「魔法少女ですよー!」
「……」
(この娘、本当に駄目かもしれない)
くるくる回って見せる
アンゼロットに、二人は妙な頭痛を覚えた。
一体何が、彼女をここまで変えてしまったのか?
しかしそれを考える暇も今はない。早く脱出しなくては。
「ち、マイメロ様はどこに行った!……うん?貴様は裏切り者のアンゼロットか。それにあの時の……
ちょうどいい、この場で引導を渡してくれる!」
「女神だろうとそんなの関係ねえええぇぇぇ!」
「お前は……!」
「ナイト・オブ・リビングデッド……!?まずい……!」
だがそんなアンゼロット達の前に、再生ミクトラン達が現れる。
その力は、幹部として観察してきたアンゼロット自身がよく知っていた。
「覚悟するがいい地上じごぱぁ!?」
「そんなのかんげえェアアァ!?」
「「!?」」
だが。
その屈強なはずのリビングデッドが目の前で再び死体に還った。
一方は巨大なネギで貫かれ、もう一方は原型をとどめないほどの轢死体に。
【再生ミクトラン@テイルズ オブ デスティニー】死亡確認
【再生>>
やおい@現実】死亡確認
「野菜で僕に勝とうなんて甘いですよ。……ん?アンゼロットちゃん、無事だったみたいだね」
「よし、まずは幽々子様とクラウザーさんの仇を討てたな。ん?さっきのロリじゃないか」
左右からの挟撃でリビングデッドを葬ったのは、つい先ほどまでアンゼロットと共にいた二人の男であった。
「って、アンゼロットちゃん、その格好は……?」
「……!魔法少女です!あと、ちゃん付けで呼ばないでください。これでも女神なんですよ?」
「失礼しました。では、アンゼロットさんで」
「ロリで女神な魔法少女……どこかで見たような……だがアリだな」
血を流している以上、おそらく先ほどのリビングデッドと交戦しつつここまできたのだろう。
それでいて軽口を叩き、アンゼロットとも面識がある様子に、黒とベルは二人の男に質問を投げかける。
「何者だ?会議にはいなかったようだが……」
「あんたが黒だな。済まない、色々あって来るのが遅れたが、俺は不動遊星。
亡くなった幽々子様に何かと世話になった、アイスランド支部の生き残りだ」
「そっちは?アンゼロットと面識あるみたいだけど」
「ベール=ゼファーさんであってるかな?僕はラグナ。多分、ポーランド支部最後の生き残りです。
実は、ここに向かってる途中でアンゼロットさんを見つけて保護したんですが……
その直後に襲撃だなんて……」
こうして話をしている間にも、支部の崩壊は進んでいく。
皆、口には出さないが、支部の崩壊が外部からの攻撃だけではないことは理解していた。
要塞とまで呼ばれたこの支部を、一瞬で崩壊させるには、最深部の支柱を破壊するぐらいしかない。
そしてそれが可能なのは……この支部のリーダーであった少女しかいないということも。
……
黒を先頭に、彼らは脱出を目指す。
「そういえばあなた、どうやってアンゼロットをここまで?」
「……アンゼロットさん、喋るか実演して大丈夫ですか?」
「だ、駄目です!絶対に!あんな恥ずかしい……」
(恥ずかしい!?)
「……そうですね。元気になれたなら、もう逃避の必要もないですからね。
先ほどは、何もかも忘れさせるためとはいえ、僕もかなり本気でやっちゃいましたし……
申し訳ありません。二度と過ちを繰り返さないよう……」
「え……?」
(何もかも忘れる!?ヤる!?アンゼロットも何その表情!?)
「く、もう屈服○印3と快○刻印3済みだと!?どうやったんだ!俺とスターダストの初めては反発刻○3から(ry」
(よ、よくわからないけど、これがオトナの世界なのね……!?)
とても逃走中の会話内容とは思えないが、全員足はちゃんと動かしているあたりさすがである。
そんな中で約一名。ベル様の様子が変だった。
「ね、ねえ黒?あたし達もちょっとだけ冒険してみない?」
「冒険……?支部を退きつつ襲撃者を仕留めていくのか?」
「……」
「む、出口だ!」
程なくして、彼らは脱出した。
しかし最後の支部を失い、本部の場所を知らない彼らには行くあてもない。
彼らがこれからどうなるのか?それはまだ誰にもわからない。
【
二日目・15時05分/スイス・レジスタンス基地周辺】
【ベール=ゼファー@ナイトウィザード】
【状態】健康、アンゼロットに若干同情、黒にたらされてる、驚愕
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者を殺す。アンゼロットは仕方ないので今は保留
0:オトナの世界……
1:手駒を集める
2:黒と行動する
3:アンゼロットは一体何をされたの……?
4:三沢、土蜘蛛を警戒
【黒@DARKER THAN BLACK -黒の契約者-】
【状態】健康、たらし発動(本人無自覚)、アンゼロットに若干同情、驚愕
【装備】ナイフ、ワイヤー、黒いコート、釣り道具
【道具】支給品一式、仮面、病院で回収した医療道具、車、土下座最中、通信機
【思考】基本:
ゲーム脱出
0:スイスから退きつつ、アポリアからの連絡を待つ
1:銀を探す
2:ベルと行動する
3:ベルの様子が妙だな?
4:三沢、土蜘蛛を警戒
5:そろそろ最中を食いたい
※黒がガラスをぶち破ると自動的に『
覚醒ヒロイズム』が流れます
※二人ともレジスタンスのメンバーになりました。
【真昼の月アンゼロット@ナイトウィザード】
【状態】肉体・精神極疲労、職場への決別、ネタキャラ街道爆走中、ボーグに嵌った、KBウィルス感染、決意、魔法少女化、やけっぱち
【装備】魔法少女の服装
【道具】バスタオル、出来立てカブトボーグ
【思考】
0:魔法少女になっちゃいましたーー!
1:上司(ゼロ)をぶっ潰す
2:ゼロを倒せる武器が欲しい
3:離脱できたけどこれからどうしよう
※マユリが帰ったことに気付いていません。
【不動遊星@遊戯王5D's】
【状態】健康、ダメージ(小)
【装備】遊星のデッキ、Dホイール、スターダストドラゴン(人型)
【道具】支給品一式、スイス支部から回収した物資
【思考】基本:主催を倒す
1:アポリアから連絡があったら謝罪する
2:スターダストォォォ!!!
3:アンゼロットやベルともやrいや何でも無い
※レジスタンスです
※8期との関係は不明ですが思考回路は一緒です
【ラグナ@ルーンファクトリーシリーズ】
【状態】健康、アンゼロットに同情、ダメージ(小)
【装備】首領パッチソード
【道具】支給品一式、通信機
【思考】基本:レジスタンスとして主催者を倒す
1:通信機に常に注意
2:しばらくアンゼロットの様子を見る
※レジスタンスポーランド支部のメンバーだったようです
※過去とは別人です
「……」
そんな彼らのあとを、騒がしいというか微妙にうざい喋り方だったロイドウザウルスが追う。
しかし彼が無口になってしまったのにも、理由がある。
(……ダレカニ、ミラレテイルキガシマース)
彼は、感じ取っていたのだ。
恐ろしく邪悪、かつ恨みの籠もった視線のようなものを。
【ロイドウザウルス@カブトボーグ+カオスロワ】
【状態】健康、アンゼロットのマスコット
【装備】メガネ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:アンゼロットのマスコットとして彼女に着いていく
1:コレガホントウノ、ゴランノ、アリサマテヤツデースネ!
2:キノセイデースカー?
※ロイドさんとの関連は不明です
……
『ね、ねえ黒?じゃあまずは食事でいいわ!食べ損ねたあなたの料理食べたい!』
『……わかった。ひとまず状況が安定したらだが』
『私が支部に入った直後に襲撃だなんて……』
『元気出してください、アンゼロットさん。お望みなら頭撫でから四重まで幅広く慰めますから』
『四重だけはもう結構です!』
『そういえば、イシドさんを見かけないが……』
逃走を続ける黒たちの会話。しかしこれは、機械から流れてきているものだ。
そう、ロイドウザウルスが感じていたのは、主催者の放った偵察機だったのだ。
そして、撮影及び盗聴内容を確認しているのは……
「「「「「ギギギ……」」」」」
おそらく、鬼であった頃の
初音ミクが裸足で逃げ出すであろうほどの……
鬼を超え、修羅の形相となった少女たちだった。
「アンゼロットが不幸だと……?ベルがたらされているだと……?」
「それがどうした?四重とはいえ優しくして貰ったんでしょう?たらしてるのイケメンならいいでしょう?」
「むしろいじられてるのは遥かに優遇なんだよ……?」
「それにくらべてこっちは……!」
「「「「「初仕事は雑用!しばらくして鏡音レンにレイ○!とどめに黒服による集団レイ○で肉○器!」」」」」
「しかも相手はモブ千人だよ!?ふざけてるの!?」
少女らしからぬアウトな言葉が続くが、残念ながら彼女らの発言は全て事実。
アンゼロットの不運、ゼロ様のお茶目、文人の胃の安否などの陰に隠れているが……
主催者本部及びジョーカー参加者の中でぶっちぎりで不幸なのは……
「「「「「我ら執行者IS組だ!」」」」」
【二日目・15時05分/???・主催者本部】
【篠ノ之箒@インフィニット・ストラトス】
【セシリア・オルコット@インフィニット・ストラトス】
【シャルロット・デュノア@インフィニット・ストラトス】
【ラウラ・ボーデヴィッヒ@インフィニット・ストラトス】
【凰鈴音@インフィニット・ストラトス】
【状態】健康、かつてない怒り
【装備】各専用機
【共通思考】
1:肉○器提案をした黒服を送り込んだビッグバンを最優先で殺す
2:ビッグバン殺害後、アンゼロット及びベルを殺す
3:さらに鏡音レンの家族、親戚も殺す
4:自分の境遇を悲惨とか不幸とか言ってる奴も殺す
5:本部の仕事はマスターハンド達に任せる
※マスターハンドの力により、全員復帰しました
※マユリに改造されているかは不明
※あまりの扱いに相当に怒ってます。何をしでかすかわかりません
最終更新:2012年02月17日 21:33