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ここ、東京都伊豆大島基地にある主催者用のルーム。そこには生き残りの主催であるジャック・Oとココ・ヘクマティアル、
ついでにメフィラス星人が居た。
今彼、等が何をしているのかと言うと生き残った特務機関員の確認と招集、つまり九州ロボに乗り込むための戦力集めである。
しかし、その戦力集めであるが中々うまくは行っていなかった。

「………ダメね、彼の反応も消失しているわ」
「こちらも同じだな、有力な者の反応を確認してみたが消失している」

そう言って二人ともそろってため息を出した。
まぁ、それも仕方のないことで招集に応じないのは予想していたし死んでいることも予想していた。
だが、確認して分かったことだが多くの特務機関員が死亡している状態なのだ、これでは安倍討伐し九州ロボ奪還どころではない。

「皆さん、お茶が入りましたよ」
「ああ、すまないメフィラス頂くとしよう」

戦力招集が詰まっている中、メフィラス星人がお茶を持ってきたことにより二人とも作業を一旦やめ休憩することとなった。

「ふぅ、中々おいしいわねこのお茶」
「うむ、今までの疲れが和らいでくるな」
「おほめにあずかり光栄です」

何だかんだ特務機関員探しで疲れた二人には、メフィラス星人の持ってきたお茶は癒されるものであった。
そして二人がお茶を飲む終わりメフィラス星人が紙パックをクローンヤクザに渡し終える。

「それで、どうでしたか他の特務機関員の招集は?」
「あまり芳しくないわね」

メフィラス星人の疑問に対してココが答えた。

「多数の特務機関員の反応が消失していたのを確認したわ、恐らく死んでいるわね」
「……そうでしたか」

メフィラス星人はここの答えにがっくりと肩を落とす。
ここで戦力の補充が出来なければ少人数で安倍の所に向かわなければならない事態になるからだ。
安倍の実力が未知数な以上、それだけは避けたいのだ

「そう肩を落とすなメフィラス、生き残りこちらの招集に応じた特務機関員もいるのだからな」
「本当ですか?」
「うむ、紫いるのだろう?」

ジャックが虚空に向けて呼びかける。
すると、何もない空間に穴が開き一人の女性が現れた。

「呼んだかしら?」
「分かっているだろうに、メフィラス彼女は八雲紫、特務機関員の一員だ」
「よろしくお願いいたしますね」

優雅にメフィラスに対して挨拶をする、メフィラスもまた彼女に挨拶を返した。

「彼女は幽香の同じ場所の出身でな、幽香が接触、我々と協力していると聞き彼女もまた協力を申し出たのだ」
「だから貴方達に話したプロジェクトカオスの全貌も知っているわよ」
「最初は驚きましたけれどね、けれど世界ひいては幻想郷の滅亡を避けるために全力を尽くす所存ですよ」

本心からの言葉である、紫も与えられた情報で賢者と言われたほどの頭脳を駆使しプロジェクト以外の方法で滅亡を回避できないものかと試算した。
だがその方法は思いつけなかった、だからこそ彼女は幻想郷の住民すら全滅するかもしれない殺し合いに乗ったのだ、主催陣として。

「ですけど、今の私の戦力は大幅にダウンしていますけどね」
「と言いますと?」
「私には境界を操る程度の能力という強力なものがあるのですが、それが上手く操れなくなってしまっているのですよ、
 幸いスキマと呼ばれている移動に際する応用に関しては問題ありませんでしたが」
「恐らくは大災害の影響だろう、アレのせいでTCが多量に散布され、彼女の事象を操る系の能力が上手く作用できなくなったのだろう
 まぁ、ここら辺は説明が難しいゆえに強力な能力が使用に制限がかかった程度に考えてくれ」
「分かりました、それだけ強力な能力が制限されたのは残念ですが」

メフィラス星人は頷いた、詳細は省かれていたが聡明な彼には境界を操る能力がどれだけ強力なのか理解できた。
そしてそれが制限された残念さも。なお、これが彼女以外にも発生したのかは定かではない

「では、今まで何をなされていたんですか?」
「そうですね、このTCBRが始まる前にココ嬢に呼び出されまして、私の能力でこの伊豆基地の資材搬入などの諸々をしてほしいと言われたので、
 それを行っていました」
「姿を見せないと思っていたらそんなことをやらせていたのかココ……」
「しょ、しょうがないじゃないの!下手に船とかで運ばせたらバレるかもしれないでしょう!」

ココがあたふたと言う、実際このことに関しては紫を使ったのは間違いとは言えない。
何故ならここが先程言った通り何かしらの建築資材などを船などで運べばTCBR以前に基地がばれてしまう可能性もあった。
だが、紫のスキマは空間の境界を操り離れた場所同士を繋げることが可能なのでバレずに物資搬入などの諸々が行えるのだ。

「……まぁ、その件に関してはここで終わらせよう、それで紫こちらの招集に応じた特務機関員たちは?」


「彼等なら潜水艦でこっちに向かってきているわよ、スキマで直接こっちに送ってもよかったのだけどね」
「なるほど、分かったそれでこちらの招集に応じた者達のリストは」
「それなら、はい」

少しスキマを漁った後に二枚の紙を渡してくる、ここに書かれている者達が今回招集に応じた者達なのだろう。
ジャック・Oとココは二枚の紙を読み確認していく。

「ふむ……特に思想面では問題なしか、性格他も問題はなしと」
「実力にも問題はないようね、本音を言えばもう少し人数はほしかったけれど」
「そのような贅沢は言っていられんさ、この状況でこれだけ二人でも集められただけでも僥倖だろう」
「まぁ、そうだけど」

ジャックの発言に渋々と言った感じに同意するココ。

「どのような人物なのですか?」
「見てみればわかるさ」

そう言ってジャックは質問してきたメフィラス星人に紙を渡した。

「ふむ、ライダー変身者に機械生命体ですか」
「うむ、機械生命体の方は紆余曲折あり契約という形で特務機関に入っている」
「ライダー変身者の方は?」
「……いつの間にか特務機関員に入っていたのだ、いつの間にか」
「えぇ……」

ジャックから今回招集に応じた特務機関員たちの事を聞いたメフィラス星人は納得と困惑を受けた。
機械生命体の方は一応の納得でありライダー変身者の方は困惑である。

「ああ、彼……彼女?ね、よく分からない存在よ、変なこと言ってるし」
「は、はぁ?それはまた変わった人ですね」
「実際、会ってみればココ嬢やジャックの困惑も理解できますわよ?私も困惑しましたし」
(この言われよう、ほんとどのようなお方なのでしょうか)

ジャック、ココ、紫までもが困惑する人物にメフィラス星人の興味も上がってきたのであった。
そのようにして会話していると電子音が響く。
ココがポケットに手を入れ電子音が鳴っていたスマホを取り出しす、電話だったようだ。

「はいはい、なにヤン?」
『……マスター今すぐこっちに来てくれないか?大変なことが起きたんだ』
「大変なこと?……何が起きたの」

尋常ならざるヤンの雰囲気を感じココもその声を強張らせる。
そして、ココが声を強張らせたことを感じた三人も身が引き締まった。

『――ディーヴァの反応が消失した』
「!?」

ヤンが言ったその一言はココを大きく動揺させるに十分であった。
ディーヴァの戦闘能力は他のテラカオスに比べれば強大なものであり危なっかしい所があったもののその戦闘力は例え理不尽級であっても、
蹴散らせるほどのものがあった、だからこそそのディーヴァの反応が消失したことに動揺を隠せずにいた。
そしてその動揺を見て取ったジャックが並々ならぬことが起きたと感じた

「ココ、お前がそこまで動揺するということは何やらとんでもないことがおきたのか?」
「……ええ、ディーヴァの反応が消失したわ」
『!?』

その一言は三人にとても大きい衝撃を与えた、ディーヴァの強さはこの三人も知るところであるからだ。

「分かったわ、今すぐそっちに向かう」
『ああ、待っているよ』

そう言って電話が切れた、そしてココがジャック達三人の方向に向きを変える。

「そう言うことだから詳細な情報を聞きに司令室へ行くわ、ジャックは無論、メフィラスも一緒に付いてきてもらうわ」
「分かった」
「分かりました」
「紫は引き続き他の特務機関員の捜索と招集をお願いするわ」
「はい」

ココがテキパキと指示を出した後、ジャックとメフィラス共に部屋から出る。
その足取りは自然と速くなっていた。


◇ ◇ ◇


そして一方その頃、伊豆大島基地に向かう潜水艦内。
忙しなく動き回るクローンヤクザ達、その中でも一風変わった者達が潜水艦の待機室にいた。
それは紫が言った特務機関員の二人、機械生命体とライダー変身者だ。

「……遅いものだな」

そのように零すのは機械生命体の方、その名をメガヘクスと言う。この個体は機械惑星が大災害によって崩壊し緊急バックアップにより生き残った存在である。
そして今は契約という形で特務機関に入っている人材である。

「まったく、メガヘクスの技術力であればもっと早く出来たものを」

そのように愚痴をこぼしながらも大島基地に向かう潜水艦の中で待機する。

(それにしても……)

メガヘクスはチラリと自分の隣にいる存在を見る。
その容姿は魂魄妖夢にそのまんまそっくりであるが雰囲気が本人に似ても似ついていないのだ。

「タイマーストップ、今回の記録は7分40秒でした」
(誰に向かっていっているのだ?)
ゲームをクリアしタイマーをストップさせてゲームクリアした時のタイムを言うということをやる存在。
RTAをやっているこの人はbiim兄貴と呼ばれたRTA走者である。
それがなぜかバグスターとなった上に人の遺伝子が存在する為、ゲーマードライバーを使い変身できるようになっているのだ。

「今回の完走した感想ですが――」
(……やはり理解が出来んな)

メガヘクスはbiim兄貴と一緒になってから話しかけてはいない、話しかけてもこちらを無視する可能性が高いからだ。
まるでこちらを見ていないかのように。

(まったく、なぜこの者と一緒になってしまったのか)

そのようにして心の中でため息をつく。
そして数分が経過したところでメガヘクスは立ち上がった、biim兄貴とは一緒に居づらかったのだ。
気まぐれにに潜水艦内を散策するメガヘクス、すると一人のクローンヤクザが目の前を通り過ぎようとしていた。

「そこの」
「ハイ、何でございますか?」
「この潜水艦は何時、臨時基地につくのだ?」
「ハイ、あと三分でございます」
「そうか、分かった」

そう言い終えて再び散策を再開するメガヘクス、クローンヤクザはそれをお辞儀して見送った。

「しかし、主催の者達も情けないものだまさか本拠地を守れずに撤退する羽目になりさらには主催自身からも死亡者を出すとは」

先の九州ロボ陥落は当然メガヘクスも目撃していた。
その事に関してはメガヘクスは呆れていたのだ、しっかりとした戦力があった本拠地を何故守り通せなかったのかと。
攻めてきた戦力が超人血盟軍+αの精鋭ので致し方のないことだったのだがメガヘクスに戦力までの情報は渡っていない、
故に今のメガヘクスにあるのは主催への若干の失望だ、若干に留まっているのはもしものための基地を用意しておいたからだ。

「……とは言え、あの契約をしてしまった以上見捨てるわけにもいかんか」

メガヘクスが主催陣と交わした契約それはTCBRを終えた際、彼等の本体であった機械惑星再構築のための資源の提供であった。

(機械惑星の再建、それは確実になさねばならぬことだ全ての生命体を統一するためにも)

とは言えメガヘクスも馬鹿ではない、TCBRが終わった後の資源提供では機械惑星再建をすぐに成し遂げられるわけではない、
だからこそまずは宇宙船を作り機械惑星に相応しい星を見つける腹積もりである。

「だが未来の事ばかり考えていても致し方あるまい、まずはこの殺し合いを乗り切らなければな……何かきな臭いものを感じるがな」

メガヘクスもまた今まで集められた情報などによってこの殺し合いが唯の殺し合いではないと薄々感じている。
だが、その事に関しては頭に入れておく程度であり余り真相については聞こうとは思っていない、何故ならば消されるかもしれないからだ。
その事だけは避けねばならない、唯一生き残ったメガヘクスとして。その目的を果たすために。

二日目・15時35分/東京都海底・潜水艦内】

【メガヘクス@仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル】
【状態】健康
【装備】太極図@封神演義、ライドブッカー@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式、ネクロノミコン@クトゥルフ神話 、その他不明
【思考】基本:契約の為に主催の命令に従う
0:基地に着くまで待機。
1:本拠地陥落による主催に対する若干の失望。
2:この殺し合いなんだかきな臭いものを感じるが問い詰めはしない。

【biim兄貴@現実?】
【状態】健康、完全体バグスター、魂魄妖夢にそのまんまの容姿。
【装備】ゲーマードライバー@仮面ライダーエグゼイド、ガシャットギアデュアル@仮面ライダーエグゼイド
【道具】支給品一式、ガシャコンパラブレイガン@仮面ライダーエグゼイド、エナジーアイテム各種@仮面ライダーエグゼイド、じゅうべえくえすと
【思考】基本:RTA走者として誰よりも早く任務をこなす。
0:みなさまのためにぃ、こんな動画を用意しました。
1:ちょっと潜水艦おそすぎんよぉ~
※人の遺伝子があるためライダーの変身可能です。

※潜水艦はあと三分で大島基地に到着します。


◇ ◇ ◇

そして舞台は潜水艦から戻り、伊豆大島基地その司令室。相変わらず基地はクローンヤクザが忙しそうに動いていた。
そのような場面であってもヤンは紅茶を欠かすことなく、沖縄方面を注視していた。

「……今の沖縄は何もかもが異常だ、そしてその異常の原因は――」

ヤンが一つの紙を見る、そこには沖縄のTC計測値が記されていた。
ディーヴァ及びシャドウだった者が激闘を繰り広げた沖縄のTC値は異常なほど高かった。

「やれやれ、これだけ高ければ沖縄の全てがおかしくなるのもわかるよ、厄介なことになった」

そう言ってヤンは座っている椅子にてため息をこぼした。
そしてヤンが再び沖縄の画像を注視した時に司令室のドアが開いた。

「おっ、来たね」
「ええ、それでディーヴァの反応が消失したってどうゆうことなの?」

そのまま早足でヤンもとに歩いて行ったココは直ぐにディーヴァの件をヤンに聞いた。すぐ後ろにメフィラス星人とジャックもいる。

「それはこの映像を見てくれ」

そう言ってヤンは映像担当のクローンヤクザに目配せを送る。
すると一つの画面が切り替わり、録画していた監視映像が映し出された。

「これは?」
「13時50分、沖縄で捉えた健在だった頃のテラカオスディーヴァの映像だ」
「ふむ、……なぜディーヴァは沖縄から出ようとしていないのだ?」
「それに関しては分からない、なんせ捉えられたのがこの時間帯だったからね、けれど私の勘だが何等かの要因で出られないようになってしまったと私は思うね
 その要因がまだ分からないんだけど」

ジャックの疑問にヤンは己の勘による推測を話した。

「勘か、……今は名将の勘を信じてみるか、それに本題はそれではないのだからな」
「そうですね、何時頃、何故シャドウの反応が消失したのかが我々が知りたいことです」
「ああ、それならこの先の映像を見てもらえばわかるさ」

そうして映像が早送りとなりディーヴァが暇を持て余して救世主らしい登場の仕方などをしていた様子は早送りで流された。
ある程度早送りが流れた後にヤンが早送りを止める。

「さて、ここからがとても重要な場面だ、目を離さずしっかりと見てくれ」

ヤンの前振りに、三人は静かに頷いた。
その頷きを確認したヤンは映像を再生した。
最初はやはりディーヴァの暇つぶし映像であり、特に変わった様子はなかった、だが突如として変化は現れる。
空が黒く黒く染まりつつあった

「……空が?」
「まるで世界の終りのようね」
「冗談になっておりませんよココ嬢」

三者三様に反応する、そして映像が進み――テラカオス・ディーヴァ・シャドウが現れた
その瞬間三人に言い知れぬ悪寒が走る。

「なに、アレは」
「分からん、だが少なくともアレは私達の敵だ」
「ええ、侵略者であった私が言うのもなんですがアレは侵略者以上の存在でしょう」

三人ともシャドウの事を本能敵に敵として認識した、それくらいあの存在は全ての生命にとっての脅威なのだ。
そして、暫くの睨み合いの後にディーヴァがシャドウに仕掛けた、だがシャドウが吹き飛ばしを発動したと同時に映像が途切れた。

「……これが観測できた映像の全てだ」
「つまり、ディーヴァはアレにやられたってことね?」
「恐らくはね」

ココの疑問にヤンは肯定する。沖縄が禁止区域であり尚且つ人がいないことからそれしか考えられないのだ。
このことにココとジャックは頭を痛めた。

「この重要な局面でディーヴァがやられたのがとても痛いわ」
「そうだな、それにあの存在……敵性存在はディーヴァを倒した、それならばとても危険であり強敵だ、今の私達では対抗できるんだろう」
「全くだね、いや、主催陣営が全員揃っていて尚且つベイダー卿が若返った状態ですら怪しいと思うよ」

ヤンがそのように言う、そもシャドウはTCを纏った存在でありTCを突破するものがなければどのような理不尽級でさえシャドウであった者には勝てないだろう。
ならばヤンの戦力評価も間違ってはいない。

「まったく、安倍から九州ロボを取り返さないといけないこの時期になんて存在が出てきたのよ」
「愚痴を言っていても仕方ないよマスター、起きてしまったことはどうにもできないからね」
「その通りだココ、遺憾ではあるが敵性存在はしばらく放置するしかないだろう」
「九州ロボを取り返さないと始まりませんからね」

九州ロボの奪還に予言の調査、それともう一つ敵性存在に対する対策も必要となった。
その事にココは愚痴り、他三名がそれを宥めた。

「とは言え、今の所招集できた機関員は二人だけ、もっと数がほしい所ですね」
「期待が薄いけれどね~」

飄々とそう言ってヤンは紅茶を飲んだ、すると。

「アイエエエエエ!?」
「ブッ」

突如として上がったクローンヤクザの悲鳴に驚き紅茶を吹き出してしまった。

「何があった!」

ジャックが悲鳴を上げたクローンヤクザに向かって即座に反応した。

「ハイ!九州ロボが移動を開始しました!!」
「なんですって!」

突如とした九州ロボの移動開始の報告、それに対しココが驚きの声を上げた。

「クッ、まさか安倍があそこまで九州ロボを掌握しているなんて、ファクターの私でしか九州ロボは動かないはずよ……」
「ああ、だがそれと同時に九州ロボがどこに移動しているのか問題だ」
「今すぐ移動する場所の予測を」

ヤンの発言を受けてクローンヤクザ達が九州ロボの移動予測地点の検索に入る。
暫く、カタカタと電子音のみが響き四人はそれをかたずをのんで見守った。
そしてその電子音が止み、一枚の紙が出てきてそれをクローンヤクザが手に取った。

「これを」
「ありがとう……ふむ、なるほどね」

ヤンがその紙に目を通し、ココ達にその紙を渡した。

「……まさか、沖縄に!?」
「何を考えているのだ」

そう、九州ロボが行く先、それは沖縄だった。
その事に関して三人は訝しんだ、なぜ今になって沖縄に向かうのかと。

「今の沖縄にいそうなのは敵性存在だね、もしかしたらそれを感じたのかも?」
「だとすればさらに厄介なことになるわ、……早く決断しないといけないのかもね」

ココがそう呟き、モニターを見た。
もう、時間は残り少ないとそう感じながら。

【二日目・15時35分/東京都・伊豆諸島基地・司令室】

【ジャック・O@ARMORED CORE LAST RAVEN】
【状態】リンクスに改造
【装備】フォックスアイ(ネクストに魔改造)@ARMORED CORE、拳銃
【道具】ヒトマキナ・MS・TIEファイター×100
【思考】基本:世界滅亡を阻止するためにテラカオスを成長させ完成に導く計画を遂行する
0:残りの特務機関員を招集し、九州ロボを安倍の手から取り戻す
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは抹殺する
2:四条化細胞に多大なる期待
3:九州ロボを奪還次第、宮崎にある遺跡を調べる
4:なんとも厄介なことになったものだ。

【ココ・ヘクマティアル@ヨルムンガンド】
【状態】健康、九州ロボのファクター、ショタコン
【装備】ライトセーバー@STAR WARS、拳銃
【道具】商品(兵器)、、ダークスパーク@ウルトラマンギン、スパークドールズ(ダークザギ)、スパークドールズ(八坂真尋)、モブ兵士×1000、
     主催倉庫から持ち出した無数の支給品、カプセルサイズのASO-3、力を失ったドラゴンボール
【思考】基本:ヨナ達を奪った大災害を防ぐべくテラカオスを成長させ完成に導く計画を遂行する
0:残りの特務機関員を集め、九州ロボを安倍の手から取り戻す
1:計画のために殺し合いを促進させ、計画の邪魔をするものは撃つ
2:不足の事態に備えて予備のテラカオスを作り出すことも念頭に入れる
3:織莉子、キリカ、ごめんなさい……
4:真尋キュンprpr(テラカオスを完成させるまではニャル子に返さない)
5:どうやら決断の時は迫っているようね。
※スパークドールズ化した八坂真尋を戻すには、ダークスパークもしくはギンガスパークが必要です

【メフィラス星人@ウルトラマン】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品、ラッキョウ
【思考】
基本:アナキン達に従い、世界滅亡を防ぐ
0:ジャック達と共に安倍の手から九州ロボを取り返す
1:尊い地球人が死ぬのは不本意だが、全滅回避のために多少の犠牲は止むなしと考えている
2:アナキン達の計画で本当に世界を救えるのか見極める
3:救済の予言、果たして本当なのですかね?
4:なるべく暴力は使いたくない
5:この状況、どうしましょうか。
※特務機関員です
※プロジェクト・テラカオスの全貌を知りました

【飛影@忍者戦士飛影】
【状態】正常
【装備】武装一式
【道具】なし
【思考】
基本:主催陣営の命令に従う
1:待機する
2:ランカ殺すべし、慈悲はない
※支給品なので首輪はありません
※合身すると何故か忍殺語になる時があります。
※裏切者を感知すると自動で攻撃するようプログラムされています


【ヤン・ウェンリー@銀河英雄伝説】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
基本:サーヴァントとして召喚され、禄を組まれたためそれなりの義理は果たす
1:伊豆諸島基地の守備
2:出来れば平和が続いてほしい
3:さて、どうするマスター?
※サーヴァントとして呼ばれましたが宝具が使えるのか不明です。

※テラカオスディーヴァの死亡を把握しました、それによりシャドウだった者の存在も把握しました。

◇ ◇ ◇


そして、舞台は変わり基地のデッキ、そこに二人の女子、メディアと紫がいた。
二人は沖縄の空を見上げていた。

「……何、あの空はまるでこの世の終わりみたい」
「ええ、まったく、この世のものとは思えませんね……」

二人は沖縄の空を見て悪寒を感じていた、この世が終わるのではないかという悪寒を。

「あの辺りには近づきたくないわね、何が起こるのか分かったもんじゃない」
「ですがいずれ近づかないといけなくなるかもしれません」

その紫の言葉にメディアは目を丸くした。

「冗談、なわけないか、嫌なものね……」
「おや、貴方は諸事情によりこの地を離れられない故に気にしなくても良いのでは?」
「……アレが沖縄だけで済むと思うのかしら?」

逆にメディアに聞き返された紫はメディアが指さした方向、沖縄の空を見る。
そして首を振った。

「いえ、恐らくはさらに広がってゆくでしょうねアレはこの世を終わりに導くかの如く」

その紫の言葉にメディアは肯定するのかのように頷いた。

「マスター達はどこまで対抗できるのかしらね」

そうメディアの口からこぼれた言葉を聞いて紫はスキマを介して移動した。
この世を終わらせない為に、幻想郷を守りとおすために。


【二日目・15時35分/東京都・伊豆諸島基地・デッキ】

【メディア@Fateシリーズ】
【状態】健康
【装備】破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)@Fateシリーズ
【道具】不明
【思考】
基本:マスター(ココ)の指示に従い伊豆諸島基地を守備する
1:部屋に戻って模型でも作ろうかしら?
2:マスター達はどこまでやれるのかしらね。


【八雲紫@東方Project】
【状態】健康
【装備】傘、扇子、スペルカード@東方Project
【道具】ソロモンの指輪、仙豆×55@ドラゴンボール、ネビュラスチームガン@仮面ライダービルド、ギアエンジン@仮面ライダービルド
【思考】基本:幻想郷を守る為に主催を手伝う。
1:特務機関員たちの招集を行う
2:どのような事をしても幻想郷を守る
※境界を操る能力に制限がかかっています

◇ ◇ ◇



そしてここ九州ロボにて安倍は悩んでいた、己の強さにである。
確かに彼はテラカオスになったことによりその強さはそこらの参加者を蹴散らせる程度には強くなった。
だがしかしまだ足りない、まだ足りないのだ、この程度の強さではまだ負ける可能性が残る、だからこそもっと力が必要だと考えているのだ。
しかし、あいにく今の所自身を強化する手立てはない。

「さて、どうしましょうか」

九州ロボ掌握に関して一先ず区切りがふと浮かび上がってきたこの問題についてとても真剣に悩んでいた。
なお、救済計画のフォルダはそのプロテクトの硬さから後回しにされた。

「ううん、参加者たちを取りこめば済む話なのですが、今この九州ロボを離れるわけにいきませんしね」

そう、この九州ロボは主催の本拠地、バトルロワイヤルを運営をしていく中で絶対に誰かの手に渡すわけにはいかない。
旧主催陣もここに乗り込んでくるだろうからなおさらである。
それ故に安倍は積極的に外へは出ようとはしなかった、バトルロワイヤルの運営という思考が足を引っ張った形だ。

「………ふむ、参りましたね」

万事休すである、乗り込んでくるであろう旧主催陣を取りこめばいいのだろうが彼等もそれ相応に準備してくるだろう。
その時万が一にでも負ける可能性はある、だからこそその前に強化を終えなければならない。

「支給品も大部分を旧主催に取られてしまいましたし、まったく許しがたい行為ですよ」

支給品を奪った罪で辱めてやろうかと思い始めた時、安倍に何かが走った。

「これは……何でしょうか?」

そう言って安倍は沖縄の方へと向く。
それが何かは分からない、しかし強力なプレッシャーを感じる。
感じるのも当然だろう何故なら安倍はテラカオスである、ならばシャドウだった者を感じるのも当然なのだ。

「……ふむ、この方角を進めばその原因が分かるのですか?」

この強力なプレッシャーに当てられ、一つの事が思い浮かんだ。

「もしかすれば私を誰よりも強く出来るかもしれない」

確かにシャドウだった者は強力であり安倍が倒すことさえできればとてつもない力を手に入れられるだろう。
しかしだ劣化ディーヴァと言える安倍でどこまでやれるか不明なところであるが。

「それに、何やら見過ごせませんしね」

テラカオスの本能である、テラカオスとなった故に安倍もまたシャドウだった者を見過ごせぬ存在と認識したのだ。

「何はともあれ善は急げですね、いつ旧主催の連中が来るかも分からないですし」

そう言って安倍は九州ロボの移動を開始した、掌握作業に集中していたため移動に関しては自在に行えるようになったのだ。
この試み、はたして上手くゆくのだろうか、それは今は誰にも分からぬことだ。


【二日目・15時35分/九州ロボ】

【安倍晋三@TCBR1】
【状態】四条化、首輪なし、火水土風木電聖闇耐性(強)
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
基本:バトルロワイアルを続ける
1:九州ロボを完全掌握する
2:ダース・ベイダーやジャック・Oなどの旧主催陣を全滅させる
3:沖縄に向かい、プレッシャーの正体を探り自身を強化する
※主催を乗っ取りました
※旧主催陣を憎んでいます
※風鳴翼の能力を継承しました
※サーシェスの能力を継承しました
※ナノマシンが自壊しても生き残る可能性があります
※テラカオス化はしてますが、大災害の真相には気づいていません
※五大幹部によるテラカオスを使った救済計画(プロジェクト・テラカオス)の存在を知りましたが、中身は知りません
※シャドウだった者の存在に気づきました
最終更新:2018年02月21日 16:49