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「はぁ……やっと人間に戻れたわ……」

 と、犬だった頃に拾ったデイパックに入っていたヒートテックな衣類に身を包んだムーンブルクの王女が呟いた。
どうにか恐山でラーの鏡を見つけた彼女は、ヒートテックな衣類に身を包みながらラーの鏡を見る事で全裸で凍え死ぬなんて事にならず、無事元の姿に戻った。
しかし喜ぶのも束の間、彼女は自分を見下ろす巨大な影に気づいた。

「なっ!?今度は魔物!?いい加減に……」

 それは、成人男性20人分以上もの身長を持ち、豚のような頭に蝙蝠のような耳がついた、六本の腕を持つ黒い何かだった。
その名はオーバーデビル、古より存在する最凶のオーバーマンだ。
それは、ムーンブルクの王女が何らかの行動を起こす前に動き出していた。

「あ、あれ……なんか力が……」

 オーバーデビルの“オーバーフリーズ”というあらゆるものを凍らせる力がムーンブルクの王女の心を凍りつかせたのだ。
どういう訳か、ムーンブルクの王女にはオーバーマンのパイロットとしての適性であるオーバーセンスがそれなりに優れていたのだ。
それに目を付けたオーバーデビルは、彼女の心を凍らせ、そのまま彼女を取り込んだのだった。


 一方、恐山へと向かっていたはずのフリーザーは恐山の近くで止まっていた。
恐山を中心に気温が異常なまでに低下しているのにフリーザーが気付いたのだ。
ちなみに、この現象もオーバーデビルのオーバーフリーズによるものなのだが、フリーザーがそれを知るはずもなかった。

「青森県に入ってから二人も凍死した奴がいたし、恐山に行かないほうが良いのか?」

 考え込むフリーザー。
幾ら伝説のポケモンとはいえ、これ程までに強烈に気候を操る力を持つ存在と戦うのは無謀だが、氷タイプの自分としては過ごしやすい気候であるのも確かだった。
そして、そんなフリーザーを後目に極寒のエリアが徐々に広がって行っているのであった。


【一日目・16時40分/青森県・恐山】

【オーバーデビル@OVERMANキングゲイナー】
【状態】無傷、ムーンブルクの王女を取り込んだ
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:世界を凍りつかせる
※恐山にいる彼?を中心にして気温が急激に低下しているエリアが広がっています。

【ムーンブルクの王女@DQ2】
【状態】心が凍りついた、オーバーデビルに取り込まれた
【装備】ヒートテックな衣類
【道具】支給品一式
【思考】基本:オーバーデビルに従う


【同時刻/青森県・恐山の近く】

【フリーザー@ポケットモンスター】
【状態】陽気最速HC振り
【装備】なし
【道具】支給品一式、カゴのみ
【思考】基本:生き残る
1:恐山に行くかどうか迷っている

【織田敏憲@バトルロワイアル(漫画) 死亡確認】
【食蜂操祈@とある科学の超電磁砲 死亡確認】
死因:オーバーフリーズの影響で凍死
最終更新:2013年11月19日 01:52