「まったく、酷い目にあった」
「そうにゃ、ここはどこかしら?」
ノリスケ達に襲われて一目散に逃げてきたせいで二人ともヘトヘトになっている。
それでも彼らから無事に逃げ果せた事だけでも喜ぶべきかもしれない。
「あんな凶悪な参加者もいるなんて、ボクもウルトラミキサーで強そうな人と合体した方がいいのかもしれない」
あれはジャイアンのママとタイマンを張れる強さかもしれない。
「そうと決まればママはちょっとここに隠れていて、ボクは誰かいないか探してくるから」
「ドラちゃん、夕飯までには帰ってくるのよ~」
ドラえもんがそう言って出て行くのを、たまこは尻尾を振って見送った。
―――数秒後。
「う~ん、なかなか見つからないなぁ」
目に入るのは死体ばかり。
強そうな人もいるにはいたが、流石に死体と混ざるつもりはない。
とはいえあまり時間をかけすぎても、残して来たたまこが心配だ。
そろそろ諦めて戻るべきだろうか。
そんな事を考えていた時、なんとも都合よく、屈強そうな参加者を発見した。
「よし、彼と混ざろう!」
あんな強そうな人と合体したら、凶悪なノリスケ達にも勝てるかもしれない。
だけど合体を拒まれても面倒だ、問答無用でミラクルミキサーをつけるしかない。
「てやぁーーー!」
ドラえもんは、自分の頭とタイラントの赤黒い頭にミキサーの端を付ける。
そしてスイッチを押そうとしたその瞬間!
「アンパーンチ!」
ドラえもんがタイラントに不意打ちをしようとしてるように見えたアンパンマンが、ドラえもんを殴り飛ばした。
そしてドラえもんの変わりにミキサーに吸い込まれてしまった。
「ううう……一体何が起こったんだ」
殴り飛ばされたドラえもんが起き上がると、目の前には恐るべき怪物が誕生していた。
通常のタイラントの能力に加え、毒パンを精製する能力(口から吐き出す)、いつでも元気百倍。
さらには空中、水中戦仕様でバイキンなどを物ともしない、スーパータイラントが誕生していたのだ。
なお、今後はタイランマンとでも呼ぶことにする。
「ぼくは、また失敗したのか……」
今回も合体に失敗したドラえもんはすっかり落ち込んでしまう。
だが、そんな風に落ち込んだドラえもんを、彼が放って置くはずはなかった。
「どうしたんだい、もしかしてお腹が空いているのかい?」
タイランマンは、そう言って直ぐに口からパンを吐き出した。
「いや……別にそういうわけじゃ」
グロテスクな生き物から吐き出されたパンなど食べれるはずもなく、否定をする。
もっとも本当にお腹は減っていないわけだが。
しかしドラえもんは名案を思いつく。
(確かあの男はぼくを食糧と言っていた、お腹が減っているのかもしれない。
だったら、この失敗作を仕向ければ万事解決するんじゃないか)
ドラえもんはその考えをおくびにも出さずにタイランマンに向き直る。
「ぼくじゃなくて、他の人がお腹が減って困っているんです」
「そうだったのか、じゃあ早くその人をお腹いっぱいにしてあげなくちゃ!」
そうしてタイランマンは、ドラえもんに導かれるままにノリスケの元へ向かっていった。
【一日目 どこか】
【のびたまこ(
野比のび太@ドラえもん+タマ@
サザエさん+沢渡真琴@Kanon)】
状態:隠れ身
思考:のび太の思考とタマの思考とまこぴ~の思考がいい具合に混ざり合って今のところ玉子の思考になっている
所持品:支給品一式
【一日目 たまこと別の場所】
【ドラえもん@ドラえもん】
状態:混乱のあまり正常な判断力を喪失
思考:ノリスケにタイランマンをけしかける
武器:ウルトラミキサー@ドラえもん
所持品:支給品一式
【タイランマン(タイラント@バイオハザード+アンパンマン@それいけ!アンパンマン)】
状態:健康、バイオウイルス
思考:ノリスケをお腹いっぱいにする、たまに破壊衝動
備考:外見はタイラントの身体にアンパンマンの服装、別にパンで出来てるわけじゃない。
最終更新:2007年08月03日 11:12