「全く、殺し合いとは実にけしからん。こんな馬鹿なことはすぐに止めねば」
学校の教室で、磯野波平は憤慨していた。
自分だけならまだしも、名簿には知り合いの名前も何人かあった。ただちにこんな殺し合いは阻止しなければ。
しかし、どこに殺意を持った人間が隠れているかわからない以上あまり迂闊に動くわけにもいかない。
「それにしても、この支給品はどう使うんだ?」
波平のバッグに入っていたのは奇妙な形をした機械だった。
その名も全自動卵割り機。
「どれどれ、説明書を見てみるか。まず玉子を入れる…そしてレバーをまわす、と……」
言われたとおりにすると、確かに上手く玉子が割れた。
「これは凄い。あっと驚く主婦の味方だ。そのうち一家に一台の時代が来るかもしれん」
とにかく、なかなか強力な武器を手に入れられたようだ。これなら殺人者とも十分戦えるだろう。
波平は全自動卵割り機を構えて、威勢よく教室を飛び出した。
しかし彼はまだ知らない。愛する親類の一人がすでに殺人に手を染めていたことを。
「ああ、おいしかったなあ」
波野ノリスケは膨れた腹をさすった。彼はこの殺し合いが始まってすぐに自分に支給された食料を食べつくした。
すぐにまた腹が減ったので、近くを通りかかった参加者を襲ったのだ。
最初は食料を奪うだけのつもりだったが、その男の顔からいいにおいがしたので結局その頭も食べた。
それでもまだ彼は満腹しない。彼が満足するにはまだまだ食料が足りない。
飢えたハイエナは、次なる獲物を求めてさすらい始めた。
【磯野波平@
サザエさん】
状態:健康
思考:知り合いと合流する
武器:全自動卵割り機@サザエさん
所持品:支給品一式
【波野ノリスケ@サザエさん】
状態:ハイエナ
思考:他の参加者から食料を奪う
武器:グルグルダシトール@サザエさん
所持品:支給品一式(食料無し)
最終更新:2007年07月31日 16:23