沖縄、早期に禁止エリアにされたため誰も来ることがなく静かだった場所。
だがその地で一人探索する存在がいる、それは霧切響子を中心とする結界によって沖縄まで押し出された人物。
そう、テラカオス・ディーヴァだ。結解の外にはじき出されて以来沖縄を探索していたのだ、
「はぁ、分かっていたことだが何もないな」
何もない、本当に何もないのだ、人はおろか道具もないのだ、きれいさっぱりに。
それもそのはずだ沖縄は禁止エリアに指定されていらい秘密裏に
主催陣が道具を全部回収していったのだ。
「とはいえこれでは結界が消えるまで何もできることがないではないか」
12時30分も過ぎてもなお残る結界はディーヴァの力をもってしても破れないのだ、
とは言えこのまま弱まっていけば破れるようになるわけだ、
しかもそのことはディーヴァもわかっているため大人しくしている。
「…………ほんと、どうしようか」
予言の書は海にポイ捨てしてしまったため暇を潰すものすらなくなっている、
まぁ、彼女にとって予言の書は自分が救済するというプライドを持っているディーヴァにとって邪魔でしかなかったのだ、
それで少しは清々しているがやはり暇なものは暇だ。
「うーむ、やはり救世主たる者もっとかっこいい登場の仕方をするべきか?」
そして完全に暇になってしまったディーヴァは厨二病が出てきていた。
別段空腹と言うわけではないので捕食願望が鳴りを潜めているためでもあり、
暇を紛らわせるためでもある、だが少しは本音も混じっているだろう廚二病だし。
「だとすればあれだな、かっこいい登場にはかっこいいセリフも必要だろう」
そうして登場の仕方やら、セリフやらをまじめに考えるようになり、時にはポーズも取ったりする。
更にセリフと共にポーズを決めたりと色々とやりたい放題だ、
その中には手に入れた力を使って演出し登場するパターンもある。
「こう……いやこうか」
なかなか納得できるものが作れないのか苦戦しつつ作り上げていく、
今この瞬間は彼女が救世主ではなくただ一人の存在として過ごしている時間でもあった。
「……ん、空が?」
しかし何か異変を感じ取ったのかディーヴァは空を見上げる、
いつもいつも同じような空が今は違うような感じがして、
だが、そらは変わらない、晴天、この殺し合いが行われているとは思えないほどの晴天であった。
「空は変わらないな」
そう呟き、自分の異変は勘違いであったのだと思い再び練習に戻る、
だが、彼女は、それにまだ気づいていなかった。
彼女が観ずいた異変は決して間違いではなかった、だがあまりにも一瞬過ぎたので彼女は間違いだと思ってしまったのだ、
それこそが『ソレ』が確実に生まれるには必要なことだったのである。
そう、彼女のミスは一瞬でもその異変に気付いてしまったことだろう、
だがそれをミスと言うにはあまりにも理不尽であった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
沖縄のとある場所に、それは生まれた。
全身が黒い黒い存在、今はまだ形を作っているのかもやもやとしている。
そのもやもやは色々な形に姿を変えていく、それは動物であったり植物であったり機械であったり、人であったりだ。
だがどれも気に入らないのかすぐに崩れて再び再構築する。
そしてそれから何分か経過して、それはついに形を得た。
選ばれた姿は――テラカオスディーヴァだった。なぜソレがディーヴァの姿を選んだのかは不明だ。
段々とテラカオスディーヴァの姿を構築していく、そして構築していく中で沖縄に不思議なことが起きたのである!
まずは地が震えた!それもただの震えではない、それは東北地方に起きた巨大地震のごとき震えである!
そしてさらに、沖縄を中心とした空に異変が起き始める。
空が、それはそれは黒く黒く、おぞましいほど黒に染まっていく、沖縄の空の黒は本州からでも目視が可能だった。
そして霧切響子を中心とした高円範囲の結界も軋みを上げていた。
だが最も注目すべきところがある!読者の皆さんの中にTC計測装置を持つお方はおられるだろうか?
いるのならば計測装置を見てもらいたい、そこには驚くべき数値が記録されている!
否、否である!その計測器のTC値はもはやメーターを振り切れているではないか!
なぜそうなったか!そう、それはすべてこの存在が顕著したからだ!この存在こそが元凶なのだ!!
そしてその者が完全に姿を構築するだが、その姿は確かにディーヴァの物だ、だが、だが!その色は人の物ではない、全てが黒くおぞましいものだった。
「…………………」
ゆらりとその者はテラカオスディーヴァがいる方向を見定める。
その顔も黒く塗りつぶされて、表情をうかがい知ることはできない、
ただ無表情に歩き、加速し、一気に音速を突破した。
そしてこの存在が完全に表れたことにより、沖縄の崩壊速度が速まった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「なんだ……あれは……」
異常に気づいたディーヴァは空を見上げ驚く、
それも当然だろう、そらが黒く黒く塗りつぶされているのだから。
本来であるならば青い青い空、だが今は見るも無残すぎる姿をさらけ出していた。
「……このままではこの島が滅ぶな」
ディーヴァは少し考えてそのように結論を出した、だが結論の根拠は勘である、
ではなぜ勘だったのかは、彼女が
テラカオスであるかかもしれない。
「だが、その前に、やらなければな」
そう、何故か結界の崩壊が加速したことによりもはやディーヴァが壊せるほどに弱まっていた。
だが今回、ディーヴァは外に出ようとはしなかった、
本来であればありえない行動だ、だがディーヴァは感で分かった、自らに向かう存在のことを。
それは一瞬であった、一瞬で己の目の前にその存在が現れた。
「………………」
それは自分と同じ姿であり、だが何もかもが違う存在。
ディーヴァはその存在に油断することなく、剣を構える。
「お前は何者だ」
「…………………」
ディーヴァがその者に問いかける、だがそのものは答えない。
いや答えられるかもわからない、だがディーヴァは一応確認の為に言ったのだ。
(この存在、シャドウと名づけよう、だが何だこの違和感は)
ディーヴァが油断せず直ぐに戦いに入らないのはこの存在から何か感じるのだ、
それは同じテラカオス?確かに同じテラカオスのような気配もある、だが何かが違うのだ。
そう、同族意識を持てない、それどころかこの存在とは相いれないような気すらするのだ。
(なぜだ?何故この存在とは相いれないと思う?)
ディーヴァにすらこの感情は分からなかった、なぜシャドウと相いれないのか分からないの奇妙な感情。
(……ああ、だがそんなことはどうでもいい)
ディーヴァはそれらの感情全てをどうでもいいと切って捨てたのだ。
それは自らの感が言っているのだ、シャドウの存在を許すなと。
(シャドウは危険だ、何故か分からない、だが!ここで滅さなければならない!!)
ディーヴァがそう決意を固めていく、シャドウだけは放置してはならないと滅さなければと。
徐々に心の感情も、理性すらもそう叫んできた。
「お前は食わない、お前を食らうことはない、何故なら
お前を殺すからだ
いや、殺さなければならない」
ディーヴァが食らわないとすら言った、救済を捕食として実行しようとしている存在がである。
それほどまでに、シャドウの存在を危険視しているのであろう、それほどまでに生かしておいてはならないのだろう。
ディーヴァがサタンサーベルを構える。
「…………」
だがシャドウはそれにおびえる様子も見せず、悠々と立っている。
それがさらに不気味さを滲ませていた。
「………」
「………」
双方動かずに、睨みあっている、先にどちらも動かずに睨みあう。
ディーヴァは脚を少しずらし、動きやすい形を作る、それは格闘家たちの技術を自己流にアレンジしたものだ。
幸い剣に関してはディーヴァの元となった風鳴翼が使っていた記憶があったためなんとかなったのだ。
「……はぁッ!」
先に動いたのはディーヴァだった、前述していたように構えを作っていたのは先制攻撃をするためだったからだ、
そのかまえてディーヴァの基礎身体能力により一瞬と言っていいほどの速さでシャドウに接近する。
しかしシャドウは変わらず悠然と突っ立っている。
「…………!!」
それに油断せず、喜びもせず自身の最大級の振りかぶりによる斬撃をシャドウに食らわせようとして――
ディーヴァが吹き飛ばされた。
「なに!?」
シャドウが吹き飛ばす動作も何もなく唯々吹き飛ばされた、それにディーヴァは唯々驚愕をする。
そして姿勢を制御し着地しようにもできなかった、それほどまでに吹き飛ばす力は強大だった。
更にその吹き飛ばしが発生した直後TC値がまた異常な指数を記録したのだった。
「グッ……!」
地面に勢いよくぶつかったディーヴァであったが地面からジャンプするようにして体勢を立て直す。
そしてシャドウを見てみれば、左手に何かを生成しているように見えた。
そして生成されたのは剣、ディーヴァが持っているサタンサーベルと同じ形をした剣が生成されていた。
「……無茶苦茶な」
それは無茶苦茶の権化であるディーヴァですら悪態を付くほどの、ものであった。
だがこれを見たことによりディーヴァは相手が自分を摸写しているとそう思い至った。
(だとすれば厄介だな、相手は私の能力を模写したことにもなる
ならば私が今まで捕食した者の能力も使えるということになるな)
そう、自らが食らってきた者たちの能力、それらすべて合わさっているとなれば自分ですら厄介と思える
だがそれと同時にディーヴァはもう一つのことを思った。
(だが、シャドウを倒せば私はさらなる力を得ることが出来る、確実に!)
そう、何故だかそう確信するのだ、シャドウを倒せばディーヴァはさらなる力を得られると、
そのような確信が生まれている。
「…………」
シャドウが剣を試すように振った、すると振られた方向にあった海が割れた。
割れた時間はごく数秒であったが、それは確かなことだった。
「容易ではないがな!」
シャドウとディーヴァが勢いよく動き出す、ここに災害と言っていいほどの戦いが本格的に開始された。
そして沖縄県は何時まで持てるのだろうか。
【テラカオス・ディーヴァ@テラカオスバトルロワイアル十周目】
【状態】健康、首輪解除、救世者としての自覚、厨二病、火水土風木電聖耐性(強)、薬物耐性(弱)、闇核属性吸収、嗅覚と聴覚、肉体強化、有翼、キングストーンにより徐々に能力向上
【装備】シンフォギア・天羽々斬?(異常に禍々しく変化)@戦姫絶唱シンフォギア?、キングストーン、サタンサーベル
【道具】支給品一式 、スマホ、ストロング・ザ・武道の竹刀、予言の書(本物)
【思考】基本:世界をカオスにする
0:シャドウを殺す。
1:拳王軍を追跡し、救う(喰らう)
2:この宇宙から全ての者を救い尽くす(喰い尽くす)
3:攻撃力だけでなく、脆い肉体を強化できる者(ダオス等)を喰い、より高みに至りたい
4:何故皆救済を拒む? まるで意味が分からんぞ?
5:私はまだまだ弱い、もっともっと強くならねば……!
6:高いエントロピーを持つ霧切はいつか救いたい(喰いたい)
※風鳴翼・佐村ガウスフレミング02・天海春香・はるかさんの能力を継承しました
※テラカオスとしては未完成のため、テラカオスバトルロワイアル十周目の死者の能力は現在使用不能、進化すれば使えるようになるかもしれません
※風鳴翼の容姿や人格を色濃く受け継いでいます、ただし、進化するにつれて失われる可能性があります
※ダルメシマンの人間の1京倍の嗅覚、ゼブラの聴覚と音操作能力を特に強く継承しました
※02氏の書き手としての能力を消失しました
※テラカオス候補者の一人である多木を食らった結果として力が大幅に増しています
※ニアラ×7及びVFDより、真竜の強靭な牙及び強烈な捕食衝動を色濃く継承しました。
これにより、空腹時は乗り物デザイン等の厨二病よりも捕食願望が優先されます。
※同じく真竜より、毒花フロワロ散布能力を継承&発動させました。現状関西及びディーヴァが向かう先に散布されています
※VFDを喰いましたが、ニアラ×7では他の真竜全ての代わりにはならないため第七真竜にまでは至っていません
※ジョンス及びラーメンマンより、多数の戦闘技術を継承しました
※キングストーンによって徐々に能力が向上しています(ただし空腹は収まりません)
【テラカオス・ディーヴァ・シャドウ@テラカオスバトルロワイアル十周目】
【状態】テラカオス・ディーヴァと同じ
【装備】サタンサーベルを摸写した剣
【道具】不明
【思考】基本:??????
0:???????
※シャドウが現れた沖縄ではTC値が増大しています。
※ディーヴァの捕食した能力もこみで持っているようです。
※沖縄にて異常気象が多発しています、更に空が黒に染まり本州からでも確認できます
※沖縄の道具は主催が回収したようです
最終更新:2017年05月19日 17:17