロに殺される!!
3:早くアンゼロット見つけないとマイメロに殺される!!
4:でもこのままでも殺されるかも!?
※マイメロの部下です

【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】硬直状態、アンゼロットに若干同情、黒にたらされてる
【装備】
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を殺す。アンゼロットは仕方ないので今は保留
1:手駒を集める
2:黒と行動する
3:そういえば主催者の手先だった!
4:三沢、土蜘蛛を警戒

【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】硬直状態、たらし発動(本人無自覚)、アンゼロットに若干同情
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート、釣り道具
【道具】支給品一式、仮面、病院で回収した医療道具、車、土下座最中
【思考】基本:ゲーム脱出
1:銀を探す
2:ベルと行動する
3:そうだった……
4:三沢、土蜘蛛を警戒
5:最中を食べる
※黒がガラスをぶち破ると自動的に『覚醒ヒロイズム』が流れます

【アポリア@遊戯王5D's】
【状態】健康、希望、アンゼロットに若干同情、ルビーを拘束中
【装備】機皇シリーズ一式、T-ウロボロス、その他カード
【道具】支給品一式
【思考】基本:レジスタンスとして主催を倒す
1:ルビーを尋問して主催の情報を吐かせる
2:ルビーの他に主催の手先がいないか警戒
3:遊星は無事だろうか?
最終更新:2012年02月14日 23:45