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深夜の町を、一人の男が頭をかきむしりながら歩いていた。
「ったく、何がどうなってやがんだ?」
いきなり殺し合いが始まったかと思えば、町にはアニメやマンガや映画のキャラクターが溢れている。
これではまるでカオスロワ一期の再現ではないか。
「いや、今度の今度こそ、マジで本物の殺し合いってわけか……」
今まで、バトロワなんて空想の世界の話だとばかり思っていた。だから自分がカオスロワ2や書き手ロワにノミネートされても平気でいられた。
しかし、本当に自分の生きている世界で殺し合いが起こるとなれば話は別だ。
「どうする? マーダーには……なれんよなあ。大体マーダーで終盤まで生き残れる奴なんて少ないし。
となると……対主催か」
男―――◆6/WWxs9O1s氏は、適当に考えを纏めた。


「しっかし、ひどい有様だな……」
そこには四つの死体が転がっていた。ともに、惨殺といっていい死に様である。
四人の女性は内臓を引きずりだされて死んでいた。
「マーダーがこの辺にいるのか? 厄介だなあ」
倒れている四人はいずれも知っている人物だったが、現実世界の人間である◆6/WWxs9O1s氏にとってはあくまでもアニメのキャラでしかない。
最悪、実在しない人物については死んでも仕方が無いだろうと彼は考えていた。
もっとも、もしその中に彼にとっての「俺の嫁」がいたら、彼も正気を失って復讐に走っていたかも知れないが。
「ま、埋葬くらいはしてやるか」
そのくらいのことなら、誤解フラグも立つまい。
「いや待てよ。これは首輪を手に入れるチャンスじゃないか?」
◆6/WWxs9O1s氏の首にもいつの間にか爆弾付きの首輪がはめられている。首輪の解除は、対主催エンドにとっての絶対条件だ。
それが今なら、自ら人を殺すことなく首輪の現物を手に入れることが出来る。
おまけに、彼の支給品はそのような用途にはぴったりの電動ノコギリだった。
「なに、所詮は二次元キャラ、呪われはしないさ……あとで丁重に弔ってやったら、許してくれるだろう」
決意した◆6/WWxs9O1s氏は、倒れている四人の少女の中からツインテールの少女を選んで引き寄せ、鞄から出した電ノコのスイッチを入れた。
「でも、こんなとこ誰かに見られたらアウトだよなあ……ま、さっさと済ませばおkだろ」
少女の首筋に刃を当ててスイッチを入れる。首輪に傷を付けたら恐らく爆発するだろう。あくまで慎重に首輪だけを手に入れなくてはいけない。
と、その時、彼の背後から人の足音が近づいてきた。あわてて姿を隠そうとするが、ノコギリの刃が深く食い込んで抜けない。
そもそも、こんな開けた場所で電ノコなんか使ってたら人が集まってくるのは当たり前なわけで。


「おい、そこで何をしている!?」
男の声に、彼は完全にテンパった。言い訳が出来るような状況ではない。とにかく首輪だけでも……と考えていたはずが、あわてていた彼は何故か
首ごと脇に抱えて逃げた。
よって、後から来たものには彼が「電ノコを握り締め、少女の首を脇に抱えて服を血で汚しながら一目散に逃げた」ように見えたのである。

「なんてことだ……遅かったか」
駆けつけた男は、目の前の惨状を確認して息を飲み込む。こんな無残な殺し方は、警察官の自分でもなかなか見たことが無い。
腸をぶちまけたのみならず、首を切り落としてお持ち帰り~という異常者としか思えない行動。
「他にも、もう殺し合いに乗った人間がいるんだろうか……だとしたら……幼女たちが危ない!!」
男、赤坂衛は決意を新たにしながら、四人の墓を作ってあげることにした。

【深夜/東京都の都心の方】
【◆6/WWxs9O1s氏@現実】
[状態]:健康
[武装]:電動ノコギリ
[所持品]:支給品一式、柊かがみの頭部
[思考]:
1・とにかく自分だけは生き残る
2・自分から人殺しはしない
3・出来れば主催を倒す


【赤坂衛@ひぐらしの鳴くころに】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:
[思考]
基本:幼女を守る。まずはこれだけ。
1:四人の墓を作る
2:幼女は保護し、それ以外は無視
最終更新:2007年11月24日 22:46