「アチョ! アチョ――ッ!」
「フン!!」
ラーメンマンの華麗なる足技をラオウの剛の拳で防ぐ。
ラーメンマンの戦い方は北斗の次男の柔の拳に酷似している。
だからこそ対処法はわかる。
一番の難敵は『トキ』であったからこそ。
……ケンシロウ? ああ、ありゃもう一つ上の次元だよ。
ラオウじゃ勝てる要素は無想転生を習得するくらいしかない。
(あのドジョウヒゲ隙がないわね)
MEIKOはラーメンマンの戦い方を観察し、何か弱点を探す。
ピッチャーとしてバッターの癖を見抜くことは重要である。
だが、鍛えられたMEIKOの観察眼をもってしても見極められない。
「ラーメンマンとやら、うぬは何故戦う?」
「――私たち正義超人の矜持は『戦いを通じてわかりあう』ということだ。
無論、ラオウ……貴様ら拳王軍ともだ」
「ほう、それはこの拳王の心をも理解するということか?」
「そうだ!」
再び構えを取る両者。
ラオウの構えは無双の北斗神拳。
対するラーメンマンの構えは超人拳法。
「「 い く ぞ ! ! 」」
再び両者の拳が交錯する。
連打。連打。連打。
連打。連打。連打。
連打。連打。連打。
連打。連打。連打。
躱し、防ぎ、受け流す。
連撃。追撃。防御。相殺。
両者の嵐のような攻撃を共に尽く防いでいく。
ラーメンマンの華麗なる連続攻撃をラオウは己の拳一つで防ぐ。
まさに絵に描いたような【剛vs柔】。
互いに引けぬ理由がそこにはあった。
ラーメンマンの活人拳とラオウの殺人拳はほぼ互角であった。
「フン!」
「リャァーッ!!」
二度、三度……拳と脚が激突する。
その度に大気が震える。
(吹っ飛ばされる……ッ)
MEIKOはその場に留まるの必死だ。
デカオたちは何人かが吹っ飛ばされたが対して問題なかった。
アルベルトや美鈴の死体は軽く吹っ飛ばされ、海に落ちた。
この間に吹っ飛ばされたデカオの何人かが戻ってきた。
(いや、ここまで揺れるのは何かおかしい!)
揺れている。
揺れているのはこの戦艦自体だ。
「二人共、無事ですか!」
「タクア……ムギちゃん監督? そんな慌ててどうしたのよ?」
「いえ、MEIKOさんほど落ち着いているのもどうかと思います!」
「エース投手だからね」
そこに大慌てで紬がやってきた。
しかし、MEIKOはそれでも動じなかった。
「で、何しに来たの?」
「祐一朗さんとシュトロハイムさんとアドラーえもんさんが……死にました」
「!? なん……だと……!」
これには流石のMEIKOも驚いた。
あの半分以上機械のボディだった男たちがこうもやられてしまうとは……
自身はボーカロイドであるが、それでもボディの頑丈さは彼らの方が断然上であった。
「まさか……さっきの揺れって?」
「お察しのとおりです……格納庫で大爆発が起こり……祐一朗さんたちは……」
「…………………そう」
MEIKOはあまり悲しまなかった。
いや、悲しいという感情を必死に抑えていた。
緑間の時もそうだったが……やはり、仲間の死は悲しい。
しかし、この悲報を聞いて感情的になり、一人涙を流す男がいた。
「……この拳王にもまだ涙が残っていたとは……」
(また泣いてる……)
ラオウは号泣していた。
祐一朗……自分を信じて、紅白戦では四番に据えてくれた男。
シュトロハイム……常にやかましかったが、常に軍の士気を上げ続けた男。
アドラーえもん……よくわからない男であったが、不思議な道具を使う男。
配下であると同時に……ラオウはそれなりに信頼していた。
野球というスポーツを通じて、この男に変化が起こったのかもしれない。
「ラオウ……貴様、泣いているのか……?」
ラーメンマンの動きが止まっていた。
ラーメンマンは今でこそ正義超人、アイドル超人の一人であるが。
かって世界最強の残虐超人と呼ばれて恐れらていた。
しかし、キン肉マンたちの戦いが彼を変えた。
「……戦いを続けるぞ! ラーメンマンよッ!!」
「待て、ラオウよ! 貴様はこの殺し合いに乗っているのではないのか!!」
「愚問だな……この拳王は一度たりともあの主催者共に従ったつもりはない!」
「何……?」
涙を振り切り、ラオウはラーメンマンに迫る。
「お二方、待ってください!」
「ぬぅ、止めるな、ムギちゃんよ!」
しかし、その間に紬は割って入る。
(……あまりにも早い移動スピード、私じゃなきゃ見逃しちゃうね)
「確かラーメンマンさんでしたか?」
「そうだが、君は?」
「私は
琴吹紬と申します……ジョンスさんと悪魔将軍さんから貴方の話は聞きました。
貴方と殴り合いではなく、話し合いをしたいと思いここまで馳せ参じました」
「悪魔将軍だと……?」
「はい」
「呼んだか?」
「!?」
その威圧感は本物であった。
モンゴルマンの時、レフリーもやっていた。
その時と同じ……いや、今の悪魔将軍はその時以上の凄みを持っている。
正義超人。
悪魔超人。
そして、タクアン。
この三人がこの戦場に集結した。
◆ ◆ ◆
しばらく話をした。
その間、飛んできた砲撃は遅れてやってきたプニキやムネリンが打ち返した。
あまりも多すぎる砲台はMEIKOの新魔球『ライジングMEIKOキャノンMk-2』で破壊した。
その際、ホワイトベースの駆動部に着弾したのをMEIKOは見逃さなかった。
「これで少しは大人しくなるといいけどね」
MEIKOは再びぼやく。
かなりムカついていたが、そのせいもあって起動エンジンには当てられなかった。
平常心の状態だったら、ホワイトベースの指令室をも狙撃(野球ボールで)出来たであろう。
「先に仕掛けてきたのはホワイトベース側だと?」
「はい、祐一朗さんたちの話を聞いたりしたちところ……
私の推測ではネットの悪意ある風評被害を受けてこうなったこと思います」
「フン、正義超人とはこうも騙されやすいものなのか?」
「……だが、悪魔将軍は何故ここに……?」
「『あやつ』が死者スレを統括している、私はそれを阻止せねばならぬ。
そのためにはまずは愚かな主催者共を殺す」
「でも、ここ(大阪)は離れた方がいいですね」
「ぬぅ、何故だ、ムギちゃん」
「東京に向かいましょう『虎穴に入らずんば虎子を得ず』です」
「虎ならば殺せばよかろう!」
「一理あるわね」
脳筋二人は放っておいてムギちゃんは話を進める。
「その前に熱斗君たちを回収しないといけないですね」
やるべきことは熱斗たちを回収して東京に向かう。
東京ですべきことはさらなる戦力増強である。
そして、主催者を倒して、真の黒幕を殺す。
「我々は一旦、ホワイトベースに戻るとする」
「でも、そんなことしたら……」
「まァ、そんときゃそんときだ。
どうなろう構いやしねぇよ……。
拳王のオッサンや悪魔将軍とも一度やってみたかったが仕方ねェ……」
「フハハ! この拳王どんな相手だろうと戦ってやろう」
「ついでに平等院、死ぬんじゃねェぞ」
「フン……」
そして、ラーメンマンとジョンスはホワイトベースの方面に向かっていった。
【
二日目・10時00分/大阪・死国】
【甲板】
☆【ラオウ@北斗の拳】 状態:ダメージ(中)/思考:熱斗たちを回収して東京に向かう。
☆【MEIKO@VOCALOID】 状態:ダメージ(小)、/思考:野球がしてぇ……
☆【大山デカオ@ロックマンエグゼ】 状態:全員フルボッコ/思考:やっぱり応援に回る
☆【悪魔将軍@キン肉マン】 状態:ダメージ(小)/思考:『あやつ』の抹殺の前に騒ぎを収める
☆【平等院鳳凰@新テニスの王子様】 状態:ダメージ(大)、ボッコボコ/思考:ちゃんと休みたい
☆【琴吹紬@けいおん!】 状態:左手骨折/思考:死国のシステム復旧は諦めて、高速艇の準備
☆【川崎宗則@現実?】 状態:健康/思考:とりあえずデューオを応援する
☆【プニキ@くまのプ○さんのホームランダービー】状態:健康/思考: 契約外なので戦闘はパス
☆【デューオ@ロックマンエグゼ4】 状態:HP満タン/思考:死国のシステム復旧は諦めて、高速艇の準備
※テラカオス・ディーヴァがカオスロワちゃんねるに書き込んだレスをまだ見ていません
※すっごく頑張ってました。必死でした。
○【ジョンス・リー@エアマスター】状態:ボッコボコ/思考:どうすっかな……
○【ラーメンマン@キン肉マン】状態:ダメージ(中)/思考:殺し合いを止める
一方、そのころ……
「イヤーッ!!」「グワーッ!!」「イヤーッ!!」「グワーッ!!」「イヤーッ!!」
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「イヤーッ!!」「グワーッ!!」「イヤーッ!!」「グワーッ!!」………………
おお、ゴウランガ! 見るがいい!
これがイマジンスレイヤーの力である。
迫りくるミラーモンスターを己の右腕だけで殴っては殴る。
イマジンスレイヤーのカラテは完全に目の前のジョーカーを上回っていた。
実際強い。
(主催本部の救援は!? こんだけピンチなんだぞ!?)
新城のその願いは……届かない。届くはずがない。
届いたとしても、ユウキ=テルミが「誰がテメェら程度の奴助けるかっての?」程度であしらわれるだろう。
裏切ることに定評があるユウキ=テルミをわざわざ主催側に招いたのは果たして、それはなぜなのか……?
「『フウマ=サン、新城=サン、ハイクを詠め!』」
「くそッ!!」
捨て身のやけくそである。
「Wasshoi!」
向かってきた二人に対して、イマジンスレイヤーのカウンターだ!
イマジンスレイヤーの右足が超速度で連打される。
ブロッキングなどさせない情け容赦がない正確に、一秒間に約七発の速度で。
「「サ、サヨナラ!?」」
二人はしめやかに爆発四散。
こうして、イマジンスレイヤーは二人の怪しい男を撃破したのであった。
【新城直衛@皇国の守護者 死亡確認】
【風魔小太郎@戦国BASARAシリーズ 死亡確認】
「ふぅ、なんとかなったようだな」
『そうだな』
クロスフュージョンを解いた。
疲労はしている。
戦闘後で『状態:健康』などとは許されない。
死ぬ寸前ではない。
しかし、今休むべき時ではない。
離れ離れになった仲間たちと合流を急がねばならない。
結構な時間が経過した今、仲間たちもピンチかもしれない。
その時である。
「ジョジョ、大丈夫か!?」
「あ、貴方は……ダイアーさん! とディおじさん!」
「ディおじさんではない! ディオだッッ!!!」
無事、応急処置を終えた二人が来た。
死に体からそこそこに体力を回復した二人。
そして、それなりの治療道具を持ってきた。
二人は見事の気配遮断で激戦をこっそり避けながらも南側から北側に来たのだ。
「今から治療を早く……」
「いや、それよりも皆のところに早く……」
「ダメだ、戦いにおいては死人よりも怪我人の方が足でまといになる!
君はまだ戦える、少しでも怪我の治療に務めるんだ!!」
「ダイアーさんの言う通りだ、ジョジョ!!」
「そ、そうですか……分かりました……」
渋々、上条さんの体力回復のために一先ず彼らは近くの繁華街に入っていた。
【二日目・10時30分/大阪市街地】
【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
【状態】全身にダメージ、不幸、首輪解除、本気モード
【道具】シンクロチップ、他人のデッキ(「ぬばたま」デッキ)
【思考】基本:あのAA
0:仲間たちと合流したいが、今は体力の回復に務める。
1:ネットバトラーの一員として主催やマーダーと戦う
2:それにしてもあの怪しい二人組の正体は……?
【シャドーマン@ロックマンエグゼ】
【状態】HP半分
【装備】ムラマサ
【道具】なし
【思考】基本:新しきお館様(上条)に従う
1:敵は殺す、慈悲はない
2:ようやく乗り気になったようだな、お館様
※PETの中にいます
【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】死にかけから立ち直ったので問題ない、首輪解除
【装備】PSP(デューオ抜き) 、十徳ナイフ
【道具】支給品一式×3、シンクロチップ
【思考】基本:ネットバトルとベースボールを極める
0:主催を倒すのはラオウではない、このディオだッ!
1:ジョースター家を手に入れる
2:ジョジョより優越感を得る
3:熱斗達にネットバトルを挑むのは後回しだ!
4:デューオがいなくても、勝つのはこのディオだッ!
5:シンクロチップを手に入れたし、デューオとクロスフュージョンしたい
【ダイアー@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】割とダメージがあるが少し回復した、首輪解除
【装備】イカ墨とパスタ@現実
【道具】支給品一式、治療道具、その他不明
【思考】基本:主催を倒す
1:ディオとかいう奴も倒す
2:仲間との再会
3:ストレイツォ……
※ディオを『吸血鬼ディオ』と思っていません。
※何か見ましたが、別に物語とは関係ありません。
最終更新:2016年09月01日 17:28