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 三二鼠は驚愕していた。
 それこそ、人生で一番のショックの。
 何故なら――愛すべきそれが、道路のど真ん中で頭を半分爆発させて絶命していたので。
 そして、その死体の脇には、何故か知り合いのデイジーが立っていたので。
「どうして? どうして〇ッキーがこんなところで?」

 信じられるはずがなかった。少なくとも三二が知っているミ☆キーはすぐにやられてしまう程弱い鼠ではなかった筈だった。
 そう――少なくとも不意を突かれない限り。
 第一、死に様があまりにも酷すぎて非現実な光景だった。
 少なくともこれは何かの間違いではないのか? そう思いたくもなった。
 だが実際に錆びた鉄のような臭いが三二を覚醒させてた以上、夢、と確定させるのは不可能だった。
 本当に目の前に自分が数十年間共に過ごした鼠の、死体が転がっていたのだ。
 しかも、それと対象的に立っていたデイジー――デイジーは? 何故デイジーは殺されず済んだのだろうか?

「あなたはあたしより綺麗だったし、目立っていたわ」
 デイジーが突然口を開いた。それは先程の問いの答えになっていなかったのだけれど、続けられた。
「それにミッ△ーと仲良くしていた姿が似合ってたしね」
 うらやましそうに、そして一抹の何かを感じさせる話し方だった。
 まるで、自分に足りないもの、それが三二が持っている、と言った感じで。
 そして三二は気付いた。何故かデイジーは過去形で話しているのを。

 しかし以下は現在形に戻った。
「あたしってレズッけがあるのよ。だから、そんなあなたの事がちょっと好きよ」
 振り向きながら、少し俯いて、残念と言った感じでデイジーは三二にそう言った。
 そして三二の視界に明らかなそれが入り込んだ。拳銃! そう、それなら確実に頭なんて吹き飛ばせるようなサイズの拳銃!
「だから、だから――」
 ようやく三二は感覚を取り戻したと同時にデイジーの意図に気付き、よろめきながら走りだしたのだけれど、デイジーは無慈悲にその三二に向けて何度も引き金を絞った。
 正確に三二の背中に大きい四つの穴が空き、そのままヘッドスライディングのように前のめりに倒れた。
 確かめるもなく――その時点で息絶えていた。
「とても残念」


【一日目・二時 ビル群】
【デイジー@出銭国】
状態:健康
装備:支給品一式
武器:ピースメーカー@真・女神転生2 のろいのだんがん@真・女神転生2
思考:優勝して主役になる

【三木鼠@出銭国 死亡確認】
【三二鼠@出銭国 死亡確認】
最終更新:2007年08月06日 20:19