「ん? ここはどこだ?」
白長頭の男、やらない夫は道路の真ん中で目を覚ました。
そこには誰もおらず、壊れた自動車や折れて倒れた木などが、そこらじゅうに転がっていた。
「ん……たしか俺は子どもと主婦とメガネと一緒に車に乗ってて……それから思い出せんのだが。
わけがわからないだろ常識に考えて……」
そう、やらない夫はサザエ一行と車で移動していたはずなのだ。
まあ思い出せないのも無理はない。彼は雷撃をモロに受け息絶えたのだから。
そう、彼は「復活」したのだ。
テラカオスロワの理に導かれて。
このロワ、いや世界では人の命はゴミのようなものである。
簡単に捨てられ、直ぐにリユースされ、すぐまた新しい生命を持ってロワに投げ出されるのだ。
最初は王様やガンツ玉の力でそれは成り立っていた。
しかし、ある女性の過度の復活による後遺症が、ある病となってこの世界に蔓延したのだ。
発症すると有無を言わさず即座に蘇る病だ。
病状が悪化するほどその者は復活のスピードが増加する。
そして、最悪の場合、どこに居てもすぐ死に、すぐまた別の場所で復活し即死、そしてまた復活し即死。
死人の水増し、殺人者の生贄と成り下がる恐ろしき病である。
そしてその女性が起こしたある行動が、また新たな世界改変を起こすこととなる。
そこで死んだ者が『次の死亡者としての役割』を与えられ、そういう概念と化す。
それをある者--言ってしまうと野田総理抹殺を企んでいる、『彼』だけが知っている現象。
それは、あの病を超えた因果律そのもの、そして人類の生命に対する反逆である。
そして、やらない夫は当然知らない。
そして、やらない夫と同じく、「概念」として生まれた者たちもだ。
彼らもいまやらない夫と共にいる。
ちなみに概念と化したもの同士は視認する事ができない。
しかし、生者には全員が生きている者として見えている。
それは、『犠牲』という役割を果たすためである。
「クク、うじゃうじゃいるじゃねえか。殺してやる、皆殺してやんよ……ガハハハハハハ……」
そして殺人者は殺人を遂行した。
手榴弾による大爆発が道路に響き渡った。
「うおおお……これありえないだろ常識的に考えてェェェェェェ!」
そしてやらない夫はテラカオスの理に導かれて消し飛んだ。
だが大丈夫だ、問題ない。
彼らはすぐに蘇るのだから。
【一日目・5時21分/日本・滋賀県・道路上】
【フリッピー@HappyTreeFriends】
【状態】健康、人格交代、返り血塗れ、殺人による恍惚感、血に飢えている
【装備】手榴弾@現実×8
【道具】支給品一式、カドルスのディパック
【思考】
基本:皆殺し
1:殺す
2:まだまだ殺し足りねえ……!
【やらない夫@2ちゃんねる 死亡】
【安心院なじみ@めだかボックス 死亡】
【
巨人小笠原@なんJ 死亡】
【アンドリューW.K.@現実? 死亡】
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY 死亡】
【大山デカオ@ロックマンエグゼ3 死亡】
【弱音ハク@VOCALOID 死亡確認】
【メ・ビラン・ギ@仮面ライダークウガ 死亡】
【虐待おじさん@真夏の夜の淫夢 死亡】
死因:爆死
※ テラカオスの理について言及されました。
このロワで死亡したキャラは概念と化し、犠牲者として復活し続ける運命を背負うハメになります。 (ただし一部の死者に限定する。シリアス死した方はほぼ概念にはなりません。テラカオスで哀れな死に方をした者は概念となる確率がかなりありますが)
なお、概念となった者は魂そのものが分裂し、生者のみに目視できる参加者として復活します。
報われなかった命は概念となって魂が半永久的にこの世界に刻み込まれるのです。
たまに一回ののみの『おためし体験コース☆』のものもいますので、そこはご了承ください。
最終更新:2012年11月15日 15:09