未だにDMC信者たちがうろつくからくりドーム周辺。
そこで周囲の様子をうかがう、一人の男がいた。
「うーん、もう終わっちゃってるみたいだなあ……。間に合わなかったか……」
そう呟く男の名は、田中将大。日本の頂点にいるといっても過言ではない、超一流ピッチャーだ。
我々の世界ではメジャー移籍を果たした田中だが、この世界ではアメリカが消滅したためその夢を叶えられずにいた。
今の彼は、非常に野球に餓えているのだ。
このからくりドームで野球が行われているという情報を手に入れた田中は急いで駆けつけたのだが、間に合わなかったのである。
「ああ、悔しいなあ……。せっかく野球ができると思ったのに……。
この胸でくすぶる思い、どうしたものか……」
「じゃあ、俺と組まねえか?」
「うわっ!」
突然後ろから声をかけられ、思わず飛び退く田中。
そこにいたのは、彼もよく知っている顔だった。
「あなたは……佐々木さん!?」
「佐々木様だ。そう呼べ」
「あっ、はい」
田中に話しかけてきた男の正体は、佐々木主浩。
かつて「大魔神」の異名で恐れられた、日本球史に名を残すストッパーである。
「それで佐々木……様。あなたと組まないかっていうのは、どういうことです?」
「おう、
イチローのやつが野球でなんかしようとしてるみたいだからな。俺もチーム作って、対抗しようかと思って」
「なるほど……」
視線を落とし、田中は考える。
常識で考えれば、この頃試合の真っ最中に野球などやっている場合ではない。
しかし、他でもないイチローのことだ。
何か自分では思いもつかない考えがあるのかもしれない。
それにもう、野球をやらずにいるのは我慢の限界だ。
「わかりました! 佐々木……様のチームに入らせてもらいます!」
「そうかそうか! 歓迎するぜ、田中!」
「それで、他のチームメイトは……」
「今、タカシが集めに行ってるところなんだが……」
「佐々木さん!」
そのとき、まるでタイミングを合わせたかのように一人の男が駆け寄ってきた。
彼は斎藤隆。中学、高校、大学、そしてプロとずっと佐々木のパシリ……もとい、後輩だった男だ。
「おう、タカシ! どうだった?」
「いやー、この辺はダメですね。なんかやばい連中が集団でうろついてて、スカウトどころじゃないです。
それでも、何人かは連れて来られましたよ」
斎藤が手招きをすると、さらに数人の男たちが姿を見せる。
「おおっ!」
それは田中の目から見ても、充分に豪華なメンバーであった。
水島漫画ナンバー1投手との呼び声も高い豪腕、不知火守!
怖いのは目にゴミが入ることだけだ、茂野吾郎!
敵はみんな呪っちゃうぜ、クワタ!
絶賛アニメ放送中、沢村栄純!
「……いや、ちょっと待ってください」
「どうした、田中」
「たしかに豪華ですけど……全員ピッチャーじゃないですか!」
「そうなんだよねー」
「いや、そうなんだよねーじゃなくて!」
はたして、マー君が野球をできるときは来るのか!
それは誰にもわからない!
【田中将大@プロ野球】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:野球がしたい
2:このチームで大丈夫かな……
【佐々木主浩様@ササキ様に願いを】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:イチローに対抗できるチームを作る
【斎藤隆@ササキ様に願いを】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:佐々木に従う
【不知火守@ドカベンドリームトーナメント編】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:佐々木に協力する
【茂野吾郎@MAJOR】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:佐々木に協力する
【クワタ@かっとばせ!キヨハラくん】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:佐々木に協力する
【沢村栄純@ダイヤのA】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:佐々木に協力する
2:アニメも見てくれると嬉しい
最終更新:2014年03月08日 01:07