千葉県の、とあるホテルの一室。
魔導師の少年、ユーノ・スクライアはそこでベッドに転がされていた。
彼の両手足は、魔力のリングによって拘束されている。「バインド」と呼ばれる魔法である。
「なぜだ……。なぜ君が、僕にこんなことを……。答えてくれ、なのは!」
端整な顔立ちに戸惑いの色を浮かべながら、ユーノは眼前の少女に向かって叫ぶ。
その少女は、ユーノのよく知る人物であった。
彼の親友であり魔導師としての弟子でもある少女、高町なのはだ。
「こんなことをしている場合じゃないのはわかってるだろう!
今この瞬間にも、たくさんの人が命の危険にさらされてるんだ!
君は、それを放っておけるような人じゃ……」
「そうだね……。だから私は、自分の幸せをつかめない」
「なのは……?」
ゾッとするような冷たい声でつぶやくなのはに、ユーノは思わずたじろぐ。
「私ね、支給されたこれをつけたときに見ちゃったんだ……。私の未来を」
そう言いながら、なのはは自分の首に手を当てる。そこには、ユーノには見覚えのないアクセサリーがつけられていた。
目をかたどった、お世辞にもセンスがいいとは言いがたい首飾りだ。
「未来の私は、ひたすら仕事に打ち込んで、ひたすら戦い続けていた……。
25歳にもなって、まともな恋愛経験もなく……。
おかげでいき遅れだの喪女だの魔法少女(笑)だのと陰口をたたかれる始末……」
「な、なのは? 何を言って……」
「私はそんな未来、いや……。そんな未来、変えてやる……。だからさ、ユーノくん……」
幽鬼のごとき足取りで距離を詰めると、なのはは身動きの取れないユーノのズボンに手をかける。
「既成事実……作ろうよ」
1時間後、そこには枕に顔を埋めて静かに泣くユーノと、どこから持ってきたのかシガレットチョコを咥えてアンニュイな表情を浮かべるなのはの姿があった。
◆ ◆ ◆
「す、すごい……。今時の小学生って、こんなに進んでるの?」
そして
柊かがみは、ことの一部始終を部屋の外から覗いていた。
【一日目・1時/日本・千葉県】
【高町なのは@魔法少女リリカルなのは】
【状態】思考暴走
【装備】レイジングハート@魔法少女リリカルなのは、千年タウク@遊戯王
【道具】基本支給品一式
【思考】
1:ふぅ……
【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】
【状態】ショック
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
1:こんなのってないよ……
【柊かがみ@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】基本支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:家族および友人と合流
1:どうしよう、この状況……
最終更新:2012年07月24日 08:18