「硬度10!! ダイヤモンドパワー!!!」
圧倒的な超人硬度。
超人界で一番硬いとされるダイヤモンドである。
ありとあらゆる攻撃が効かない。
対応策はダイヤモンドパワーを使うしかないが、桜色パワーでは足りない。
「優ちゃん……」
「春香……」
「フン! 二度目の不意打ちなど効かぬ!」
リング上に倒れ伏す二人。
真正面でのぶつかりならば二対一だろう関係ない。
先程の様な不意打ち以外で未だにダメージは与えられていない。
プロレスの試合としてはクッソつまらないが、ここはロワだからね?
「まだ終わりではないぞ……!」
二人が倒れたところをハクメンが追撃を仕掛ける。
休んでいる隙など与えるはずなどない。
その様子をプニキとムネリンをちゃんとみない。
戦いなどに興味が無いのだ。
その時である。
リングの上の天井から『そいつら』は落ちてきた。
金髪と白髪。
片方はテニスプレイヤー、平等院鳳凰。
もう片方は八極拳士、ジョンス・リー。
上の階層で戦ってた二人である。
「優ちゃん。また敵だよ」
「うん、倒そう……春k「散れ……!」
「俺の邪魔すんな……!」
落ちてきた二人に突っ込んできたレズ二人。
しかし、平等院が優にテニスボールをぶつけて吹っ飛ばす。
それとほぼ同時にジョンスが突っ込んできた春香を発勁で吹っ飛ばした。
二人同時にノックアウト且リングアウト。
戦艦・死国から文字通り叩き出された。
「ここの強度はどうなっているんだ、祐一郎?」
悪魔将軍はぼやく。
先程ラオウとの戦いといい。
緑間のシュートで壊れたり。
今しがたの出来事だったりと……もしかすると結構脆いのかもしれない。
ロワの最中で作った急造品の戦艦だから、多少はね?
「なんだ、ここはァ……バケモノ共の巣窟か?」
目の前にいるのは敵は平等院だけではない。
ジョンスの直感で分かるレベルの得体の知れないバケモノがさらに二人もいる。
さっきの拳王といい、鎧の女といいここまでの強者がいる。
それだけではない。
衝撃のアルベルト、ラーメンマン、烈海王……仲間にまた強い者たちはいた。
元の世界で『現代最強の男』と呼ばれていてもこのロワではまだまだ上がいる。
そいつら全員が違うとこからきたバケモノだ。
大きく息を吐き、空気を吸い、全身に酸素を行き渡らせる。
そして、リング上で再び構えを取るジョンス。
「平等院よ、そいつは超人拳法の使い手か?」
「いや、ただの人間だ―――かなり強いな」
「ほう……ん? ハクメンよ、どうした?」
「……その男は狩るに値しない……私が斬るのは『悪』のみだ」
リングを降りたハクメン。
そして、鳴神を鞘に収めて静かに戦況を見つめる。
……と、見せかけて別の所にいった。
「俺の相手はお前だ……オッサン」
「俺はまだ高校生だ……!」
「!?……名前をまだ聞いていなかったな、俺はジョンス・リーだ」
「テニスプレイヤー、平等院鳳凰だ」
「ふざけた名前しやがって……! まっ、いいわ……!!
どうせ次の『一撃』だ、行くぞ……平等院、鳳凰ッ!!!」
平等院は超人でもストリートファイターではない。
彼は超一流のテニスプレイヤーである。
十球同時の打球音。
それぞれの打球が光っている。
「テニスをなめんなよ……ジョンスゥゥゥリィィィ!!!」
頭部。右肩。左肩。右手。左手。
腹部。鳩尾。右足。左足に目掛けて飛んでいくテニスボール。
「捌き切れねぇ…………わけぇだろォッ!」
打撃。打撃。打撃。打撃。打撃。
打撃。打撃。打撃。打撃……飛んできたテニスボールを発勁で弾……けない。
ジョンスの身体が回転しながら吹っ飛ぶ。
今までの打球ならば全て受け流したり、弾き返せた。
「光る球(デストラクション)だ……それを受けた時点で貴様の敗北は決まっていた……!
いくら貴様が一撃に特化していたとしても全て打ち返せなれば、俺の『勝ち』だ……!」
勝ったのは平等院。倒れたのはジョンス。
「さらばだ……八極拳士ジョンス・リー……!」
直後、平等院の身体は崩れ落ちるように倒れた。
その腹には一球のテニスボールが構えたラケットのガットを突き破り刺さっていた。
たった一球だけ返された。
ジョンスの『一撃』は平等院に届いていた。
一球の光る球(デストラクション)を打ち返されたのだ。
「おい、そこの熊公、ハチミツくれ」
「断る」
「滅び……「どうぞ」」
平等院はプニキからハチミツを強d……貰う。
休もうとする平等院にムギさんは問いかける。
状況確認は重要なのだ。
「ところで平等院君、ラオウさん達は?」
「奴らなら……恐らくは上で戦っているだろう……無論、ここの強度がもっていればな」
「確かに妙にここは脆弱ですからね、デューオさん早く直して死国を強化してください、一時間くらいで」
『は、はい(さっきより短くなってる!?)』
「あと川崎さん!」
「なんだい?」
「そのジョンスさんとやらを縛っといてください、拷問して情報聞き出しますから」
【
二日目・9時00分/大阪・死国】
☆【
琴吹紬@けいおん!】 状態:左手骨折/思考:皆さんのためにも死国のシステム復旧を急ぐ
☆【川崎宗則@現実?】 状態:健康/思考:とりあえずデューオを応援する
☆【プニキ@くまのプ○さんのホームランダービー】状態:健康/思考: 契約外なので戦闘はパス
☆【デューオ@ロックマンエグゼ4】 状態:HP満タン/思考:死国のシステム復旧を急ぐ
※美鈴に気功を流されたことによって死国の迎撃装置と自己修復装置が一時的に麻痺しています
※テラカオス・ディーヴァがカオスロワちゃんねるに書き込んだレスをまだ見ていません
※すっごく頑張ってます。必死です。
☆【悪魔将軍@キン肉マン】 状態:ダメージ(小)/思考:『あやつ』の抹殺の前に騒ぎを収める
☆【平等院鳳凰@新テニスの王子様】 状態:ダメージ(大)、ボッコボコ/思考:休む
○【ジョンス・リー@エアマスター】状態:気絶、拘束、ボッコボコ/思考:…………。
―――優ちゃん……
―――春香……
―――好きだよ。
―――私も……。
落ちていく二人は……何度も何度も唇を重ね合わせる。
もう長くはないと、本能で気付いていた。
二人は世界一幸せなキスをして、その命を終了した。
【高山春香@桜Trick 死亡確認】
【園田優@桜Trick 死亡確認】
「…………」
無言で二人の首を刎ねたハクメンに後悔の念などない。
二つの『凶(マガト)』を断ち切った。ただそれだけなのだから。
「…………来るか、『風鳴翼』」
最大の『凶(マガト)』はもうすぐこの地に来る。
それを断つべく、ハクメンは市街地に向かい走り出した。
【二日目・9時00分/大阪市街地近く】
☆【ハクメン@BLAZBLUE】 状態:ダメージ(小)/思考:『悪』を滅する
最終更新:2015年09月17日 11:07