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フレイザード死亡に関する知らせは瞬く間に広がり、多くの参加者にスルーされた。
次の主催者がアドルフ・ヒトラーであったことや、
主催者の変更の情報が信用するに足らないことであったこと、
無敵のはずのミカエル軍が敗退したこともそうだが
何よりも
野比玉子がまだ生きていたことにある。
人々は永く続く殺し合いに疲れ果てており、民を導く正統の対主催サイドを渇望していた。
ヒトラーの出現は悪夢の再来に他ならなかった。
アドルフ・ヒトラーはゲルマンの代表として自分をBR法の正式な主催者と
認め、主催の後継者争いに端を発した主催者が何度も変わる現象の終結を宣言した。
ヒトラーはこうした行為によって、これまでの争いを民族やマーダーの対立ではなく
安全を欲したエゴイスト達の反乱と位置づけ、世界的な立場からBR法に対する抵抗自体を否定したのである。
しかし、こうした主張を受け入れ、支持したのは一部の主催サイドと強力な武器を手に入れたマーダーのみで、
各地に広がっている対主催達を封じ込めるだけの力はなかった。
BR法は、もはや殺し合いなどではなく支配する側とされる側の対立、
言い換えるなら束縛を逃れ自由を得るための戦いとその姿を変えていたのである……
その時である。
それぞれの世界で起こっていた殺し合い―――バトルロワイアルは、
混沌の力により一つに融合しようとしていた。
秩序が保たれていたカオスロワ2ndの世界も流行らなかったカオスロワ3rdの世界も
全てカオスロワ1stの世界に取り込まれていく。
この現象はアドルフ・ヒトラーにとっても予想外であった。
そう、全ては書き手に無限の可能性を与えるための孔明のワナだったのだ。
最終更新:2007年11月23日 11:49