「やれやれ結局ワレが単身で左慈を捕まえるハメにナッタカ」
神体ニアラは愚痴りながら左慈を探していた。
そんな時、目の前にホスト風のイケメンが居た。丁度、腹も空いたのでニアラはその男を食う事にした。
「やれやれまたドラゴンか」
「ほう…ワレの姿を見ても驚かぬカ」
「無駄だよ。食物連鎖の頂点だとか、そんなことはもう関係ないんだ。強いとか弱いとかそういうんじゃない。
『神』に喧嘩売った時点でもう終わりなんだよ」
まさかの鏡さんである。しつこく、またきんきゅうきのこで復活したのだ。
そして赤屍さんがゾンビになり、また死んだりしたせいで更に調子に乗っていた。
「ククク……面白い家畜だな。ワレを差し置いて神だと?笑わせるナ」
「御託は良いよ。ささっと掛かってくればいい。そして教えてあげよう。僕と君じゃ生きてる次元が違うと言う事をね!!!」
文字通り神々の闘いが幕を開けようとしていた、その時であった。
「なっ!?」
鏡の体に無数の触手が絡みつく。
そのまま鏡はその触手を操っていた何かに飲み込まれた。
「ナンだと!?」
鏡を飲み込んだ何かは、ゆっくりとそして静かにニアラの方へ近づいてくる。
だがニアラは動けなかった。
(ワレが恐怖している?このワレがカ!!)
神の意地だろう。ニアラは辛うじて翼を動かす事に成功した。
とにかく闘うにしろ、逃げるにしろ一旦距離を置こうとニアラは後ろへと飛ぼうとする。
「何!?」
だがニアラの予想を遥かに超えたスピードで、その何かはニアラを触手で捕縛する。
身動きが取れないなったニアラはどうにか触手を振りほどこうともがく。その姿はまるで――
(これではまるで……ワレに食われる前に無様にモガク、家畜共の様ではナイカ!!)
食物連鎖のトップである筈の自分が、今まさにその上を行く生命体に捕食される。
屈辱であった。だがどうする事も出来ない。そのまま闇に飲まれながらニアラは考えるのを止めた。
【鏡形而@GetBackers-奪還屋-】捕食確認
【神体ニアラ@セブンスドラゴン2020】捕食確認
一人と一匹の神を捕食した、その生物の名前はまだ無い。強いて言うのであれば、あかりんの弁当という名称があるのみである。
あかりんの弁当は神を捕食した事により、自分が更なる進化を遂げた事を実感した。
だがまだだ。まだ足りない、全ての生物の頂点に立つ為には、これ以上の進化を遂げなければならない。
あのテラカオス・ドゥバイですら倒されたのだ。あれを超える力を手に入れなければならない。
「行くか」
あかりんの弁当は神の力を手に入れた影響か、言葉を喋り理解できるようになっていた。
だがあかりんの弁当はそんな事など気にも留めず、急いでその場を離れた。
理由は一つ。自分を追っている腐女子達が近いうちにここに到着する筈だ。
そうなれば戦闘は免れない。だがあかりんの弁当はまだ彼女達と戦う気は無い。
何故なら、まだ今の自分では、勝てるかどうか分からないからだ。生物の頂点に立つ為にも、ここで死ぬわけにはいかない。
彼女達と戦うのは、自分が完全なる進化を遂げ全生物の頂点に立った、その時が相応しい。
だが今はまだその時ではない。
そう考えたあかりんの弁当は静かに去って行った。
【あかりんの弁当@ナイトウィザード】
【状態】無限に進化中、決して敗れざる超存在
【装備】触手、ニアラの翼
【道具】なし
【思考】基本:生物の頂点に立つ
0:腐女子達から逃げる
1:更なる進化を遂げる
2:完全なる進化を遂げた時、腐女子達とは決着を着ける
※その辺の魔王より遥かに強いです。
※ただ普通にあかりんが作った料理です。それ以外の何者でもありません。
※ニアラと鏡の力を手に入れました。
※言葉を喋れるようになりました。
最終更新:2012年02月27日 01:38