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「どうした、もう終わりか?」
「あ、あ……」

栗木拓次は、絶望していた。
自分が最強などとうぬぼれてはいなかった。
だが長年鍛え上げた空手の技術さえあれば、並大抵の相手には負けはしないと自負していた。
だがこのバトルロワイアルの中で出会った目の前の優男は、自分の空手をいともたやすくあしらってしまったのだ。

(ちくしょう……。こんな所で終わってたまるかぁぁぁぁ!!)

半ば自暴自棄となって、栗木は男に向かって突進する。

「ひゃいいいい!」

奇声と共に、栗木の飛び蹴りが放たれる。だがその蹴りも、男に片腕であっさりと止められてしまった。

「ひっ……!」
「この程度か……。つまらん。貴様には1円の価値もない!」

忌々しげにつぶやくと、男は1枚の金貨を放り投げた。するとその金貨に描かれた騎士が飛び出し、栗木へと向かっていく。

「ゴージャス真拳奥義! コインナイト!」

騎士の振り下ろした拳が、栗木の頭蓋を砕く。その一撃で命を絶たれた栗木は、鮮血をまき散らしながらアスファルトの上に倒れた。

「いや、お見事です、ハレクラニさん。あなたの実力、とくと見させていただきました」

直後、物陰から一人の男が顔を出す。高級スーツを着た、いかにも陰険そうな顔立ちの男だ。

「バカを言え。こんな雑魚相手にしたところで、俺の実力など測れはしない。それに……」

ハレクラニと呼ばれた男は、不機嫌そうに口を動かす。

「手持ちの金がたったこれだけではな……。俺のゴージャス真拳は、とうてい本領を発揮できん」
「1000万では足りませんか」
「まったく足りないな」
「けっこうけっこう。では、稼ぎましょうか。今は混乱のまっただ中。金を稼ぐ手段などいくらでもある」
「本当に当てにしていいのだろうか、武田観柳。役に立たぬようなら、俺は貴様を迷わず切り捨てるぞ」
「ご安心ください、ハレクラニさん。金儲けにおいて、私より優れた者などそうそういはしませんよ」

観柳の顔に、ひときわ邪悪な笑みが浮かぶ。

「そして最終的には、金の力で我々がこのバトルロワイアルを支配する……。地獄の沙汰も金次第、ってね……」


【一日目・2時/日本・東京都港区】

【ハレクラニ@ボボボーボ・ボーボボ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、現金1000万円
【思考】
基本:金の力でバトルロワイアルを支配する
1:もっと金を集める
2:ボーボボがいたらぶちのめす


【武田観柳@るろうに剣心】
【状態】健康
【装備】回転式機関砲@るろうに剣心
【道具】支給品一式
【思考】
基本:金の力でバトルロワイアルを支配する
1:もっと金を集める
2:抜刀斎がいたらぶっ殺す

【栗木拓次@グラップラー刃牙 死亡】
最終更新:2012年11月07日 17:28