「困ったであります」
あまり困ったように聞こえない棒読み染みた口調でアイギスはぼやいた。
TCBR開始時に、適当に街を出歩いていたせいで他のSEESの面子と逸れてしまったのだ。
早く合流しないとなーみんなで立ち向かわないとなーと思いつつも、皆がどこに居るのか皆目見当が付かない。
「これは俗に言う迷子であります」
言いつつ、アイギスは街を歩く。
まあ自分は戦車であるし、ペルソナもあるし、自衛という点では大丈夫だろう。
が、そんな楽観も次の瞬間には吹き飛んだ。
アイギスから離れること、数メートル。
そこを極太ビームが轟音と共に走った。
迸る閃光。アイギスは本能的にペルソナ『パラディオン』を召喚する。
「敵襲!」
指示をくれるリーダーが居ない以上、自分で対応しないといけない。
できるだろうか。アイギスは息を呑む。
大丈夫だ。少なくとも自分は、コンセントレイトのあとにテンタラフーや一撃で倒せる相手にタルンダなんてやらない。
が、来るかと思われた二撃目は幾ら待っても来なかった。
「おや、もしや人が居られたのですか?」
代わりに声が来た。平坦な口調のそれは、敵のものというにはいささか緊迫感に欠けていた。
声の主は女性だった。人間のものとは思えない白い髪をはためかせながら、つかつかと歩いてくる。
「貴方は……」
「開幕直後の気分ageに宗茂砲をぶっ放してみたら、危うく無関係の人間を巻き込んでしまう所でした。これにはホライゾン、少し反省です」
その手には何やらごてごてとした大砲
みたいなものがあった。どうやら彼女が今の攻撃をしたらしい。
口ぶりからするとどうやら敵意はないようだが。
「流石は宗茂砲。当てたい時には役に立たないのに、碌でもない時には仕事をする。ここまで来るともはやわざとやっている疑惑が浮上です」
そう言って彼女はこつんと大砲を叩いた。その姿にアイギスは何だか毒気を抜かれてしまった。
まあそんなこんなで二人は出会った。
【一日目・00時20分/日本・埼玉】
【アイギス@ペルソナ3】
【状態】健康
【装備】超磁鋼レールガン@ペルソナ3
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:SEESと合流
【ホライゾン・アリアダスト@境界線上のホライゾン】
【状態】健康
【装備】悲嘆の怠惰@境界線上のホライゾン、拒絶の強欲@境界線上のホライゾン、憤怒の閃撃@境界線上のホライゾン
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:特に決めてない
最終更新:2012年07月26日 02:38