放送が流れたと同時にとある二人が玉ねぎ頭と落ち武者ヘアーの男たちを惨殺し、二人でらぁめんにして食べたとさ。
ついでに二人は植物耐性(強)を手に入れた。
【熱狂的なファン@OBLIVION】
【ルイス・レットラッシュ@SKYRIM】
死因:翼とぼのぼのに捕食され死亡。 なぜ植物耐性が上がったか、知らない人は検索してみよう!
「立花……」
亡くなった親友のシンフォギアを受け継ぎ、後輩として大事にしてきた立花響の死は、今や食人鬼と化した翼の心にもショックを与えていた。
寂しそうにらぁめんを啜っていた彼女をぼのぼのは心配する。
「ツバサおねえさん……後輩のひとが死んで悲しいんだね……」
「……ああ、だがこれで良かったのかもしれない。
あの子の性格じゃ、仮に私に出くわしても私を殺せず傷つけられず躊躇しそうだったしな。
正義感溢れる子だし、きっと人々を守る名誉ある戦いの中で死んでいったに違いない……食人鬼となった私と違ってな」
心配するな、と言わんばかりに翼はぼのぼのの頭を撫でた。
(立花、安らかに眠れ。 そして天国で先輩の奏と仲良くしてくれ)
修羅に身を落としても、散った後輩の冥福を祈る元・防人であった。
冥福を祈る暇もなく、二人の体内にある四条化細胞は新たな肉とらぁめんを要求するように腹を鳴らした。
「くっ、まだ足リンカッ!!」
「おなかのむしさんたちがなき止まないね」
人肉らぁめんを食べてから間もないというのに、二人はもう空腹になっていた。
先ほど都庁でお預けを喰らったツケが出ているのかもしれない。
強すぎる空腹は二人を一層ケダモノに近づける。
「このままではお腹の空きすぎで自分のニクすらクイカネナイぞ」
「ぼく、しんじゃいそう……」
できるだけ早く強烈な飢えを満たしたい二人は急いで獲物を探す。
もはやダオスに対抗するために水耐性の獲物を探すことは頭から抜けている。
……と、それだけ必死に糧となる参加者を求めていた二人だったが、翼がここで何かを嗅ぎつけた。
「クンックンッ……」
「どうしたのツバサおねえさん?」
「匂いがスル……こっちだ!」
「やった! お肉やらぁめんをたべられるんだね!」
歓喜の表情で、駆け出した翼の後ろについていくぼのぼの。
翼はきっと自分たちの胃を満足させる何かを見つけたに違いない、彼はそう思っていた。
■□■□■□
二人は渋谷にたどり着いた。
そして渋谷の路上まで翼に連れられてきたぼのぼのは驚きの表情をしていた。
「えっ……なにこれ?」
二人の食人鬼の前には肌が変色し悪臭が立ち込め、蠅も少々たかりだしているほど廃れた女の死体があった。
明らかに死後から十数時間は立っている遺体だが、それを見た風鳴翼はぼのぼのに一言だけ言った。
「喰うぞ」
「ええええええ!?」
基本的に呑気なラッコであるぼのぼのですらドン引きする発言であった。
死後から対して時間の経ってない死体なら散々食べてきたが、腐った肉は食べる気がしないのだ。
「ツバサおねえさん、いくらなんでもこれは……おなか壊しちゃうよ?」
「わかってないなぼのぼの、腐りかけが旨いとどこかで聞いたことはあるだろう?」
「いや、どう見てもこれは腐ってるうちにはいるとおもうんだけど……」
アライグマや
シマリスが見たら驚くであろう、珍しくツッコミに回っているぼのぼの。
しかし、彼の忠告を押しきるように風鳴翼は死体を頑なに食べようとするのだった。
「ふっ、これをタベロと囁くのだよ、私のゴースト〈魂〉が」
「……ちゅうにびょう?」
「次それを言ったらおまえをクウゾ」
「
ごめんなさい」
「まあ、魂というのは冗談だ。 おまえは貴音の細胞のタカブリを感じないか?」
バトロワが始まって約一日、死体自体はそこらじゅうに転がっている。
もし新鮮さを欠いた肉でよければ、その死体を食べれば良かったものの、二人は今まで無視していた。
しかし、四条化細胞がこの死体だけはどうしても食べろと命令を下している気がするのだ。
翼はこの死体を前にして言葉では言い表せない高揚を感じており、同じく四条化したぼのぼのもそれは感じていた。
「ぼくも薄々だけど感じているよ。 でも、それと一緒にこわいんだ」
「……なるほど、警戒心の方が勝っているトイウことだな」
「うん……」
一方、ぼのぼのはこの死体を食べることへの恐れを感じており、どうにも食べる気が起きないようだ。
「仕方ない、私が先に味見をシテやろう」
「あぶないよツバサおねえさん!」
「心配するな。 まずいと思ったら吐き出せばイイダケの話だ」
怯えるぼのぼのを尻目に死体の前に立ち、手を合わせてから食事に入った。
「いただきます」
らぁめんにする時間が惜しいのでそのまま死体にかぶりつく。
翼は匂いがキツくなっている肉を歯で食いちぎり、咀嚼して飲み込んだ。
「これは………」
「?」
「………………」
「つ、ツバサおねえさん?」
「………………」
いきなり黙りこくってしまった翼にぼのぼのは恐る恐る声をかける。
すると。
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/ ト、_.j/:lハ::::l戈i>i! i! i! ;i! ;i!彡洲/ィ l:::::l/l l ノ} ゙/ ..::::: l| | /. : : / : l/イ
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次の瞬間に翼の表情はぶわりっと目や口から血を流し、瞳孔を極端に萎縮させたものに変わっていた。
俗に言う絶唱顔である。
そんなトラウマになりそうな顔を見てぼのぼのは半ばパニックになった。
「ひいいいいい! ツバサおねえさん!?」
「……きゅう」
壮絶な絶唱顔の後に、翼は眼を回して倒れてしまった。
意識を失った飼い主にパニックから立ち直ったペットは呑気に呟いた。
「あ~あ、だから危ないって言ったのに、いわんこっちゃない」
気絶して変身の解けた翼をどこか安全な場所へ運ぼうとして、ぼのぼのは彼女を背負おうとする。
「よいしょっと……あれ?」
そこで彼は気づいた。
自分たちが何者かに囲まれているということに。
ぼのぼのは自分たちの身を守るために、そして獲物を狩るためにジャキリッと銃を構えるのだった。
■□■□■□
「!!」
翼が目覚めたのは渋谷にあるショッピングセンター、渋谷109の屋内であった。
彼女の体には毛布がわりにオシャレな服がかけられていた。
(ここはどこだ……? 私は確かあの死体を食べて……)
「あっ、ツバサおねえさん目が覚めたんだね!」
「ぼのぼの!」
しばらくすると、相棒のラッコが湯気の立つ大きな鍋を持って現れた。
匂いから察するに鍋の中身はらぁめんであろう。
「おまえが私をここまで運んでくれたのか?」
「うん、あのまま寝てたら風邪をひいちゃうと思ってここまで運んでおいたんだ。
おなか空いてると思うかららぁめんも作っておいたよ」
「かたじけない……ん?」
よく見てみると翼はぼのぼのの変化に気づいた。
腰には見慣れぬ剣を装備しており、体のあちこちには大小様々な怪我があった。
「傷だらけじゃないか! どうしたんだ!?」
「ツバサおねえさんをここまでひきずろうとしている時に、おそわれたんだ。
ぼくはツバサおねえさんほどつよくないし、おそってきたひとは何人もいて、しばらくしたら大きな巨人さんまで出てきてたいへんだったけど、もってた銃と拾った雷をだす剣でたたかったらなんとか勝てたよ。
倒したひとたちは皆このらぁめんに変えておいたからね」
「ぼのぼの……おまえって奴は……」
翼はぼのぼのの優しさに感動する。
襲いかかってきたなら気絶した自分を放っておいて逃げても良かったのに、ぼのぼのはたった一人で戦い抜いたのだ。
幾多もの獲物を食べつづけ、かつ
テラカオス化進行で強化された見た目に反する高い戦闘力を手に入れているとはいえ大変だっただろう。
そう思うと勝手に気絶した自分が恥ずかしくなる。
例え四条化細胞を持つ者同士の本能によるものだとしても、彼の優しさには涙を禁じえなかった。
「きずはらぁめんを食べていれば治るよ。 だから、さめないうちに一緒にたべよ?」
「ああ、そうだな……」
二人は渋谷109の一角を陣取り、遅くなったディナーをいただき始める。
残念ながらこの食事で得られた耐性は何もないが、ぼのぼのが命懸けで狩った獲物で作られていると思っただけでも翼は胸が熱くなった。
「ごちそうさま。
そう言えば、さっき食べた死肉についてだが、なんだか不思議な感じがしたな。
旨い不味いとはまた違った……食べると身体に電気が走った気がしたぞ」
「ふーん、でもあの時はほんとうにしんぱいしたよ、やっぱりくさったお肉は食べちゃだめだよ」
「以後気をつける」
彼女たちは知るよしもないが、翼が喰らった死体は二人と同じテラカオス候補者である結月ゆかりである。
ついでにぼのぼのが拾った雷を出す剣は彼女が生前に使っていたエンシェントソードなのだ。
テラカオス化が進行している者が同じく進行している者の肉を喰らうとどうなるか……それはこれから明らかになるだろう。
(しかし、あの肉を食って何らかの耐性を得たようには思えない。
身体能力が上がったようには見えないし……ん? 待てよ?)
「Imyuteus amenohabakiri tron~♪」
何を思ったのか、翼はシンフォギアの起動詠唱を唱える。
彼女は解けた変身をもう一度し直すのだ。
歌の後に彼女は光包まれ、その身にシンフォギアが纏われる。
だが、翼の鎧として顕現したシンフォギアは、彼女らの知るものとはだいぶ違っていた。
「ツバサおねえさん、なにかいつもと姿がちがうよ」
「変化は、ギアの方に現れたか」
持ち主が候補者の肉を食べたことによってテラカオス化の進行がさらに強まったことにより、使用するギアが影響を受けたのだ。
外見としては全体的に色合いが黒くなり、刺々しいデザインに変わっている。
刀は獲物への殺傷能力を高めるために歪な形状になっており、相手を引き裂けそうな尖った爪が指部分に何本か追加されている。
元から体のラインを強調されていたデザインだったが、さらに扇情的になり胸の谷間部分が空いている。
具体的に言えば、悪堕ちした魔法少女のようなデザインに変わっていた。
おまけに戦いながららぁめんを作成できる器具が、各部に備え付けられていた。
外見だけではなく、全体的なスペックの向上も翼は肌で感じていた。
シンフォギアは総数301,655,722種類のロックが施され、技量やバトルスタイルに応じて限定解除されるような造りであるが、それだけではこうはならないだろう。
全てはテラカオス化進行の影響である。
「蒼ノ一閃ッ!!」
力試しに技の一つを109の向かいのビルに向けて放ったら、足のブレードから出た斬撃はビルをいくつもいくつも貫通していった。
限定解除状態でもない限り、普通は蒼ノ一閃でこんな威力は出せない。
この力に二人は驚かざるおえなかった。
「すごいね~」
「蒼ノ一閃でこれほどの威力が出るとは……
貴音の細胞があの死体を食えと言っていたワケも頷けるな」
いわば、あの死体は彼女らにとってのパワーアップアイテムだったのだ。
「少しの肉片でここまで変わるとは、では全部平らげたらどうなる?
ぼのぼの、あの死体は今どこにある?」
「ああ、
ごめん…さっきのたたかいの途中で剣から出した雷が当たってくろこげになっちゃった……」
「そうか……まあ、死体を齧って簡単に強くなれるほど、この世は甘くはないか」
ゆかりの死体は戦闘の余波で炭に変わってしまった。
ついでに回収済みのエンシェントソードを除いたゆかりの支給品も全て雷に当たって焼き砕けてしまっている。
その死体を食べ続ければ更なる力が手に入るかもしれないと思った翼は期待したが、炭になってはもう食べられないとして諦めた。
「それでツバサおねえさんはとっても強くなったけど、また都庁にいく?」
「確かにギアが強化され強くはなったが、この程度でうぬぼれてはいけない。
特にダオスとレストは強大だ。 水耐性……いや、他にも隠し種があることを想定してもっと多くの耐性を得てから挑んだ方が良いだろう」
自分たちを撃退した都庁の二人の強さはまだ覚えている。
物理攻撃しか効き目がないレストと、強力な魔法を使うダオス。
彼らに勝つにはパワーだけではダメだと翼は確信している。
より多くの耐性を得て、相手のカードを潰していかねば敗北して今度こそ死ぬだろう。
そんな彼らに勝つために彼女は狩りの続きを始めようとする。
「サア、行くぞぼのぼの!
夜の闇が支配するコノ時間は、私たちにとって絶好のジカンだ。
エモノをたべて、食べて、タベマクッテ、どんどんツヨクなるぞ!
この世のスベテを喰らい尽くすツモリでな!」
「うん、いこう」
大量のらぁめんを食べて多少は飢えが満たされるも、まだまだ足りない。
獣のような言葉をねじ込みながら翼は従者に言いつけ、新しい獲物とらぁめんを見つけるために東京へをさすらわんとする。
「……その前に、ぼのぼの」
「ん」
渋谷109を発つ前に翼はぼのぼのと目を合わせ……唇を重ねた。
数時間前にぼのぼのが翼を助けるために口内の食物を分けた口移しではなく、これは口吸いというものである。
しばらくして翼は唇を放して語りかける。
「おまえには二回も命を助けられているからな……こんなものしか返せなくてすまない」
四条化した翼にとっての仲間は、同じく四条化したぼのぼのしかいない。
そして唯一の仲間であり命の恩人でもある、すなわち翼にとって特別な人物である彼へのお礼が、この口吸いであった。
が、ぼのぼのにはこれの意味がよくわかってなかったようで頭に「?」マークを浮かべて首を傾げるだけだった。
「??? ぼくの口にまたナルトでもくっついてた?」
「……ぼのぼのには私のコウイを理解するには難しかったか。 まあいい、出発するぞ」
「???」
苦笑しながら翼はぼのぼのの手を握って、今度こそ渋谷109を後にした。
東京という狩場〈グルメスポット〉を巡るために。
(それにしてもあの死体は結局なんダッタンダ?
死体に限らず、生きてるものの中に私をパワーアップさせてくれたものと同じ肉を持つ者はイルノだろうか?
もし、いるならばモウイチド食べてみたいナ。
あの肉は私をキット強くしてくれるハズだろう。
どうやってサガス?
それはおそらく、さっきと同じように四条タカネの細胞があの肉のありかをまた教えてくれるだろう……)
【風鳴翼@戦姫絶唱シンフォギア】
【状態】空腹、炎・聖・植物耐性(強)、闇・風耐性(弱)、四条化、きゅんっバンパイア化
【装備】シンフォギア・天羽々斬(禍々しく変化)@戦姫絶唱シンフォギア
【道具】支給品一式
【思考】基本:四条貴音の意思を継ぎ、空腹を満たす
0:夜の闇に紛れてツギのエモノをサガス
1:食べられればなんでも良いが、特にらぁめんを食べたい
2:貴音の失敗を鑑みて、より多くの耐性が得られそうなものを優先して食す
3:ぼのぼのに特別な感情……?
4:雪音たちが今の私を見たらどう思うか……
5:都庁の敵を警戒、水耐性をはじめ、もっと多くの耐性を得てから挑む
6:あの肉を持つ者(テラカオス候補者)を見つけたらもう一度食べたい
※四条貴音の細胞に肉体を侵食されたため、四条化し貴音の能力と一部の記憶を受け継ぎました
※テラカオス化の進行度合いも受け継がれています。さらに本人も気がつかないうちに現在も進行しています
※テラカオス化候補者の結月ゆかりの死体を食べた事により、テラカオス化進行度がさらに上昇しました。
それに伴い、シンフォギアの形状が禍々しく変化し、全体的な能力が上がっています。
【ぼのぼの@ぼのぼの】
【状態】ダメージ(小)、空腹、炎・聖・植物耐性(強)、闇・風耐性(弱)、四条化、きゅんっバンパイア化
【装備】ウィンチェスターM1912、エンシェントソード@Minecraft
【道具】支給品一式、ヒョウヘンダケ@ぼのぼの×10
【思考】
1:とってもおなかすいたなあ
2:「ころしあい」っていうのはたべることなんだね!
3:ツバサおねえさんについていく
4:みんなどこにいるのかなぁ
※四条貴音の細胞に肉体を侵食されたため、四条化し貴音の能力と一部の記憶を受け継ぎました
※テラカオス化の進行度合いも受け継がれています。さらに本人も気がつかないうちに現在も進行しています
【大神さくら@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】
【レイ@北斗の拳】
【カイ・シデン@機動戦士ガンダム】
【天津飯@ドラゴンボール】
【ストレイツォ@ジョジョの奇妙な冒険 part1 ファントムブラッド】
死因:ぼのぼのによりらぁめんにされる
※渋谷に放置されていた結月ゆかりの死体が炭になりました
最終更新:2014年03月18日 17:26