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ご多分にもれず、野比玉子は生き返った。
そして、家路へと急ぐ。自分の旦那と息子と居候の晩御飯を作るために。
あまりに急いでいたために、目の前にいた化け物を蹴っ飛ばしてしまった。

「いたいなあ」
化け物は言った。
「あら、何よ。今私は忙しいのよ」
化け物をつまみあげる、玉子。

「まあ、少し話を聞いて。君は野比玉子、だね。
野比玉子症候群(死んではすぐに生き返っては死んじゃうめんどくせぇ症候群)の感染者。
だから、なかなか自分の目的……君の家族に夕食を作ってあげる、ということができない」
「……よくわかるわね、あなたもしかして……ストーカー?」

「化け物」は玉子につまみあげられた状態ではあるが、コケた。

「……まあ、ちょっと違うかな。とにかく、君の目的を果たせるようにしてあげる」
「どういうこと?」
「……僕と契約して、魔法しょ」

言いかけて、やめる。
目の前にいる女性、野比玉子はどう見ても少女といえる年齢ではない。
むしろ、あれだ。中年だ。オバハンだ。
これで、『少女』と名乗ろうものならJAROに訴えられて、おしまいだ。
でも、また別の予感もある。面と向かって彼女に『魔法オバハンになってよ!』と言おうものなら、
殺されるくらいでは、すまされない。それよりももっとひどい目にあうだろう。
そうなるなら、JAROに訴えられた方がましである。割とマジで。
かくて、決断したように、化け物は言った。

一瞬の間。

「私、魔法少女って年じゃないわよ」

……意地と気合いで、コケるのをこらえた。

「まあ、いいわ。目的が果たされるなら、なってもいいわね。魔法少女」

契約、成立である。

【一日目・0時23分/日本・埼玉県】

【野比玉子@ドラえもん
【状態】健康
【装備】買い物かご、サンダル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:野比家の面々に夕食を作る
1:魔法少女ねぇ

【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:女性参加者全員を魔法少女にする。
1:祝・契約成立
最終更新:2012年07月24日 08:15