「死ねお兄ちゃん!いやケン!!」
「止めろリンリン!!」
リンリンは包丁を振り回しケンを追いかける。その顔はマジだ。マジで殺しに来ている。
「落ち着けリンリンちゃん!」
そんなリンリンを、何時の間にか尸魂界から生還してきた、リュウセイが止めに入る。
外道だの何だの言われているが、流石に目の前で友達の妹が兄を殺そうとしていたら、止めにはいる。
「五月蝿い!悪い人間は殺してやる!」
「うわっ、マジで狂ってる」
しかし、あまりのリンリンの迫力にびびって動けなかった。
同じくユーゼス、ギンガナム、ダークゼロ、道中知り合った雄一少年も動けなかった。
というより、リンリンの付き添いできた、かがみも味方ながらびびっていた。
「ま、待てリンリン。悪いのは、あそこのダークゼロて奴でケンの体を乗っ取ていたんだ。だからケンは悪くない」
リュウセイは責任を全てダークゼロに丸投げする事にした。
「そうか……。天才のあまり俺は、ケンの体を乗っ取っていたのか……」
しかもダークゼロも何故か認めていた。
何はともあれ、これでケンは殺されずに済むかと思われた。しかし、リンリンの暴走は止まらなかった。
「ボーガーは悪よ!皆!皆!殺してやるわ!!」
「頼む助けてくれリンリン!俺死にたくないよ!!」
「もっと燃えるが良いや!!!」
リュウセイは頭をフル回転させる。
ボーグバトルで何とかするか?駄目だ、常識知らずのボーグ馬鹿と罵られるのがオチだ。
では、どうする?いっその事ボーグ魔法で何とかするか?それも駄目だ、リンリンを殺してしまうかも知れない。
ケンが居ないなら、最悪その手もあったが、ケンの目の前でリンリンを傷つけるのは望ましくない。
ならば、やはり得意の精神攻撃でリンリンを止めるしかないと判断した。
「待てリンリンちゃん!何故そこまでボーガーを憎む!?」
「簡単よ!カブトボーグは危険よ!滅ぼさなくちゃいけないわ!!」
そうカブトボーグは危険だ。
何せ隕石を撃ち落したり、宇宙を消滅させたり、世界征服の道具に使ったりと何でもありの兵器なのだから。
だからこそ、リンリンはカブトボーグとそれを使うボーガーは滅ぼさねばなるまいと考えた。
「そうか……。お前の理由は良く分かった……。でもな、危険だからそれを滅ぼそうていうのは安直過ぎないか?」
「なんですって!?」
「先ずお前の持ってる物は何だ?包丁だよな?だが考えてみろ、包丁は元々食べ物を切る為に作られた調理道具だ。違うか?」
確かにリュウセイの言うとおり包丁は調理道具だ。
子供でも、聞けば百人中90人くらいがそう答えるだろう。
「そ、それがどうしたの……?」
「だが包丁は、今お前が使っているように人を殺す事も出来る。だが、誰もそれを滅ぼそうとは思わないよな?」
「当たり前でしょ!だって包丁がなきゃ料理が出来ないじゃない!」
「じゃあ、カブトボーグはどうだ?確かに危険性はあるだろう。だが、カブトボーグのお陰で経済の発達など社会的にも役に立ってる事は確かだ。
なのに、何故包丁は良いのにカブトボーグは駄目なんだ?どうしてだ!リンリン!!」
リンリンは我に返る。そう言われれば、カブトボーグのお陰で、不景気だった日本の景気が良くなった。
彼女が出来た。高校に合格した。店が繁盛した等、様々な場所で役に立っている。
「で、でも……。カブトボーグは包丁と比べ物にならない程、危険よ……」
「危険?どちらも人を殺す事が出来るのは一緒だ!」
「……」
「リンリン……。本当は分かってるんだろう?お前はただカブトボーグが嫌いなだけで、世界の事なんか何も考えてない……。ただ、カブトボーグが嫌いなだけの我侭娘だったんだよォォォ!!!」
「そ、そんな……」
リンリンは包丁を手放し膝を着いた。
自分でも分かっていた。結局、自分はただカブトボーグが嫌いなだけだったんだと。
リュウセイの言うとおり、ただの我侭娘だったのだ。
「騙されないでリンリンちゃん!あんなボーガーのいう事聞いちゃ駄目よ!」
「うるさい!穏健派だのなんだの綺麗事言ってるが、要するいい子ちゃんぶって、ただ目立ちたいだけだろう」
「なっそんなことは……」
「そもそも、らきすたなんて、もうオワコンなんだよ!時代はけいおん!……なのか?」
「まどかだと思うのも私だ」
「ぐっ」
かがみは図星のあまり何も言い返せなかった。
正直な話、反乱起こした方が目立てそうだったから、いい子ちゃんぶってただけだったのだ。
まあ所詮、彼女にとってロワとは、ただ自分を目立たせる為の舞台に過ぎなかったのである。
「リンリン……。触ってみろよカブトボーグに」
「え?」
「お前が言うほどカブトボーグは怖くないんだ……」
リンリンの前にトムキャット・レッド・ビートルを差し出す。
「私に……カブトボーグに触れる資格なんて……」
「資格なんか関係無い。ほら」
リンリンは恐る恐るトムキャット・レッド・ビートルをリュウセイから受け取る。
リュウセイは、その光景を見て一件落着したなと思った。
ボンッ
次の瞬間、リンリンの首輪が爆発した。
そう例のカブトボーグ所持禁止は、まだ解けていないのだ。
リュウセイや
アンゼロットは首輪が着いていないので問題は無かったが、リンリンは主催を出る際、首輪を着けてしまったのだ。
「……リュウセイ」
「……こ、これは……」
リュウセイは焦っていた。勝手に首輪を外して好き放題やっていたせいで、禁止行為の事をすっかり忘れていたのだ。
「まさかな……異世界の貴様がやってくるとは思わなかったぞ?」
「め、目玉のお化け!?」
「我こそは、この殺し合いの主催ゼロだ!」
なんかゼロがやってきたが、リュウセイはそれよりもリンリンの事をどうするかで頭が一杯だった。
「……おのれ!ゼロめ!!リンリンをよくも!!!」
取りあえず全てゼロのせいにしておく事にした。
「おいリュウセイ……。こいつは関係ないだろ?」
「そうだ。全て我々主催の仕業だったのさ」
「マジかよ!?」
「ついでに、この辺の建物に放火したのも全て我だ」
だがゼロは器が広かった。全て自分達のせいにしてくれた。
「今ここでリンリンの無念を晴らす!」
「いいだろう。ただし、貴様が負ければ、何処の誰が平行世界から、貴様を送り込んだか吐いて貰うぞ?」
「?何言ってるんだ?俺達はユーゼスの転移装置で、ここに来ただけで黒幕
みたいなのはいないぞ?いやマジで」
「マジかよ!?黒幕が居ると思って来たら、とんだ無駄足じゃねえか……」
まあ何はともあれボーグバトルのルール確認を行おうとした次の瞬間であった。
「いくぞ!チャージ3回、フリーエントリー、n「ゼロさん。例の放火事件でちょっと」
「え?刑事さん?」
「今、貴方仰いましたよね?自分がやったって……」
「いやそうですけど……。え?ちょっと……ロワ中に警察に捕まる主催者て……」
ゼロは警察に連行されていった。
【ゼロ@星のカービィ3】
【状態】健康、常識知らずのボーグ馬鹿、ワクチン接種済み、正真正銘本物の天才、焦り、拘束中
【装備】ゼロ様専用カブトボーグ(自分の手作り)
【道具】不明
【思考】基本:真の主催として君臨する
0:え?マジで?
1:革命連合と組みDCを滅ぼす
2:DCとの闘いに備え戦力を補充する
※真の主催者らしいですがまだいるかもしれません
※主催者なのでカブトボーグを持っていても禁止行為に引っかかりません
【警察@警察】
【思考】ゼロを連行する
「悪は滅びた……。だが俺達が失ったものは実に大きい……」
「リュウセイさん!そんなこと言わないで下さいよ!」
「雄一君……」
「それより寒いですよね。だから……」
次の瞬間全ては炎に包まれた。
「皆燃えるがいいや!!!!アハハハハハハ!!!!!!」
全ては燃え尽きた。そう連続、放火魔の正体はこの雄一少年だったのだ。
そして世界には燃え残った灰だけが残った――。
【龍昇リンリン@人造昆虫カブトボーグV×V】死亡確認
【
柊かがみ@らき☆すた】死亡確認
【龍昇ケン@人造昆虫カブトボーグV×V】 死亡確認
【ダークゼロ@星のカービィ 参上! ドロッチェ団】 死亡確認
【ユーゼス・ゴッツォ@スーパーロボット大戦α(7期世界)】死亡確認
【
ギム・ギンガナム@∀ガンダム(7期世界)】死亡確認
【天野河リュウセイ@人造昆虫カブトボーグ V×V(平行世界)】死亡確認
【雄一少年@チャージマン研!】死亡確認
【カオスロワ9期 焼失確認】
次回予告
ロイドデース。キュウキョ、ジカイヨコクヲスルコトニナリマーシタ。カオスロワ9キナダケニキュウキョデース。
オウ?ウザイ?サイコウノホメコトバウレシーイデース。ベロベロバー!
ソンナワーケデジカイハ・・・・・・。オウ?ナニスルーンデスカ?チョッヤメーテクダサーイ。
ジカイハ・・・・・・オウノー……てめえ舐めてんじゃねエエ!!!!
※次回予告補正で次の話では全て元通りになります
最終更新:2012年02月24日 16:44