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 タケシは、息を吹き返した。
 自分でも理解している。自分は溺れ死んだ筈だと。
 何があったのだろうか? タケシは立ち上がろうとし、
 ――ずるっと、足が滑った気がした。
 そして何かが頭にぶつかる感覚を最後に、またタケシの視界が暗転した。

「……死んだな」
「死んだわね」
 世界樹の葉を手にしたネズミ――失敬、ティル・ニー・ノグと、後ろに居たメリッサ・ソーンとミント・アドネードは事の成り行きを淡々と見ていた。
 プールに浮かんでいた少年に支給された世界樹の葉を使ったところ、足を滑らせてまた動かなくなってしまった。
 なんかどうでもいいような空気になってきた。
 この少年の生き死にがどうなろうと、何も変わらない気がしたからだ。

 刹那、何かが飛んできて、メリッサを掠めた。
 それで後ろのミントに当たったらしかった。
 メリッサがその”何か”に視線を追うと――



 ミントの身体が、脚だけを残して完全に消滅していた。
 ティルは視界を前方に回し、ようやく気付いた。

 人間の少女――大道寺知世が、こちらに銃を向けていたのを。

「伏せろーッ!」
 ティルが叫ぶのと同時に、メリッサはしゃがみ込み、知世の銃――ブラフマーストラが火を噴いた。
 メリッサのすぐ頭の上を弾が横切り、代わりにメリッサの後ろに存在したオブジェが跡形もなく破壊されていた。

「何? あれは何!?」
「私に聞くな!」

 アサルトライフルの引き金を何度も絞りながら、ティルは思った。
 ――聞きたいのは私の方だ、なんだあのサルは!

 しかし、戦いは呆気なく幕を降ろした。
 ライフル弾がプールの壁を破壊する中、いつの間にか知世は逃げていたようだった。
 一体、何をしたかったのだろう?

「ああ、私としたことが、カメラの電源を入れ忘れてしまいましたわ」
 そう叫ぶ少女の声が、ティル達に聞こえた。


 秘密捜査官、法条まりなは簡易トイレの影に身を潜めていた。
 あの銃撃戦――出来れば止めたかった。
 だが、今の自分には銃も無いのに止めようとするのは完全に自殺行為だ。
 諦めるしかなかった。本当に歯痒かった。
 また武器として渡されたのが鉛筆一本とは、本当に屈辱だった。
 しかし、どうしようもないので我慢する他ない。

 まずはプールから出たいまりなではあったが、
 しかし、当座あの二人がプールの入口に座り込んでしまっている。
 どう考えてもあの二人はまだ戦闘の興奮が冷めていないようだし、
 しかも――こんな格好では真っ先に撃ち殺される可能性もある。
 ――タイミングを考えなければ。


【黎明/東京都の某プール】
【ティル・ニー・ノグ@ジーンダイバー】
状態:良好
装備:AK-47@現実
所持品:世界樹の葉@ドラクエ、びん1@シャドウゲイト
思考:
1:状況の打破
2:ゲームの破壊

【メリッサ・ソーン@モンタナ・ジョーンズ】
状態:良好
装備:稲田瑞穂の伝説の剣@バトル・ロワイアル
所持品:携帯電話@バトル・ロワイアル、剣崎順矢のロケット@バトル・ロワイアル
思考:
1:状況の打破
2:ゲームの破壊

【大道寺知世@カードキャプターさくら】
状態:絶好調、ヤル気
装備:ブラフマーストラ@真・女神転生、ビデオカメラ@カードキャプターさくら
所持品:無し
思考:
1:さくらちゃんの勇姿を撮らなければなりませんわ!
2:よし、ぶっ殺す

【法条まりな@イヴ・バーストエラー】
状態:良好
装備:SEXYをずーっと通り越してアブない水着@イヴ・バーストエラー
所持品:HBの鉛筆@ゲーム版TCBR
思考:
1:何この状況
2:タイミングを見て脱出

【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
死因:脳挫傷(プールサイド)
【ミント・アドネード@テイルオブファンタジア 死亡確認】
死因:射殺(大道寺知世)

※この組み合わせが理解出来ない奴はある声優の名前でググれ。
最終更新:2007年11月24日 22:44