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トムキャット・レッド・ビートルは怒っていた。

あの目玉お化けの気持ち悪い主催者に、罪無きボーガーとカブトボーグを虐殺し続ける、うざい連合とやらに。
だから、彼は主催本部から抜け出した。意外と追っ手は来ない。
まあ所詮、あの目玉お化けにとって、自分はその程度の存在なのだと理解した。
それと同時に、主催本部を抜け出せてせいせいしていた。

だが主催本部を抜け出せたのは良いが、自分の主の天野河リュウセイは死んでいるらしい。
御丁寧に魂まで焼き尽くされてるようだから、復活は無理だろう。
下手をすれば、死者スレにすら居ないかも知れない。

困ったものだ。自分の身ぐらいは守れるが、主催とうざい連合打倒となると話は別だ。仲間が居る。
だがリュウセイは死に、ロイド安藤も死んだ(なんか似たようなマスコットが居るから、もしかしたらロイドさんかも知れないが)。
かといって案の定、症候群入りした勝治は戦力にならないし、ケンは……。

「よう?お前も俺と同じ口かい?」

そんな時だった。一匹のアライグマが話しかけてきた。

「……」
「つれない兄ちゃんだな。一杯どうだい?」

その、アライグマは一杯のウィスキーを手渡してきた。
トムキャット・レッド・ビートルはそれを飲む。

美味い。久しぶりのウィスキーは美味かった。こんな状況だが、美味いもの美味いままで、あり続けるのだなと思った。

「俺はラスカル。ふざけた主催をぶちのめそうと思うんだが来ないか?」
「……」

トムキャットは二杯目のウィスキーを飲む。一杯目とは違い。二杯目はより味を楽しむ。

「ほらよ。葉巻だ」

見れば、ラスカルは葉巻を取り出しこちらに渡してくれた。
この男は分かっている。トムキャットはさっきまでのイラついていた気分が、逆に嬉しさで高鳴っているのを感じた。

「……」
「そうかい」

最早、言葉など要らない。二人の漢(ハードボイルド)は無言で三杯目のウィスキーを飲み干した。

二日目・19時00分/アメリカ・何処かのハードボイルドなバー】

【トムキャット・レッド・ビートル@人造昆虫カブトボーグV×V】
【状態】健康、漢
【装備】なし
【道具】葉巻、ウィスキー
【思考】
1:主催、うざい連合を潰す
2:ラスカルと組む
3:リュウセイの仇を取る

【ラスカル@あらいぐまラスカル】
【状態】健康、漢
【装備】スナイパーライフル、デザートイーグル
【道具】葉巻、ウィスキー
【思考】
1:主催、うざい連合を潰す
2:トムキャット・レッド・ビートルと組む
最終更新:2012年02月21日 01:06