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「ぐっ……」

 それが、二人の男が連れて行くと決めた少女・IAの最期の声だった。
支給品を確認する為に自分のデイパックを覗き込んだIAの顔を、デイパックの中から飛び出した拳が粉砕したのだ。
そして、二人の男が驚いた隙をついて、デイパックから少女を殺した存在が飛び出した。

「ごふぅぅ!」

 男の片方である英良が我に返ったのは、依頼人であるもう一人の男・キャスパーの断末魔を聞いてからだった。
キャスパーは、少年の持つさすまたに刺されて死んでいた。
きれいなジャイアンと呼ばれるその少年は、殺した宇宙人の遺した転送装置で自分を転送したのだ。
テラカオス化によって強化された身体能力を武器にして、より多くの参加者を殺す為に。

(捕縛用の道具であるさすまたで人を殺しちまうとは、どんなバケモノでえ)

 依頼人を殺されても、英良は冷静だった。
しかし、怒りを抱いてないという事では無い。
むしろ、その逆だ。

「だがね、依頼人を殺されて黙って引き下がる程、あたしは情けなくは無いんでね!」

その一言に彼の怒りが凝縮されていた。

【一日目・15時25分/日本・山口県】

【阿紫花英良@からくりサーカス】
【状態】健康
【装備】グリモルディ@からくりサーカス
【道具】支給品一式
【思考】基本:降りかかる火の粉は払う
1:キャスパーとIAの仇を討つ

【きれいなジャイアン@ドラえもん
【状態】血濡れ、テラカオス化進行、汚くなった
【装備】さすまた
【道具】支給品一式
【思考】
基本:全て殺す
1:ジャイアンポジションにはぼくが座らないと!
※ナノマシン入りの水を飲みました。

【IA@VOCALOID 死亡確認】
死因:撲殺

【キャスパー・ヘクマティアル@ヨルムンガンド 死亡確認】
死因:刺殺
最終更新:2013年10月27日 16:55