夏のインターハイ迎えた準決勝。
先鋒上重が大量失点、その後も勢いを見せず惨敗だった。
会場に響く観客のため息、どこからか聞こえる「今年はベスト8だな」の声。
無言で帰り始める選手達の中、今年の姫松高校の大将・末原は独り控室で泣いていた。
地区大会で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト……。
それを今の末原が得ることは殆ど不可能と言ってよかった。
「どうしたらいいんや……」末原は悔し涙を流し続けた。
どれくらい経ったろうか、末原ははっと目覚めた。
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい控室の感覚が現実に引き戻した。
「やれやれ、帰って受験勉強せんとな」末原は苦笑しながら呟いた。
立ち上がって伸びをした時、末原はふと気付いた。
「あれ……? お客さんがおる……?」
控室からのモニターで末原が目にしたのは、立ち見客が出るほどの観客だった。
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように姫松高校の校歌が響いていた。
どういうことか分からずに呆然とする末原の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「恭子、出番やで!」声の方に振り返った末原は目を疑った。
「キ……主将?」 「なんや、居眠りでもしとったんですか?」
「す……漫ちゃん?」 「末原ちゃん、試合やで」
「赤阪代行……」 末原は半分パニックになりながらモニターを見た。
全国大会決勝姫松高校 先鋒:上重漫 次鋒:真瀬由子 中堅:愛宕洋榎 副将:愛宕絹恵 大将:末原恭子
暫時、唖然としていた末原だったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった。
「勝てる……勝てるんや!」
副将からトップでバトンを受け取り、卓へ全力疾走する末原、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった……
翌日、控室で冷たくなっている末原が発見され、村田と多村は病院内で静かに息を引き取った。
☆ ★ ☆
「なんや、夢か……
と、いうか村田と多村って誰や……?」
と、ここで末原は目を覚ました。
「なんや、これ……首輪か?」
そして、次の瞬間だった。
「タムラさぁ―ん!!」
近くで叫び声が聞こえた。
その声で末原の意識は完全に覚醒した。
見渡した所……ここは病院であった。
そして、末原は声の方向に向かってみることにした。
そこでは……
r- 、 ヘ
入_,、_ノ( ヽ!|llii\ }
フ ( ヽ!ll!!liiヽ
} さ ム て ,,,;;‐''ヽ / ~''‐-,,,,
ヽ ピ ―― / ) ぁ .ラ (< ( o) 6 ) /
ヽ ,――――、 } l タ ( ヽ, 〃r―、ヾ く
. { .r―――i | .)ん { } {{ |il||i!i| .} } .ヽ
.|. |^v――| | }! ( r}. } } /~\{{ }''ヽ
―--,,, |. | | | ) 〉 / レ'| | | |ヽ/ ⌒ヽ
 ̄'''-. |. !―――! | 入/ヽ、r' {⌒ゝ} | T B S | /⌒ヽ}
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|二二二二] r'⌒ヽ、 } |r'⌒ヾゝ、
| . |ヽ ! ( ヽ ,,,,-‐ ,--、ー╂-/ ̄''''''‐-彡ミミ
| 息 病. 村 |ゞヽ、 ,r'--‐‐''{ |''!. r'). ~'''''-'' 彡ミミ
|. を 院 田 .| >//ゝ‐、 /彡 | 、_ノ ii ヾ、 彡ミミ
| 引 内. と |///ーー彡彡 } ┃ ヾ、 彡ミミ
|. き で .多. |ゞ、 彡,, . ! . 〉 彡ミミ
| 取 静 村 .| --、_ . ii 彡ミ
|. っ か は .|=ニ/ ヽ、 ミミ
| た に | ヽ __ 三 ミ彡彡
| | \ ヽ __ ≡ 三 三三ミミミ
| | \ ヽ_ ( ヽ ,--、ヽ≡≡三.三三三ミミ
|._______|、 ゝ ヽ、 ''- ノ )三三三三ミミミミミ
-,,,, ヽ、 ヽ、 \ _ミミヽ--ー'''三三三三ミミミミミ
「うわぁ……」
【村田修一@内川コピペ 死亡】
【多村仁@内川コピペ 死亡】
死因:様式美
【一日目・00時15分/日本・東京】
【ホッシー@横浜ベイスターズ】
【状態】悲しみ
【装備】なし
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:タムラさぁ―ん!!ムラタさぁーん!!
【末原恭子@咲 -Saki-】
【状態】唖然
【装備】なし
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】
0:なんや、これ……まさか、正夢か?
最終更新:2012年07月22日 07:54